南の島の旅


98年 石垣島ツーリング・その2


石垣島・さとうきび畑の丘の上から



「スコールのあとで」
ホースで水をまいたようなスコールのあとは、カラッと青空が広がっていました。
わずかに残った雨雲が、ちぎれるように飛んでいくさまを眺めていると
いつしか空に色が変わり、夕焼けになりました。
空というスクリーンの上で繰り広げられる空と雲の物語に、心を奪われました。
 
<石垣島>雨上がりの青空

 雨が上がったので、勇んでスクーターを走らせました。
 きれいな景色を追いかけて、農道をどんどん走っていると、目の前にこの空が広がっていました。思わず、わーっと叫んでしまいました。
 風が作り出す、素晴らしいけど不思議な風景です。


<石垣島>黄金色の空

 昼間の太陽が夕日に変わる直前、空と雲を黄金色に染めました。
 こんな色になるのかあ、と呆然と眺めているうちにオレンジ色へと変わっていきました。
 夕暮れのわずかな時間だけのシーンです。


<石垣島>夕焼けに染まる雲

 夕日ばかり追いかけていたのに気付き、ふと南の空を見ると、大きな夏雲が深いオレンジ色に染まっていました。
 あまりの大きさに、まるで「天空の城ラピュタ」に出てくる雲みたいだなあ、と思ってしまいました。


<石垣島>紫色の夕暮れ

 青い空と赤い夕日が、紫色の夕暮れを奏でます。
 海は凪いで、海面はまるで鏡のようです。
 静かな世界に、波の音だけが響きわたります。


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