紅葉ツーリング 歴史の町・亀岡へ(京都府・亀岡市) 

赤や黄の鮮やかな色に染まった山々と
出会う季節になりました。

たまにはバイクをおりて
静かな秋を感じながら、ゆっくり散策してみませんか?





鍬山神社の境内を鮮やかな紅葉が飾る
   そんな旅にぴったりの場所、京都は亀岡の紅葉ポイントを紹介します。

 まずは、市街地の南はずれにある鍬山神社へ行ってみましょう。木々に囲まれた境内は少し暗い感じがします。

 しかし、ひとたび日が差し込むと、まわりを囲む紅葉が輝き出すのです。光りが織りなす美しい景色です。

 鍬山神社には、不思議な伝承があります。昔々、この亀岡の地は泥湖だったのですが、出雲の神様である大国主命が峡谷を切り開き、水を排出したおかげでこの地ができたという話です。

 峡谷を鍬で切り開いたところから「鍬山神社」と呼ばれているそうです。出雲から旅をしてきた大国主が、治水技術を使って湿地だったこの土地を開拓したと考えられるお話です。

 
 もう一ヶ所、紅葉ポイントとなる神社があります。鍬山神社から北へ約十キロ。亀岡市街を抜け、保津川下りで有名な保津橋を越えて、ローカルな道を行くと、次のポイント、出雲大神宮に到着です。

 鍬山神社と比べると、こちらは明るい印象を受けます。境内には木々は少なく、直接日が差し込むためです。

 そのかわり、神体山である御影山はびっしりと木々におおわれ、赤や黄の紅葉を楽しむことができます。

 どちらかというと、鍬山では紅葉をすぐそばで楽しみ、出雲では少し離れて山全体の彩りを楽しむといったところでしょうか。

 
御影山を彩るイチョウ
(出雲大神宮)



境内は見事な紅色に囲まれる
(出雲大神宮)
   
 出雲大神宮は、その名の通り有名な出雲大社と同じ神様で、鍬山神社と同じ大国主命が祀られています。出雲大社と同じ頃の創建と云われ、約千三百年の歴史を刻んでいます。

 いにしえの郷・亀岡で、自分だけの秋を見つけて下さい。
 見頃は十一月上旬から中旬です。


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