北海道ツーリング2002・その1


小樽運河の夜景

旅行期間:2002年7月15日〜7月25日



1万メートルの世界。空が蒼い
■7月15日(1日目)
 大阪・雨と晴れ/千歳曇り

 出発しようとしたら、にわかに空かき曇り……土砂降り! おーい、どないなってんねん! 仕方なく、カッパを来て発進。

 ところがなんてこったい。関空へ向かう湾岸線に乗った途端に、雨が上がって青空が! やられた〜。なんかこの先の旅の天気も怪しいなあ。

 ようやく北海道へテイクオフ。台風の雲を突き破って大空へ出ると、夏の積乱雲がニョキニョキとそびえていた。

 昨日寝たのは午前4時だったんで、景色を見ながら、いつしか寝てしまう。気が付いたら千歳。あわわ、みんな降りてるよ(笑)。


 千歳は18度。灰色の雲が空一面を覆っている。大阪が33度だったから、その差15度! さぶいっス〜。

 今夜は元通信員のyou-koさんとススキノで晩飯。一杯目のビールが倒れそうになるほどウマイ! 北の名物が次々と出てくる。初日からウニ食っちゃったなあ。

 明日の予報は曇り。どこ行こうっかなあ。まだ、何にも決めてないのだ。

 この週末から天気がよくなるという予報。ところが、この予報が最後まで当たらなかったおかげで、結構波瀾万丈な旅になるとは、この時は知らなかったんよね……。



上品なウニご飯。一口でパクッ!


どぉだぁ〜!
豪華ボタンえびっス!

 

アツアツのカニ汁
いかがっスかぁ?

■7月16日(2日目)
 曇りのち雨

 札幌の朝。やっぱり曇ってるなあ。まずはのんびり行きますかぁ、と10時過ぎに出発。天気予報では、小樽方面が降水確率も20%というので、そちらを目指す。

 腹減ったなぁ〜。そうや、このへんに回転寿司のうまい店トリトンがあるはず! 見つけたぞぉ。早速、ボタンエビとタラバガニの豪華な昼飯! 天気悪い日は食に走るべし(笑)。いんや〜、寒いんでカニ汁であったまっちゃいました。

 店を出ると、見知らぬヒゲのおじさんが話しかけてきた。自分もライダーで関西方面にも走りに行くそうな。強面のおじさんが優しい言葉をかけてくれる。

 次はおばちゃん! なんと車のハッチバックの開け方が分からないという。娘さんに荷物を取ってきてと言われたそうな。一緒に付いて行って、ここにカギ差して……開いた。おばちゃん感激してる。よかったよかった。


た〜らばカニカニ〜!

 ようやく小樽へ向け出発。石狩のR337を行く。ずーっと続く道。ずーっと続く灰色の空。雨さえ降らんかったらええわーと思った瞬間、シールドに雨粒が。わはは、やってくれる。

 小樽へ行けばという思いもむなしく、雨足が強くなる。『きっと雨は止む』と信じてカッパを着なかったので、ビショビショになってきた。こりゃあかん。とりあえず雨宿り。新南樽市場というとこに入る。バイクが屋根の下に置けたので助かった。

 桑田ぱんじゅうというのを発見。たこ焼きみたいな形で中はアンコやクリーム。これが以外にうまい。お茶をもらって、あったまる。あ〜人心地がつくなあ。

 雨は止みそうにない。今日は小樽見物でもするかぁ。宿を取って町に入ると、雨が止んだよ。おいおい(笑)。

 岩井俊二監督の映画『LoveLetter』の舞台だった小樽。実はゆっくり見物するのは初めてで、観光客してしまう。このへんがロケ地かなと眺めながら、坂の町をうろうろ。



小樽名物『ぱんじゅう』
クリーム入りがうまかった


夜の小樽運河は昼と違って静か
雨が上がってうれしい
 
 晩飯はポセイ丼という店で三色丼。またウニ食っちゃった。そして食い足りなくって、旭川ラーメンを食べる。なんか深みのある複雑な味やなぁ。おいらはもうちょいシンプルな方がええかな? しかし、口が肥えたよ(笑)。

 夜は小樽運河の夜景を撮る。したら、カップルの記念撮影係りになっちゃった。こういうとき、さすがのおいちゃんも寂しくなるなあ(笑)。


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