あったかい季節がやって来ました！　浮かれ気分で梅でも見に行きませんか？
　というわけで、バイクに乗ったまま花見ができる月ヶ瀬梅渓を紹介します。

　西名阪の五月橋インターを下り、今年はどのくらい咲いているのかと、ワクワクしながら川沿いのワインディングを上がっていくと、道一杯に広がる梅の花が出迎えてくれます。この瞬間が一番うれしい！

　ここ月ヶ瀬では、川沿いの延々４キロにわたって、約１万本の梅が咲いています。のんびりのんびりとバイクを走らせて、この風景にひたって下さい。ここの梅の特徴はなんといっても、カラフルなこと。白、赤、桃、黄緑と様々な色の花が、私たちの目を楽しませてくれます。

　道端には、「梅は月ヶ瀬、桜は吉野」と刻まれた石碑や、芭蕉の句碑などがあり、この季節句会が催されるそうです。あなたも一句いかがですか。

　日頃せかせかした都会の時間の中に住んでいると、この月ヶ瀬の静かでのんびりした雰囲気は、本当にオアシスのように感じられます。雄大なＶ字渓谷の風景とそこに花を添える梅たちのおかげで、山里は春を迎えた喜びで、明るく楽しい雰囲気で旅人を迎えてくれます。

　ツーリングコースとしては、さらに北西にある、剣豪柳生石宗斎で有名な柳生の里を入れるのもいいでしょう。

　月ケ瀬は梅に引き続いて、桜の名所となります。春を遊びに、静かな山里へ出かけてみて下さい。

　最後にバイクで花見する際は、観光客の飛び出しに十分に気をつけて下さい。

　梅の見頃は３月中旬以降です。