北海道ツーリング2005・その5 

どーだぁ! 天下無双の甘エビ丼(かきざき商店)

旅行期間:2005年8月2日〜8月14日


■8月7日(6日目)
 曇り時々晴れ

 札幌ユースの朝。ジョージはまだ寝ている。結局話ができんかったなあ。さらばジョージ!

 今日はyou-koさんとツーリング。積丹に向けてしゅっぱーつ!

 R5を走り、銭函を過ぎ、小樽の手前から裏道へ。途中の畑で、じゃがいもの花を見ながら休憩してると、おじさんが心配気に様子伺い(笑)。畑ドロじゃないっス〜、だいじょーぶっス〜。

 まずは余市のウィスキー工場へ。初めて入るが、中は古いレンガ造りの倉庫街になっていて、なかなかいい雰囲気。博物館の中は、ウィスキーの甘い香りがする。


取材でもないのに、ウィスキー樽に
抱きついてハイポーズ


溶けてる〜リンゴのホッペソフト
じゃがチュウには
メロン味、ハスカップ味が
 まだ、かきざき商店の開店時間まで間があるので、余市の道の駅へ。掲示板に「リンゴのホッペソフトを食べよ」と言う書き込みがあったので、さっそくパクリ。おいら的には、もう少しリンゴ味が濃くてもいいぞ。

 でも、冷たいもんは助かる。イマイチ晴れきらないが、気温は高い。あまりの暑さに、リンゴジュースまで飲んでしまった。

 道の駅では、謎の宇宙食を販売中。余市は宇宙飛行士の毛利さんの故郷だからかぁ。しかし、宇宙食に中にタコヤキまであったぞ。ホンマかいな。



天下無双の甘エビ丼だぁ!

マグロ丼もメチャうまそ〜
 少し早いがもう我慢できない。10時半にかきざき商店へ行ってみる。そしたら、もうやってるではないか。バンザーイ! 中に入ると、この時間なのにもう満員!

 おいらはエビ丼とイカ刺し。出てきてビックリ! 大きな甘エビが15匹!

 前よりエビの数が増えてないか? うみゃいぞ、うみゃいすぎるぞー! これで735円なんてウソみたい。イカ刺しも2人前の量で250円。うまくて安すぎる〜。

 やっぱり、かきざき商店はサイコーですなぁ。



浜辺に咲いてたハマナス
思わず、♪ハマナス〜の咲く頃
と口ずさんでしまう
 積丹を走ってると、どこもかしこも海水浴客でいっぱい。豊浜の休憩ポイントも車でいっぱい。いつもはガラガラなのに……とyou-koさんが驚いていた。

 海水浴客は、石の多い海岸や港のすぐそばでも泳いでる。短い夏を楽しもうとしてるんやなあ。

 その時、ふと山側に目を向けると怪しい雲が……。雨降らんといてくれよ〜。

 ここらでひとっ風呂と、岬の湯へ。露天からは、浜を見下ろす絶景だ。仁王立ちすると、海水浴客が見えるってことは……。どうだぁ〜っ!(笑)


 ようやく、なぎさ食堂へ到着。お姉さんに「昨日ここに来た人が、うちの掲示板に書き込んでくれて」と話をすると「テツさんですか」と言われる。なんで名前を(笑)。

 昨日訪れたちぐささんの話で盛り上がり、ウニ丼の味を忘れそうになるほど。
 今年も2000円満タンのウニ丼は健在でした。ごちそーさん。

 次は神威岬へ。急に風が強くなり、岬に近付くに連れ、横殴り状態。ううっ飛ばされる〜。岬もすごい風。駐車場に置いたバイクが倒れそうやぁ。


旬のウニはホンマに甘い
ウニ嫌いの人も、ぜひ一度!


 さて食うだけ食ったんで、札幌へ。

 ところが、小樽からずっと渋滞。途中で木いちごソフトを食べて休憩しても、車の量は減らない。ようやく、行きに走ったバイパス道道へ。

 曲がり道を走っていると、急にyou-koさんが脇道へ入っていった。どんどん山道へ。どこ行くん?これ近道なん? と思いながら着いていくと。小さな展望台に到着。

 you-koさんが「ここは、近未来を舞台にしたマンガの」と言われた瞬間、おいらは大声で「あ”〜っ!」と叫んでしまった。前にいた老夫婦が驚いてる。すんませーん。

 どこかで見たことがある……と思ったら。そう、たぶんここは、高橋しんさんのマンガ『最終兵器彼女』の舞台。確信はもてないけど、この展望台の形は間違いない。

 思い入れのあるマンガだけに、ホントにホント?という気持ち。まるで自分がマンガの世界に入り込んだような気になり、しばし呆然。



『最終兵器彼女』というのは、北海道小樽を舞台にしたSF&恋愛マンガ。地球規模の戦争に巻き込まれた高校生二人の恋物語だ。おいらにとって、とっても思い入れのある作品だ。

 展望台に立ち、周りを見渡す。ほんまにマンガと一緒やぁ。
 見上げれば、ヒロインのちせが座ってた展望台の屋根。うそみたいやなあ。


岩井俊二さんの映画『Love Letter』で
見た覚えがある小樽の眺め
 この展望台は、かつてはマンガファンによるラクガキで一杯だったそうな。今はキレイに塗られてしまっている。ファンの熱い想いで一杯やったんやろなあ。

 壁に書く代わりにメッセージボードを設置して、幸福駅みたいにメッセージを貼れるようにすればいいのに。

 展望台から坂を下りて行くと、すぐに小樽の街へ。こんなに近いとこに、あの場所があったんかぁ。


 今日の宿は、北村ふれあい公園。札幌をパスして、石狩、当別経由で行くことに。you-koさんとは銭函でお別れ。また会いましょう!

 辺りはどんどん暗くなる。ところが急げども急げども、キャンプ場に到着しない。地図じゃ近くても距離は遠い。さすがは北海道!

 とうとう真っ暗な畑の中を走ることに。虫がブンブン飛んでくる。シールドが汚れて見えへん。ヘロヘロになりながら着いたのは20時。ぷしゅ〜。

 まずは風呂風呂!とキャンプ場の前にある温泉に入ろうとすると大きな看板が「リニューアル・10日オープン!」
 3日後やんかぁ。ぷしゅぷしゅ〜。


走ってる途中で見かけた野焼き
こんな写真撮ってるから
また遅くなる(笑)

焼き鳥とモルツの宴っス〜
なんだかゴージャスな気分(笑)
 木のテーブルで話をしてるライダー二人に、仲間に入れてもらって、晩飯。

 今夜はやきとり8本とジャンボ鮭おにぎりと千切りキャベツ。こっちで見つけたモルツプレミアムもうまいっス〜。

 ライダーの一人は、おいらと同年齢で専門学校の先生。何度も北海道に来てるが、今年初めて稚内へ行くという。オロロンをぜひ!と勧めておく。

 もう一人は大学生ライダー。今年で2度目なので、ゆっくりと北海道一周したいと言っていた。「学生時代の休みは、人生で一番自由な長期休暇なんだよ〜」と言っておく。

 ほどよくお開き。テントに戻る。あ〜、今日は濃ゆい1日でした。満喫満喫。


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