北海道ツーリング2015・その4 |
旅行期間:2015年7月30日〜8月10日 全走行距離2605km
■8月2日(4日目) 晴れ | |
朝6時。周りの人が起きてる音がするが、おいらはもうちょっと。2度寝。 ところが30分後、テントの中が暑くなってきた。強烈な朝の日差し。あちあちあち。もうアカン。はいはい、起きます。 テントから出ると、見事な青空。風は爽やか。外の木陰で寝た方が涼しいやん。
サイトの前には「いびき村」の看板。 「いびき村」じゃないエリアにも、テントがいっぱいだ。 |
おいらのテントは左の奧 |
朝飯は、筋子おにぎりのみ。 昨夜は、ジンギスカンをたらふく食ったから、少食なのかも〜(笑)。 快晴の空を見上げて食べれば、おにぎりの味は格別だぁ! |
たくさんのテントが張られている筬島駅前に向かって、朝の散歩タイム。 すると、一昨年(13年)にお会いした、走行距離40万キロ越えのフェザーライダーさんと再会。
バイク元気そうですね、と話しかけると「いえいえ大きな修理があって一時は大変だったんですよ」と。
とはいえ、修理から復活したフェザーは、とてもキレイで、まだまだ走れるぞと言ってるようだ。 |
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夏の北海道、あちこちで見かけるナゾの花 |
クマさんによる撮影会&TV取材もあって、キャンプ村は朝からにぎやか。 ぼちぼち行きますか、とテントを撤収していると、これが暑い暑い。天気が良すぎて、汗だくになる。朝の爽やかな空気はどこ行った? それなら、走って涼しくなろう!ってことで、ようやく10時前に出発。 クマさん、皆さん、楽しかったっス。ありがとうございまーす! |
針路は北へ。 颯爽とスタートしたつもりだけど、やっぱり暑い。 なにか冷たいもんを、と思いながら走っていると牛のマークの看板「天塩べこちちファクトリー」を発見。 ミルクソフトをくださいな! 一口食べると冷た〜い、牛乳の甘味が美味し〜い。ふぅ〜心が安らぐ。 |
国道40号を北上して行くと、豊富町でセイコーマートを見つけた。 ちょうどお昼時なので、去年から食べたかった例のアレがあるか?と店に入ってみると、あったー、豚丼! それもチーズ豚丼。こりゃ食欲をそそる。 日陰のベンチを探して、豚丼でランチタイム。いんや〜、海鮮系じゃない昼飯は久々かも。 チーズ豚丼は、肉が程良い柔らかさで、こりゃウマイ。あっという間に完食。これなら3個くらい食えそうだ。 食後の休憩をしていると、また冷たいもんが食べたくなった。さっき、通りがかったアイスクリーム屋さんへ行ってみよう。 |
豊富町にあるフェルムという店へ。夏限定のラムネソフトくださーい!(←) う〜ん、爽やかラムネ味。天気良すぎで、冷たいもんが、なんぼでも食べられる。 ってことで、続いてセイコマでアイスコーヒー。 日陰は涼しいんだけど、太陽の下に出ると暑いのなんのって。 今日はメシより冷たいモンを燃料に走ってるなあ。 |
途中で見つけた宮の台展望台に上がってみる。 広大なサロベツ原野の景色が広がる、大展望。 彼方には利尻が見えるはずなんだけど……、今日は見えないか。ざんねん。 |
それにしても、この何もない広大な景色はスゴイよ。 ほんと、ホッカイドーな風景だ。 日陰でもあって、涼しかったら、もっとゆっくり眺めたいんだけどなあ。 |
牧草ロールが転がる緑の草地 |
北へ北へと、景色を追いかけて走っていたら、どこ走ってるのか判らなくなった。まあいいや、いつかどこかへ出るだろう。 おっ、道道121号に出たぞ。地図見たら、北へ行くはずが、東に走ってるやん。でも、この道ええなあ。北海道らしい道やんなあ。 沼川まで来ると、稚内空港まであと20キロの標識。でも、目的地は宗谷丘陵なので、ここらで進路変更。 地図をチェックすると、道道1119号から1077号と繋げば、走ったことがない道ばかりで行けそうだ。 知らない道は、ワクワクするなあ。 |
走って行くと、緑広がる酪農的景色から、起伏のある丘陵シーンへと変わった。宗谷丘陵に入ったようだ。 右に左に繰り返すカーブを、気持ちの良いスピードでクリアしていく。
次は、丘を上って下ってのアップダウン。こりゃあ、ジェットコースターみたいで楽しい。 |
おおーっ、巨大風車がウォンウォン言いながら回ってる。それもメチャたくさん。 これが宗谷岬ウィンドファームかあ。スゴイ数やなあ、でっかいなあ。 |
あっ、鹿だ。それも親子だ。バンビがいるぞ! こっちを警戒してるうちに、写真をパチパチパチ。 撮れた撮れた、ありがと〜。道に出てきたら、危ないでぇ。気を付けてなあ。 |
次は貝殻の敷かれたダートを発見。 |
日本最北端のブランド牛と呼ばれる宗谷黒牛。 ←黒いお尻がたくさんなので、ちょっと笑ってしまった。 約3000頭の黒牛が、1600haという広大な宗谷岬牧場に放牧されているそうだ。 |
宗谷岬へ進んでゆくと、青い海をバックに、風車のある建物が現れた。 ゲストハウス・アルメリアだ。 後に知ったのだが、宗谷黒牛の料理が食べられるそうだ。それは、食ってみたかった。 |
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アルメニアからさらに宗谷岬に近付くと、また駐車場が現れた。間宮堂という食堂がある。
その横には、古びた展望台が。 |
大岬旧海軍望楼の前から見下ろした、宗谷岬「日本最北端の地の碑」。 左写真、碑の背後に広がる海を見ると、最北端ということを実感する。 |
16時、宗谷岬に到着。気温25.4度。夕方の最北端やのに、この気温。そりゃ暑いわけや。 さて、今日はどこに泊まろうか? 最北端なので、道の選択は、右か左かのみ。つまり、稚内か猿払か。 そりゃもう泊まったことのない、道の駅さるふつのキャンプ場でしょ。 |
猿払へ向かって走り出す 彼方に見えるオホーツクの海 バックミラーにカメラを持ったおいら |
猿払といえばホタテ。晩飯用に何かホタテものがないかと道の駅内の売店「夢喰間」に行ってみる。 すると看板に「ホタテめし」。これだぁ! あんましウマそうだし、昼飯が豚丼だけでハラ減ってたんで、まだ夕方なのにホタテめしを食べてしまった。 ホタテのダシで炊いたご飯に、大きなホタテ入り。こりゃあ、ウマイうまい。 全部食べてしまいそうな勢いだったが、ぐっと堪えて半分でストップ。あとの半分は夜用に残しておく。
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テントサイトはバイク横付けOK。しかも、温泉まで歩いて1分だ。 ホタテめしで小腹が満たされたので、次は風呂へ。
いんや〜今日は1日中暑くて、汗かいたんで、洗ってさっぱり良い気持ち。
テントに戻り、晩飯の準備をしていると、地平線にゆっくりと夕日が沈んでゆく。 |
今宵のメニューは、ジンギスカン300g、もやし、マカロニサラダ、サッポロクラシックのビール500と350。さらに、残しておいたホタテめし、という豪華ラインナップ。 いざ、晩飯のジンギスカン・スタート!
前方、20メートル先は牧場だ。 |
ジンギスカーン! |
目の前は、牛が草をはむ牧場風景 |
夜8時。まだ夕日の残照で明るい。 アクロスとテントがシルエットになって、ええシーンや。 そのうち、まわりが白く霞んできた。 おいらのジンギスカンの煙?と思ったが、そんなわけない。 |
霧を動画で撮ってる人 |
霧だ。それも地上1メートルくらいの高さだけが、白い霧に覆われている。初めて見る光景だ。音も立てずスーッと広がっていく白い霧。不思議やなあ。 残照も消え、暗くなると、霧も消えた。すると、一気に冷え込んできた。オホーツクらしい寒さだ。 昼間あれだけ暑い暑いって言ってたのに、こりゃもう寒い。シュラフだけじゃあかん、シュラフカバーを出して、シュラフをスッポリと覆った。 こうすれば、寒くても大丈夫のはず。お休みなさーい。 |