北海道ツーリング2019・その2 


お寿司屋さんのまかない丼ランチ、千二百円也。メッチャ豪華でしょう

旅行期間:2019年7月29日〜8月12日 全走行距離3054km


■7月31日(2日目) 小樽 曇り晴れ
 小樽の朝。空は半分くらい晴れている。いよいよ、北海道旅の始まりだ。
 まずは、ハラヘッタ〜(笑)。

 朝から海鮮丼が食べられるという、小樽の駅前にある三角市場へ勇んでレッツゴー。

 昔から一度来てみたかったんだけど、いつも余市まで行ってしまうので、今回が初挑戦。

 行ってみると、狭い市場の中に、鮮魚店と海鮮丼の店がぎっしりという感じだ。
 店の表にある海鮮丼メニューを見比べながら、ウロウロウロ。よし、この店にしよう!


小樽駅の北側にある入口

おいらの腕より太いタコの足

カニ、カニ、カニだらけの水槽


これ5皿でもいいかも〜(笑)
 甘エビとウニとホタテが食いたいのだが、この組み合わせの丼がない。
 よし、甘エビは別皿にしよう!

 ウニ・ホタテ・サーモンの三色丼と、甘エビ刺しくださーい。

 出てきた甘エビが太っとい、ぶっとい。こりゃ、たまんないねぇ。
 まずは、甘エビカウンター5尾。

 三色丼は、サーモンたっぷり、ホタテ刺しは甘味があってうまーい。

 しかも、この刺身の量なので、ご飯が足りん。甘エビの分も欲しいくらい。ああ、白ご飯(笑)。

 朝から刺身を思う存分食べて、いやはや、豪勢な朝ご飯でした。

 よっしゃ食った食った、と市場の外に出たら、もう暑いやん。まだ8時半やのに。
 これじゃ猛暑の大阪と同じやなあ。



JR小樽駅
 腹ごなしに、小樽観光へ。いつも通り過ぎてしまう、小樽駅へ行ってみる。

 エントランスホールに入ると、レトロな雰囲気。後で調べてみたら、昭和9年建設。歴史を感じますなあ。

 右下の写真、中央にあるのは「ランプのカーテン」。左下がそのアップ。

 北一硝子が寄贈したもので、駅構内に全部で333燈もあるという。そりゃスゴイねぇ。


ランプのカーテンを拡大
ガラス製のランプが吊されている

小樽駅のエントランスホール
写真中央の四角い枠がランプのカーテン

 小樽散策が終わって、宿に戻ると、駐輪場に20台以上あったバイクが、もう2台しか残ってない。
 のんびりやってるのは、二人だけ?(笑)

 あわてて荷積みを始めたら、暑くて汗だく。ああ、そういう意味でも早めに出発しなきゃなのね〜。

 おいらが出発準備中に、もう1台のライダーが「お先に〜」と出発。
 あ〜あ、ベッタかいな。


最後の1台はアクロスだぁ

 まずは、天気が良さげな余市方面へ出発。

 ところが、どこまで行っても曇り空。できれば、積丹で青い海が見たいのになあ。どうなることやら。

 最初に見つけたホクレンで、イエローフラッグをゲット。まずは1本目だ。

 これをバイクの後ろに付けると「さあ、北海道ツーリングだ!」という気持ちになるよねぇ。


 余市に到着。さあ昼飯だ。ターゲットは、自転車旅のテレビ番組で見たお寿司屋さん。
 朝8時と11時で、海鮮丼2連発!
 わはははは!!

 開店と同時に入店し「はみ出し注意」のまかない丼を注文。
 出てきてビックリ! ホンマにネタがはみ出しまくってるよ。これで1200円は驚きだ。

 甘エビは今朝とれなので、新鮮そのもの。身が締まっててクキュクキュしてる。こりゃうまーい。


ネタをズームイン
サーモンの右、白いのがタコの頭
エビの頭の色は新鮮そのもの
 さあ、次は刺身を、と思うのだが、どこから手を付ければ良いのやら(笑)。

 そこへ、大将が助け船。「刺身を丼から皿におろして食べてください」とのこと。なるほど。

 どのネタも新鮮で美味しいのだが、一番はタコの頭。これがウマイのなんのって。いんや〜、やっぱり魚は現地に行ってこそだねぇ。

 一番客だったので、大将からテレビ撮影時の話も聞けて、満足まんぞく。


 腹一杯で、積丹方面へ走り出す。ところが、目の前にどんどん黒い雨雲が湧いてきて、こりゃアカン。結局、小樽方面へ戻ることに。

 すると、小樽から晴れて青空に。晴れたら晴れたで暑いよ、アチチチ。たまらん。

 石狩まで走って、もう限界。セイコーマートに入って、エアコン休憩。イートインコーナーで、アイスコーヒーを飲みながら、体を冷やす。

 地図を見ると、近くのモエレ沼公園にでっかい噴水があるとのこと。噴水なら涼しいだろう、と行ってみることに。


モエレ沼公園『海の噴水』
ものスゴイ勢いで水が噴き上がる
 到着すると、大きな噴水に水柱がドーンと上がっている真っ最中。
 おおーっ、こりゃスゴイ!

 腰を落ち着けてゆっくり見ようとすると、噴水を取り囲んでいた人たちが、ぞろぞろお帰りに。

 もしや、これで終わり?と説明板を見に行くと、おいらが見たのは40分間の噴水ショーのラスト5分だけ。次の噴水は2時間後だって。
 ああ、もっと早く来れば良かった。

 この『海の噴水』は、直径なんと48m。水は高さ25mも噴き上がるという、見応え満点のものだった。
 こりゃ、またの機会に本気で見に来よう。


下からも水がシュワワワ!


山頂の小さな点が子供たち
 公園内を行くと、小高い緑の山があった。なだらかな裾野が広がっている。
 モエレ山という名で、高さ52mの人工の山だ。

 その山頂から、たくさんの子供たちの元気な声が。
 ヤッホー!
 ヤッホッホッホーー!

 おっきい声やなあ、楽しそうやなあ。

 公園には、他にも不思議なオブジェがたくさんあった。なんでやろ?と思ってたら、イサム・ノグチの設計だそうだ。なるほどー。


 モエレ公園を後にし、バイクで走り出す。
 道の駅当別まで来ると「ロイズのソフトクリーム」との看板を発見。チョコと冷たいソフトに誘われて、店内へ。

 食べる前に写真を撮ってると、10秒もたたないうちに溶けはじめ、ポタポタと落ちてきた。おひょ〜。

 急いで食べている間にも、どんどん溶けていく〜。

 もうアカン、ロイズを味わうヒマもなく、一気食い(笑)。


ああ、もう溶け始めてる〜


三角屋根の塔が立ち、草地が広がる公園
 ソフトを食べ終わったら、もう3時。
 そろそろ、今夜の宿泊地を決めねば。

 ここで、フェリーの中でキャンプ場ガイドをチェックしたのが役に立った。

 新篠津にある、しのつ公園キャンプ場が近いので行ってみよう。施設内に温泉もあるので、いいかも。初めて泊まる所なので、まずは偵察。

 現地へ行ってみると、広々とした緑の公園。ファミリーがたくさん来てるが、張る場所は余裕で空いてる。よし、ここにしよう。

 なるべくバイクの近くに、ということで、駐車場の端にテントを建てた。

 テントを張ると、汗が噴き出す。陽射しは出てないが、暑い暑い。う〜、こりゃたまらん。こりゃダイエットだよ(笑)。

 設営完了。すぐに、歩いて行けるお風呂へ徒歩で向かう。さっきのテント張りでかいた汗を流して、サッパリ。

 戻ってきたら、テントが強風で歪んでる。まあ、ペグをしっかり打ってあるんで、飛ぶことはないっしょー。


アクロスのそばに設営
「ここをキャンプ地とする」


野菜と肉の程良いバランス
 さあ、近くにあるセイコーマートへ買い出しだ!
 腹が減ってるので、食欲の命ずるままに、カゴへ食べ物を入れていく。

 レジで、店員さんが黙ってお箸を二膳付けてくれた。
 あの〜、一人なんですけど(笑)。

 北海道キャンプ1発目のメニューは
  セイコマジンギスカン300g
  豚串4本
  ポテサラ、カットレタス
  クラシック夏の爽快500
  サッポロクラシック500
 いんや〜、豪華ラインラインナップですなあ。

 肉タップリの一人大宴会!

 ノドはカラカラ。早速、ビールでカンパーイ!
 グビグビグビーっと一気飲み。あ〜、一口目で半分くらい飲んでしもた。

 いつの間にか空も晴れたし、明るいうちから飲むビールと焼肉は最高ですなあ。

 おいらが焼くジンギスカンや豚串の匂いが、遊んでる子供たちの方へ飛んでいく。うまそ〜やろ〜。


豚串はジュウジュウ焼いて、ビールのつまみに


左上の鳥型はブランコの柱
 食ってるうちに、オレンジ色の夕焼け空に。夕日を眺めて、晩酌と晩飯。これがキャンプの楽しみやねぇ。

 日が沈むと、涼しい風が吹いてきた。食べ終わって、公園のベンチに座り、夕涼み。

 食後のアイスコーヒーも、また旨し。キャンプの子供たちは、暗くなっても、まだブランコをこぎ続けている。元気元気。

 公園の電灯で地図を眺めながら、さて明日はどこへ向かって走ろうかなあ。

 本日の走行距離136km。


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