石垣島ツーリング2000・その5

 

石垣島・バイクと共に見た夜明け

旅行期間:2000年9月28日〜10月1日

 



星野で見た日の出
日の出を見る時は、あまり何も考えていない。
刻々と、しかし少しずつ上がる太陽を見ている。
地球の速度を感じる瞬間だから。
■10月1日(4日目)

 5時半に目が覚める。最終日だ、朝日を見るぞぉ〜! 外に出ると、見事なオリオン座。どんなに眠くっても、オリオンを見ると元気になってくる。

 今日も朝モヤがかかっている。どうせなら、海霧みたいな景色にならないかと思うのだが、そうは行かない。

 いつもの海沿いコースを走っていくと、ちょっと寒い。はじめは白保でいいか、と思っていたのだが、やはり欲が出てきて、もう少しもう少しと走ってしまう。

 星野あたりで、すっかり空が白んでしまい、展望ポイントを探すと、星野鉱山のダンプ入り口が、ちょうどいい場所だったので中に入り、三脚を立てる。

 きょうもまた水平線の上に雲がかかっていて、その中から、太陽がうっすらと現れてきた。少しずつ明るさを増すその丸い光。毎日これを追い掛けて早起きしてるおれは元気だなあ。


 帰り道、星野のマーメイドトイレがある店で、クリームパンを買う。店はいわゆる南国の何でもおいてるお店。でも、このクリームパン、前にも食ったことがあってウマイんだなあ。

 そのまま伊野田まで行って帰ろうとすると、大里で新しい農道を発見。なかなか景色のいいストレート。地図にはないけど、まあ、テーゲーに走れば帰れるやろう。


パイナップルトイレを発見!


いいコいいコしてあげたいね〜
 いつもと違う畑道を走っていると、ウマを発見。1頭は空き地につながれていて、4頭が柵の中。

 人なつこいウマで、ぼくが近づくと寄ってきた。あげるもんは何もないよ〜。頭とか鼻とかを撫でてやる。向こうは何て思ってるんだろう。


 朝飯を目一杯食い、今日はどうしようかと考える。来てからずっと気になっていた、八重山自然村に行ってみることにする。去年までなかったところで、与那国馬と触れあえるというキャッチフレーズだったから。

 自然村に入ると、まずはおサル。サルまみれになりながら、エサをやったりして、ようやく目的地の牧場ゾーンへ。なんと、そこからは町が見下ろせるではないか。

 馬は1頭がポツンと繋がれ、4頭が檻の中。エサをやるとバリバリ食っている。朝とあんまり変わらんなあ。


自然村でウマとふれあい、ご機嫌!


翼の下は宮古島の海
 不思議な自然村をあとにして、港へ行く。もう一度海が見てみたかったからだ。そして、この旅中、毎日のように食っていたブルーシールのさとうきびアイスをもう一度食べたかったから。この甘さ、なんともうまい!

 時間が来た。バイク屋へバイクを返しに行く。めちゃいい天気なのに、もったいない。空港へ送ってもらう間中、おばちゃんは去年と同じく、バイクだけでやっていくのは苦しいと語ってくれた。なので、「おばちゃん、来年もくるから、バイク続けてね」とお願いしておいた。

 空港のサ店で、パインジュースを飲む。濃ゆくて、うまい。また来年飲みに来よう!

 今年から直行便が、宮古経由になったおかげで、宮古島に降りるときに、コバルトグリーンの海が見えた。ああ、宮古もいいとこだなあ。やっぱり、島を順番に渡って行きたいなあと思った。


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