洞爺湖キャンプ場の朝。

　５時半に、テントの外へ出てみると、空一面に雲。晴れじゃないのか〜。

　こんな朝早くから、誰かが湖畔に佇んでるなあ、と思ったら、銅像だった（→）。
　寝ぼけ眼だから、人だと思っちゃった（笑）。

　それにしても、一晩中、大きな波の音と、誰かのイビキがうるさかったなあ。

　え〜っ、ぜんぜん知らんかった。きっと揺れても、グゥグゥと寝てたんやろな。

　たいしたことがなくって、良かった良かった。

　湖を眺めながら、お湯を湧かして、ゆっくりと朝飯。

　例のジョージ３人組のうち、一人がパンツ一丁でうろついている。おいおい。

　気が付けば、ジョージ３人組の姿がない。さっきまでいたはずなのに……。なんてサイレントで素早い撤収なんや。

　８時半、荷積み完了。そろそろ出発だ。曇りだけど、どこへ行きますかねぇ。

　羊蹄山の南側、真狩まで行ってみたけど、全く見えない。あかんか〜。
　今日は空が真っ白で、山の裾野すら見えない。

　それじゃあ、と山の西側、ニセコへ行ってみる。ダメだぁ、こっちからも真っ白。

　さらに倶知安へ移動してると、薄日がさしてきた。まだ空は真っ白だけど、暖くていいねぇ

「ゆできび」の幟を見つけて、即入店。
　朝獲れのとうきびは、甘いなあ、うまいなあ。たまらんなあ。ガガガーっと、とうきびの一気食いじゃ。

　あっ、うっすらと羊蹄山の頭が見えてきたぞ。もっと晴れろ〜。

　港ではお祭りをやってるようだ。そうか、今日は日曜だ。車も人もメチャたくさん。にぎやかで良いねぇ。

　怒濤まつりの幟が立ってるし、たら丸ってキャラクターの看板もあるよー（←）。

　でも、おいらが岩内に来た目的は、ウニ丼だ。

　これがもう、丼にびっしりと岩内産の塩水ウニ。ああ、贅沢。
　ウニが甘くて、たまりませんなあ。溶けますなあ。清寿司支店さん、ごちそうさま。

　道の駅岩内のそばに、バイクがたくさん停まってる店があった。焼き魚定食って看板に書いてるから、あれきっとウマイんやろな。

　山の上を行くワインディング。緑の景色の中を走ると、気持ち良いねぇ。

　途中で、こんな看板を発見（→）。最近はホンマに危ないから、注意せんと。

　昨日から見たかった姿なので、これはうれしい。

　なだらかに伸びる山裾が美しい。これは雄大や景色やなあ、大迫力やなあ。ほんまにええ眺めや。

　空も青くなってきたぞ。もっと晴れてくれ〜。

　すると、道の駅は車でギッシリ。えらい混雑。やっぱ日曜日は難しいねぇ。

　望み通り、お日さんが出てきたのだが、今度は暑い。たまらん。わがままやなあ（笑）。

　道の駅を出て、喜茂別方面へ。走っていると、あちこちで羊蹄山の姿を仰ぎ見ることができる。どこから見ても、素晴らしい眺めだ。

　喜茂別まで来ると「きのこ王国」看板発見。これは、立ち寄らねば。

　昼飯パート２、大盛キノコ汁と舞茸天むすを食べる。キノコのシャクシャク感がたまらんねー。

　しまった、ここも「きのこ王国」じゃないか。でも、さっき食べちゃったから、残念ながらパスっス〜。

　それなら走りを楽しもうと、支笏湖へ。このあたりは、田園風景を行く快走ロードが続くから、走るのが気持ち良いねぇ。

　雲の隙間から薄日が差すと、湖の景色はモノクロームの世界。おお、なかなか雰囲気があるねぇ。

　さてさて、もう３時半。今夜の宿は、ここから１００km先の静内だ。トットコ走らんと、日があるうちに着かないぞ〜。急げ急げ。

（その１２につづく）