紀州・梅ツーリング その1

紀州・和歌山の印南町から南部川村を通る
県道30号線を紹介します。

印南の菜の花が咲く道を駆け
南部梅林で観梅散歩を楽しんで下さい。
一足早い、春ツーリングへ!



印南町・菜の花
春みーつけた!
 花の紀州路ツーリング

 冬眠ライダーの皆さん! こたつの中で春を待っていてはダメですよ。自分から春を迎えに行きましょう。というわけで、菜の花が咲き、梅の便りが聞かれる紀州路に、春を探す旅に出かけてみましょう!

 とは言っても、観光地に行ったんじゃあ、おもしろくありません。ライダーなら、ぶらっと走った道で偶然に見つけた風景との出会い、っていうのが一番ではないでしょうか。それにピッタリの道があります。和歌山は印南町から南部川村を通る県道30号線です。

 かえる橋で有名な印南町では、黄色一色に染まる菜の花畑と出会えます。思わず目が釘付けになるほど、その数には圧倒されます。風に吹かれた黄色い花びらが、ゆらゆらと揺れる姿がまたイイ。この町では出荷用に菜の花が栽培されているので、こんな風景に出会えるのだそうです。鮮やかな色は、人の心を明るくさせてくれます。知らないうちに歌を口ずさんでいました。

 また、この近くには熊野古道の王子跡がいくつかあり、いにしえの旅を想いながら、走ることもできます。

 梅の産地で有名な南部川村では、もちろん梅の花が出迎えてくれます。小刻みにくねくねと曲がるローカル道を走っていると、真っ白な梅の花がたくさん現れます。眼下に広がる梅の花は、まるで白いじゅうたんのようです。梅の香りが漂う中、そんな風景を見ていると、花たちが歌っているような気がしてきます。こちらの心が弾んでるんですね。バイクを停めて静かにしていると、鶯の歌声が聞こえてきます。ああ、いとをかし。

 近くには「一目百万、香り十里」で有名な南部梅林があります。この辺りを走っていると、梅の香りと共に急に風が暖かくなったことに気付くでしょう。春がすぐそばまで来ていることを実感できる瞬間です。

 この県道沿いには、秘湯の旅で紹介されていた鶴の湯温泉もあり、体をあっためてから帰ることもできます。

 紀州路には、三桁国道やおもしろそうなローカル道がたくさんあります。自分だけの道を見つけて、自分だけの風景を楽しんで下さい。

 花の見頃は2月中旬〜3月上旬です。




山の斜面を埋め尽くす梅



青い空に満開の花



南部梅林・手作りのいももち
おいしいようぉ!

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