花しょうぶが咲く柳生の里へ(奈良県・柳生町) 

梅雨の晴れ間を見つけたら、すぐにツーリングへ出発!
青空の下で走ると、やっぱり気持ちがいいですよ!
行き先は、剣豪の里として有名な奈良の柳生町です。


 
「花しょうぶが咲く柳生の里へ」  柳生石舟斎や十兵衛といえば、時代劇でその名を聞いたことがあるでしょう。彼らが実際に生活していたのが、この柳生の里なのです。今でも古い建物が残っており、剣に生きた時代の雰囲気を醸し出しています。

 そんな山里の谷間にある花しょうぶ園は、美しい白や紫の花しょうぶでびっしりと埋め尽くされています。まるで花のじゅうたんのようです。

 畦道を歩くと、カエルがチャポンと水の中へ飛び込みました。一体何匹いるんだ、と思うくらい、たくさんのカエルが飛び跳ねています。つい童心に戻ってしまう瞬間です。

 
水キラキラと、花の美しさを照らし出す

 

ゲコッ!




自分の気に入った色を探してみよう

 

白く輝く花たち

   
 日が射しこんでくると、畑の水に光が乱反射してキラキラと光ります。紫や白の花びらが光りを通し、一層鮮やかに浮かび上がって見えるのです。

 記念撮影を頼んできたおばちゃんがポツリと言った「こんなにきれいなもの見たら、心が洗われるね」という言葉が、心に響きました。山里にはやすらぎや静けさがあり、時間がゆっくりと流れるから好きなのです。

 バイクを置いて、茶畑を通る散歩コースを行くと、柳生石舟斎が一刀のもとに切ったといわれる、『一刀石』と呼ばれる巨岩があります。実物を見ると、まさにまっぷたつなのに驚きます。この辺りには巨石が多く、茶畑の中から大きな岩が突然ニョキッと出ていて、ユーモラスです。

 また、古い石仏や石の道標をあちこちに見かけます。それらはきっと、何百年も前から、この道を通る旅人の姿を見続けてきたことでしょう。そう思うと、心は時を越えて行きそうです。

 走りを楽しみたい人には、柳生から南へ向かうR369がオススメです。わずかに1・5車線があるものの、ほぼ2車線の快走路。ほとんど車が来ないのでマイペースで走れます。すれ違うのはバイクばかりです。茶畑の中を走るカントリーロードを楽しんで下さい。

 しょうぶ園の見頃は6月中です。


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