北海道ツーリング2019・その5 


ジンギスカンも焼き魚も食べ放題。ホッカイダー祭り!

旅行期間:2019年7月29日〜8月12日 全走行距離3054km


■8月3日(5日目) 晴れ
 留萌の朝6時半。本日のモーニングは、筋子とエビマヨおにぎり。筋子がたっぷり入ってて、満足まんぞく。

 今日は珍しく、1日のスケジュールが決まってるのだ。
 まずは、昨日食べられなかったウニ丼をどこかで食べて、青空のオロロンラインを走る。

 夕方までに、音威子府の筬島へ行って、ホッカイダー・クマさんの『ホッカイダー祭り』に参加するっていうのが、本日の予定だ。



ハンドル下の配線部分
青のテープ部分が修理した場所
 出発前に、気になっていたアクロスの尾灯をチェック。
 メインキー下の配線が怪しいので、探っていくと、あったあった。クラッチケーブルが擦れて、コードが破れ、銅線がむき出しになっている。

 銅線を繋ぎ、青のビニールテープで巻いて、点灯確認OK。よし、修理完了と喜んだ。細かい作業で汗だくだぁ。

 荷物を載せて、出発準備完了。
 最終確認として、ハンドルを回しながらライトの点灯を確認していたら、プチッとブレーキ灯とウィンカーが同時に消えた。

 あっちゃー! ヒューズが飛んでしもた。シロート修理では、あかんかったってことですなあ。

 宿のフロントに戻って、近くにバイク屋さんがないか尋ねてみると、数百メートル先にあると教えてくれた。
 行ってみると、町の自転車&バイク屋さん。現在、耕耘機を修理中で、次は自転車修理のチャリダーさんが待っている。朝から大忙しのようだ。

 待ち時間に何かできることはないか。アクロスは、普通のバイクと違う場所にバッテリーがあるので、カウルを先に外しておく。

 小1時間くらいで、おいらに順番が回ってきた。
 バイク屋のおじさんに状況を話して、断線箇所を示すと「切れてる所を探すのが大変なんだわ。助かるわ。後は繋ぎ方やな。」
 おおっ、なんとかなりそうな雰囲気。

「朝から、ずっと修理してたから、ちょっと休憩させてな。休みながら、どう修理するか考えるわ」
 はい、直して貰えるなら、待ちまっする。


ただいま、アクロス修理中。
バイク屋のおじさんが職人技を発揮中
残ったコードが短かかったので
ギボシ端子を付けるのも大変そうだ

おかげで旅を続けることができました
留萌の「サカエヤプラスワン」
 缶コーヒーを飲みながら、10分ほど休んだおじさんは「よしっ!」と一声。

 断線した短いコードと格闘しながら、ギボシ端子で再接続。これぞ職人技だ。
 30分ほどで作業を終了し、アクロスのライトが再点灯。復活した。

「応急処置だから、北海道にいる間は無理させないように、気を付けて乗ってな」

 ありがとうございます。本当に助かりました、と何度も何度もお礼を言って、アクロス再始動! やったー、走ったー!!

 あれ? バイクに積む荷物がない……。
 そうか、修理の邪魔にならないよう、宿に荷物を預けたまんまだった。

 宿に戻って、バイク屋さんを教えてくれたフロントの人に、お礼を言う。本当にありがとうございました。

 アクロスに荷物を積んで、出発準備完了。そしたら、もう12時前だった。


復活のアクロス。出発準備完了



Cレストランの甘エビ丼大盛り。これはスゴイ!
 ハラヘッタ。朝からいろいろありすぎて、腹減った。しかも、気温が30度近くあって、暑い暑い。汗だくだ。

 ってことで、近くにある「Cレストラン」で涼みながら、アクロス復活祝いの甘エビ丼を食べることに。

 メニューにある「甘エビ丼大盛」を注文。ご飯が大盛りかと思ったら、甘エビ大盛り増量だった。数えてみたら、およそ30尾! 今までで最多や。しかも盛り付けがビューティフォー!

 食べても食べても減らない甘エビ。無限甘エビループに入り込んでいると、心も落ち着き、お腹も落ち着いてきた。ごっつぉーさん。


 さあ、やっとこさ、今日のスタート!

 オロロンラインを北上すれば、待ち望んでいた青空のオロロンライン!
 アクロスのエンジン音も快調だ。直って良かったね〜。

 海側に、不思議な雲の列が浮かんでる。
 北へ向かって走れ!と言ってるようだ。


海の上に浮かぶ横一列の雲


風車ロードは青空が似合うねぇ
 昨日曇ってた苫前の風車ロードも、今日は晴れている。ええ眺めやなあ。

 天気が良すぎて、写真を撮るために止まると暑い。でも、走ってる間は、潮風が涼しくて、良い気持ち。

 このまま、最北端・稚内まで行きたいくらいだ。


 苫前の夕陽ヶ丘ホワイトビーチ前。
 おいらが今日、食べようと狙ってたウニ丼の店「ココ・カピウ」に到着。

 しかーし、もう13時。
 予想通り「完売」のプレートが。ああ、ざんねーん。
 今日もウニは食べれんかった。今年はウニに縁がないなあ。



気分爽快、オロロンライン
 羽幌を越えて、遠別へ。

 遙か彼方へと続く海岸ロード。高台から見下ろす眺めが素晴らしい。
 これぞ、ホッカイドーな道だ、楽しいなあ。

 遠くに見える逃げ水を追いかけて、北へ北へ。


 道の駅遠別に到着。

 いんや〜、雲一つない青空。昨日、この天気だったら、キャンプしてたのになあ。

 高台から町を見下ろせば、絶景かな絶景かな。


 このまま最北端まで行きたいのだが、今日はホッカイダー祭りだ。
 国道232号の海岸ロードから東へ入り、道道119号で内陸に向かう。

 ツーリングマップルを見てみると、近くに「日本最北の水田」があると書かれていたので、行ってみる。

 おおっ、緑の稲穂が茂ってる。
 もうちょっとで最北端という土地で、お米ができるんですなあ。


 中川町から国道40号へ。走っていれば涼しい。ただし、止まるとムッとする暑さ。もうすぐ4時というのに、日差しが強すぎる。

 ツーリングマップルのスポットに訪問・パート2。
「北海道命名の地」にも行ってみた。
 途中、熊出没看板があったので、音を立てながら入っていくと、新しい碑が立っていた。

 松浦武四郎が命名した「北海道」。元は「北加伊道」という字だったそうな。


 筬島のホッカイダー祭り会場に到着。
 おおっ、ライダーとテントがいっぱいだ。どこに張ろうか。
 受付に行ったら、おいらで101番目だった。

 クマさんと再会し、40万キロ越えのフェザーライダーさんとも再会。
 皆さん、お久しブリっス、4年ぶり〜。


 17時、ホッカイダー祭りのスタート。
 生ビールを青空に突き上げ、みんなでカンパーイ!

 ゴクゴクゴク、プハァ〜!
 いんや〜、アクロスのヒューズが飛んだ時は、祭りに来られないかもと思ったけど、どうにか来ることができて良かった良かった。

 アクロスの復活は嬉しいし、ホッカイダー祭りは楽しい。いやはや、何はともあれ、本日はメデタシかな。


この一杯がメチャうまい!

ええ色に焼けてまっせ、食べ頃でっせー
 バーベキューコンロが何台も並べられて、あちこちで肉や野菜を焼かれてる。

 ところが、何故だか、おいらの前にあるコンロでは、ヤマメやイワナなどの川魚がてんこ盛り。

 うわっ、地元の新鮮な川魚が食べ放題なんて、肉より贅沢かも〜。

 ここぞとばかりに、魚を食いまくる。こりゃウマイよ。大ごちそうだ。


 魚がある程度減ったところへ、今度はジンギスカンを投入。今年も肉の塊がゴロンゴロンと網の上。
 食って食っても食っても、次々と肉が湧いてくる。ああ、こりゃホンマに食べ放題、肉祭り。

 ビールおかわりの列に3回並んだら、6時というのにもう生ビールが完売。すごい勢いっス。

 恒例のプレゼント大会では、緑のホッカイダーフラッグが当たった〜。明日から付けて走ろうっと。

 お腹が満ち足りると、今度は、一緒にコンロを囲んでいる人たちとの会話が楽しい。


どーんと肉の塊、ジンギスカン

まだまだ魚もありまっせ、肉もありまっせー
 おいらの横にいる3人は、推定20代の若者二人+40代が一人。
 話を聞いてると、地元の同じ職場の人たちのようで、仕事でのマル秘話、愚痴話まで聞こえてきた。こういう、ナマの声も面白いなあ。

 若者たち曰く、80年代、90年代のバイクが好きだそうで、今乗っているのも、中古を探して探して、ようやく見つけたバイクだと言っていた。アクロスもその年代やで。

 外での宴も終わり、二次会は室内へ。
 誰かにもらった美味しい梅酒をたーっぷりと飲んでしまい、かなり酔っ払ったなあ。良い気持ち。
 あれ?クマさんの姿が見えないぞ。そいじゃ、おいらも寝るかなあ。

 今日の走行距離152km。


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