九州ツーリング2001・その2 

 

めざせ熊本、ウマいぞ馬刺し!

旅行期間:2001年4月28日〜5月5日

 



やわらかくてジューシーな唐揚げ
雨でも食さえあれば……
■4月30日(2日目)

 朝起きると雨。しかもかなり霧が立ちこめてる。こりゃあ、湯布院は真っ白だなあ。よっしゃ、いつもと違うルートで熊本へ行こう。大分から西へ。R442を使って、やまなみハイウェイへ行こう。

 とにかく腹が減った。地元のコンビニにはいいもんがあるはずだ……アタリ! 作りたての惣菜を売っていて、串に刺した唐揚げがまさに揚げたて! 二串買って店の前で頬張る。これが柔らかくって、うまいうまい。
 九州ってホント、鳥がうまいよねぇ。


 小雨に煙る山里を行く。このあたりに温泉が……あった! 庄内ぽかぽか温泉館。中学校の校舎を改造したこの温泉。渡り廊下に屋根があって、バイクを置くことができた。ラッキー。カッパを脱ぐとせいせいする。

 お客さんは3人。小さな露天風呂に入る。雨なので独り占めだ。あ〜いい気持ち。カッパは蒸すから、ほんとに気分がいい。

 風呂上がり、コーヒー牛乳を飲む。静かな静かな温泉でぼーっとしてると、時間が止まってることを実感する。これが欲しかったんだよなあ。日本にもまだまだこういうとこがあるんやぁ。


ぽかぽか温泉館の露天風呂
雨で冷えた体をあっためる


湯舟はまさにカニみそ!
 再びバイクに跨り、やまなみへ向けて発進。途中、長湯温泉の看板を見つけ、進路変更!

 有名なカニ湯を見に行くと、河原にカニの形をした湯舟が! ほんまかいなあ、と笑ってしまった。それにしても、河原の完全オープン風呂。入るにゃ度胸がいりまっせ。

 カニ湯のすぐそばにある共同浴場に入る。木造のしぶーい湯舟だった。


 霧雨の中、再びやまなみへ向かうと、ガンジーファーム辺りで道が真っ白。何にも見えましぇん! 去年の秋にも通った道なので、大体自分がどこにいるのかは分かるだけマシだった。

 ところが、やまなみハイウェイの瀬の本に出た途端、霧も雨も上がる。腹が減ってたんで、牛串と鳥串を頬張る。ミルクロードでもあまり雨が降らず、うれしくなってきて大観峰へ向かった。これが失敗であった。また、まっしろー(笑)。

 


雨に煙るミルクロード
 阿蘇を諦め、とにかく下界へ出てしまおうと大津へ向かう。ところが、この道が視界5メートルしかない真っ白け。えらいこっちゃ。

 シールドが曇るんで開けると、今度はメガネに水滴が付いて、いよいよ何も見えない。ふぇ〜ふぇ〜と叫びながら、センターラインをたぐり寄せるように進む。この時間は長かったなあ。

 突然視界が開けた。ほんとに突然だった。振り返ると道は雲の中。あの雲の中を走っていたのかぁ。


まっしろー! お馬さんもぼやけてる


photo by sacco
 大津の道の駅に、唐揚げの屋台が出ていたので買いに行く。ちょうど売り切れたので今から揚げるという。ラッキー。

 唐揚げに舌鼓を打っていると、目の前に小さな子供とタンデムしているオフライダーが現れた。子供は6才。なんと2才半からバイクに載せているそうな。荷物が子供の背もたれになっていた。

 雨が上がったのでカッパを脱ぎ、熊本市内へ向かう。するとまた雨。がはははは〜と笑いながら、そのまま突っ走る。もう着ぃひんぞ!

 夜は、読者のsaccoさんと合流し居酒屋へ。saccoさんがバンバン注文するので、負けじと馬のタン刺しに挑戦! これが口の中でとろけてうんまい。地元のsaccoさんも初めて食べたそうな。

 明日も雨の予報。いやはやいつ回復するんかのぉ。


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