99年夏 北海道ツーリング・その1


飛行機から見えた富士山


旅行期間:99年7月31日〜8月8日



最強タッグ・北海親子丼だぁ!
千歳空港内だったのでちょっと高め。
1300円也
■7月31日

 さあ、はりきって行くぞーと到着した千歳は小雨! 空一面に黒い雲。ほんまにツーリング初日はいっつも雨やぁ! これぐらいでは負けへんでぇ、と意気込むために昼飯はイクラ&シャケの北海親子弁当。シャケの脂の乗り方がちゃう。やっぱりうまい!
 一週間前、先に大阪を旅立ったバイク&荷物とようやく再会……と喜んでられへん。でぇ〜、荷物がデカすぎる〜。ところが、いつものスタイルでバイクに積んでいくと、不思議なことに全部載るんよなあ。バランスオッケー。よし、しゅっぱーつ!



支笏湖へ向かう直線路
路面が濡れて光ってます
つるつるタイヤのアクロス、ピンチ!
 さっそくライダーとすれ違い、一発目のピース。これがうれしくって北海道まで来るんよなあ。なんとか雨も止んでるし、気分も上々。ところが支笏湖へ向かった途端、雨が! でぇ〜ヤラレタ〜。どんどん激しくなってきたので、仕方なく雨宿り。待てど暮らせど上がらない……、どころか強くなる。空を見上げて、ぼーっとしてると坊さんが建物の中に入って行った。アレっと思ってよく見ると……。ココそういうとこっスかあ〜!

 カッパを着込み、雨の中を発進! 今日はテント泊をせず、ホテルでルートの練り直しだあ。ところが小樽のホテルが一杯で泊まれず、うまい寿司屋の夢が消えてしまった。残念。近場の苫小牧に泊まることに。まっすぐ宿に行ってもつまらんし、支笏湖に行ってみよーはいいけれど、霧やガスで煙ってる。でもその景色は少し幻想的で、それはそれで楽しめた。しかし支笏湖で晴れたことあれへんなあ。



自分の上だけ、ぽっかりと青空が覗いた
これがうれしいんだよねぇ
 支笏湖から一気に南下。苫小牧の手前で少しずつ雲が切れてきた。やっほー。

 自分の頭の上だけが青空になった所で一休み。ちょっとうれしい。道路に座り、小さな青空を見上げてると、元気が湧いてきた。
 よっしゃ行くぞー!



西へ向かうと、雲が湧いてきた
明日は晴れるか?
 街に着くと、夕日が出そうな雰囲気。チャンスとばかり、西へ西へと走ってみる。ところが、夕日は出ずに雲が出た。とほほー。バイクを止めて、走りすぎてくライダーたちに手を振る。たっしゃでなあ。どっかで会おうぜ〜。旅は始まったばかりやぁ!

 夜は、まずは基本からってことで、みそラーメン。でもギョーザの方がジューシーでうまかった。でも一番うまいんは、生ビール!

 さて、天気予報を見て作戦会議。行こうとしてる倶知安、長万部の天気は2、3日回復しそうもない。それどころか土砂崩れで通行止めになっている所もある。思い切ってスケジュール変更! 降水確率10%の東へ向かうぞぉ!
 これでいいのだ。

裸のマーメイドと遭遇! 鹿の湯に桃源郷を見た!!
この夏一番のハプニング。2日目の出来事を繰り上げレポート!

<道央・然別峡野営場 鹿の湯>

 いやはや、まったく驚いた!
 それは2日目の出来事。この旅一発目の露天風呂に意気揚々とチャレンジ! 10キロの林道もなんのその。途中から降り出した雨にも負けずに、然別峡野営場に到着。鹿の湯へ向かう。
 キャンプ場を通り抜け、風呂の前まで来て驚いた。7、8人の男と一緒に、若い女性が生まれたままの姿で入っているではないか! あまりのことに鼻血ブー。しかし、なんとか平静を装いながら湯舟に入る。
 しかし、女性は大胆にも湯から上がり、岩の上に座るではないか。小さなタオル一枚で隠しきれるものでなし、本人も別に気にしてない様子。あそこまで、あっけらかんとされると、こっちのほうがドギマギしてしまう。
 今思い返すと、あれは現実だったのか? 単なる願望、夢幻だったんじゃないか? と思ってしまう。まさに桃源郷での出来事だった。
 おかげで以後温泉に入る時は、邪念が湧いて困った困った。


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