北海道ツーリング2000・その5

 

礼文島へ向かって出発! いざ、フェリーへ!


旅行期間:2000年7月29日〜8月6日



イレブンソフト
レブン・イレブン・いい気分
■8月2日(5日目)霧雨のち曇り

 礼文に行くぞ!と張り切って5時起き。6時20分の船に乗る。稚内を出るときは曇っていたが、海上には青空が見えた。青空と黒い雲がせめぎ合う海を船は走る走る。

 礼文到着。ところが空には真っ白な雲が……。まあ朝だけのことだとタカを括っていたら、どんどん天気が悪くなり、とうとう雨が落ちてきた。昨日までと違ってさすがに寒い。20度くらいか。

 腹が減ったので、漁協のスーパーでパン買う。雨宿りしながらパン食っていると、さすがにさびしい。すんげー期待をしてきた礼文だけに、これはつらいっス〜。

 気を取り直して食い物に走る。まずは『さざ波』のイレブンソフト。渦巻きが11段になってるという代物。腹が減ったので、ノリが一面に敷かれた「生ノリさざ波ラーメン」をワッサワッサと食い、ようやく元気が出てきた。

 イレブンソフトを買って店を出る。縦長なので普通に歩いてても崩れそう。原付に乗った旅ライダーから「すごいソフトですね」と声をかけられた。話していると、なんかボタボタと……、あっ溶けてる〜! のんびりしてる間はないのだ。一気に食う。


 ようやく走る気になり、白い霧の中、北へ向かう。北の果てスコトン岬は、キリキリ霧雨。観光客だけがやたらと元気。
 次はスカイ岬へ。駐車で出逢ったライダーと話をしながら展望台に行くと海は真っ黒。ほんとならコバルトブルーの海が広がってるんだよなあと話をすれば、お互い丁度良い憂さ晴らしになる。3人で、とほほな会話をする。

 そのうちの一人が、あの桃岩のYHに泊まるらしい。桃岩といえば、船着き場で見送りの時、踊って歌っているあの賑やかな集団である。本人はいたってノーマルな兄ちゃんなので、あのユースに馴染めるか悩んでいた。



スコトン岬にて
最北限からもiモードが
飛ぶからスゴイ!


真っ白の桃岩
写真でこれだけはっきり白いとは!
 各人バラバラに走り出し、ぼくは、桃岩展望台に行ってみる。真っ白な霧に覆われた桃岩を眺めていると、さっき会った桃岩泊の兄ちゃんと再会。「やっぱり、ユースの雰囲気に馴染めないっス〜」と正直な感想であった。

 旅の道中にしては珍しく、この兄ちゃんと1時間近く話をした。晴れていると次へ次へと行きたくなるが、島の中で天気が悪いんじゃあどこへも行けない。でも、そのおかげで、こういう時間がとれた。いつもせっかちな旅をしているので、たまにはいいな。

 兄ちゃんは明日、ユース企画の「愛の8時間ハイキングコース」に参加するという。北端のスコトン岬から、この桃岩までのハイキング。景色は期待できないから、女の子との出逢いを期待するしかないね、なんたって愛だもんね、と笑いながら話す。


 ようやく夕方。今晩泊まる久種湖のキャンプ場へ移動。明日天気が回復する方に賭けて、礼文泊にしたのだ。途中でふと思い立ち、礼文空港に寄ってみたら、ここからの景色が素晴らしい。道の向こうに岬が見えて、晴れていたら絶好のロケーション。いい道見っけ!と一人喜ぶ。

 時間がたっぷりあるので、今日はジンギスカン焼き肉にする。雨はやんでいたので、マイフライパンで肉を焼きながら食う。いつもの焼き肉より、かなり美味いぞ!

 夜、突如現れた漁師のおじさんに「明日の午前中バイトせんか」とスカウトされてビックリする。今思えば、変わった経験するチャンスだったかなあ。その後おじさんは、次々とテントを訪問し、スカウトを続けていた。

 テントで横になり、『最北端のたい焼き』が食いたかったなあ、でも店が閉まっていたなあ、と思っているうちに眠ってしまった。


開いてたら食ってみたかった
最北端のたい焼き!



へんなもん見ぃ〜つけた!
北海道の道中で見つけた、へんなもの不思議なものっス!


がっちょ〜ん!
ニセコでバイクを止めたら
アスファルトにめり込んでしまった!
ホント熱かった〜。
 

これ、カメに乗った浦島太郎に見えませんか?
そう見えたんですけどねぇ
積丹半島にて

稚内へ北上中にへんな雲を発見!
煙みたいな、マンガのフキダシみたいな
不思議な雲を追い掛けて、北へ!
 

オロロンラインで利尻の夕日を待っていたら!
これって、竜巻みたいな雲ですよね
やっぱり最北端はひと味違う!

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