北海道ツーリング2014・その8 


十勝のほっかいどーな道。国道38号、豊頃あたりで

旅行期間:2014年8月4日〜8月15日 全走行距離2726km


■8月13日(10日目) 晴れ
 
 上士幌航空公園の朝。6時前に目が覚める。昨夜は結構冷え込んで、寒かったなあ。

 テントの外をのぞくと曇り空。

 深夜、トイレに起きた時は、ピカピカに輝く満月だったんで、そのうち晴れてくるかな。


広々としたフカフカ草地のサイト

頭上にバルーン登場!
 ゴーーッというバーナーの音が聞こえたので、なんやなんやとテントの外に出てみると、バルーンが一つ上がっていた。

 上士幌高校の朝練かと思ったけど、ちょっとデザインが違う。どこのんやろか。

 今年はバルーンを見られへんと思ってたから、こりゃうれしい。ラッキー。

 本日の朝飯は、おいらの好物、定番のクリームドーナツ。旅の終盤にやっと初登場だ。

 で、もうちょい甘いもんが欲しいので、ふわふわ大福カスタードをプラス。

 お湯を沸かして、コーヒーを飲みながら、バルーンを見上げてのモーニング。キャンプらしくて良いねぇ。


朝から甘いもん2つ


この一杯で走り出す
 荷積みをしてると、空がどんどん晴れてきた。いざ、出発!

 上士幌の町まで出て、まずはセイコーマートでアイスコーヒー。

 コンビニのコーヒーはいろいろ味があるけど、ここセイコマのは、苦みのあるアメリカンですなあ。

 コーヒーを味わってると、目の前を、あじゃぶさんに似た人が通過してゆく。あ〜〜、行ってしもた。

 もし、止まってたら、親近感をもって話しをしてたかもね。

 代わりに、休憩中のてんとうむしに話しかけてみる(笑)。

 帯広に向かって、酪農風景と緑が広がる十勝ロードを走る走る!

 風が爽やかで、気持ち良いやあ。

 ♪ららららーん、と歌をうたって、朝からゴキゲンだ。



主人公の八軒くん

野球部ピッチャーの駒場
 朝イチの目的地、帯広のばんえい競馬場に到着。今日はレースをしていないが、北海道・帯広を舞台にした酪農高校マンガ『銀の匙』(荒川 弘(著))のコラボイベントがあるため、楽しみに来たのだ。

 おいらの大好きなマンガなので、アニメ版のキャラクター看板や幟を見てるだけでも、テンションがあがってくる。購買部があったので入ると、楽しいグッズがいっぱいだ。

 荒川さんのサインがあったので、お店の人に「来場されたんですか?」とややコーフン気味に聞くと「5月のGW頃に来られたんですよ」とのこと。ああ、お目にかかってみたかった。


たまこ、仁王立ち

観客席に掲げられた巨大看板
 購買部では、旅の荷物にならないもの、ということで、うちわを買った。なんかこう、子供の頃のお祭りで、お面を買ったような嬉しい気持ちに。

 さらに、ばんえい競馬場を見学。実際に馬が走ってるのは、1回だけ見たんだよなあ。あの時は3レースで1勝したはず。

 なかなか開催日にあたらないんやけど、また馬そりを引いてる姿を見たいなあ。


 マンガの次は、豚丼。行列のできる人気店へ開店前に突撃するつもりが、銀の匙がうれしくて、開店時間をオーバー。そこで、競馬場内にある豚丼の店へ。

 ジュウジュウ肉を焼いてるおじさん、豚丼弁当くださいなあ。

 焼き上がりまでの10分、隣の店のメニューを見てると「十勝牛乳ラーメン」や「和風冷やしつけ麺」がある。ああ、全部食いたい。

 よそ見をしてるうちに、ぶた丼弁当登場! こりゃあうまいぞ、ガツガツガツ。あっ一瞬で食べちゃった。弁当だから量が……普通の人用でした。


豚どーん!
もっと食べたかったよ〜

麺はたっぷり大盛りだ
 それならば、ってことで、さっき隣の店で見た「和風冷やしつけ麺大盛り」を注文。豚丼食べた後なのに、大盛りって言ってしまうおいらって……。

 しかし出てきたのは、本当に大盛り。さすがに、この盛りだと腹一杯だぁ(笑)。

 完食して、店を出ると、真夏の日差しがカーッと照りつける。30度オーバーは間違いない。大阪と同じくらいあぢあぢだぁ。


 次は『銀の匙』で出てきた馬の絵馬がある帯広神社へ。

 参道前に「当神社が銀の匙7巻に登場しています」と書かれたポスター発見(↓)。結構、ファンが訪問してるんやろな。

 マンガでは主人公とヒロインが馬型の絵馬に願い事を書くシーンがある。

 おいらもヒミツのお願いを書き込んで、絵馬を奉納。よろしくお願いしま〜す。


お願い事+イラストを書きました

神社に貼られていたポスター

 駐車場に戻ると、ちょうどバイクがやってきた。

 年が若そうだったので、もしや?と思い「銀の匙ですか?」と聞くと「ギンサジっス。ここ聖地っス」と短い答え。近頃の若いもんは(笑)。

 さあ、次はどこへ行こうかなと走り出すと、やたらと車が多い。今日は帯広の花火大会という看板を見つけ、なるほどと納得。早いとこ郊外へ脱出しよう。


 国道38号を走りながら、アクロスの目標が38万キロだから、ちょうどのいい数字やなと考えながら、東へ。今年は、道東方面に行けてないから、釧路へ行こう!

 浦幌を越えて、海沿いに出ると風が強くて、寒い寒い。さすがは釧路方面は違う。

 しらぬか恋問を通過。昼に豚丼食べてなかったら、ここで食べるんやけどなあ。

 実のところ、釧路を越えて、厚岸〜浜中の北太平洋シーサイドラインまで行こうと思っていたのだが、釧路市内が渋滞していて、間に合いそうもない。



驚異のこぼれ甘エビは18尾!
 じゃあ、釧路まで来た思い出に、回転寿司のなごやか亭へ。夕方16時やけど、寿司三昧するのだ。

 生ホタテ、やりいか、しまあじ。

 トロサーモン、甘エビ、筋子、真いか、ボタンエビ。

 花咲ガニむきみ軍艦に、こぼれ甘エビはなんと18尾!

 シメはトロサーモンをもう一丁。  11カンでおあいそ〜。ああ、食った食った。ごっつぉーさーん!


好きなもんばっかり食べられるって、幸せだねぇ


 食後のコンビニ・アイスコーヒーを飲みながら、さて、今夜はどこでキャンプしようかと、マップを眺めて、思案しあん。

 旅の残りも実質あと1日。よしっ、まだ泊まったことがない浦幌にしよう!


道の駅にある郵便ポスト

でっかいイカリやで〜
 再び、国道38号を東へ。今度は道の駅恋問に停まって、怒濤の白波をバックに記念撮影。

 こんなことしてるから遅くなる。日があるうちに浦幌まで走らなければ。


 夕方の国道38号は、ちょうど夕日を追いかけて走るサンセットロード。

 なんだか嬉しくなってきて、夕日系の歌をうたいながら走る。おっとー、シールド開けたまま、大声で歌ってたよ(笑)。

 夕日が沈むギリギリに、キャンプ場へ到着。ああ、間に合った。


キャンプ場の高台から見た夕焼け


毎回、多めに買ってしまうのはナゼ
 受付をして、テントを立て、そそくさとセイコーマートへ買い出し。この旅最後のキャンプになるので、豪華ラインナップ。

 豚カルビ、焼き野菜、ポテサラと、珍しいザンギ入り焼きそば。

 ザンギ(唐揚げ)入りの焼きそばって、本州でやったら、流行りそうやなあ。

 食べていると、だんだんお腹がいっぱいに。ホワイ? そうか、夕方に寿司食ったんやあ。忘れてたよ〜。焼きそばは余分やったかも(笑)。

 今夜は素晴らしい星空。お盆なのでファミリーキャンパーが多くて、にぎやか。でも、おいらはお腹いっぱいでだんだん眠くなってきた。

 ペルセウス流星群を待ってるんやけど、無理かなあ、寝ちゃうかなあ。ぐぅ〜。


豚カルビ&野菜炒め
ちゃんと野菜も食ってるよ〜

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