６時に朝メシ、たらこバター醤油おにぎり。中から濃厚なソースが出てくるって食感で、パワーがみなぎる。

　キャンプ場を後にし、近くのセイコーマートへ。まずはコーヒータイム。朝はコーヒー飲まないと、脳が活性化しないっスねぇ。

　飲むもの飲んだら、いざ出発。さて、どちらへ行こうかな？

　北上するオロロンライン方面の空は曇り。天気予報では東の方が晴れてるらしい。ほんじゃまあ、天気の良さげな内陸方面へ向かってみよう。

　おっと分かれ道。稚内空港まで２１kmとあるが、そっちは選ばず、おいらは東へ。晴れを求めて、道道１３８号で道北を横断し、猿払へ向かうぞ。

　走っても走っても続く緑の道。いい気分なんやけど、トイレに行きたくなってきた。こういう時に限ってないんよねぇ。

　１０km、２０km過ぎても見つからず、モジモジしながら走り続ける。

　あかん、もうピンチ！と思った時にトイレを発見。これがまたとってもキレイなトイレ。ありがたや〜。助かったっス〜。

　今来た道を振り返ると、空には真っ黒な雲。うわっ雨降りそうやん。

　これから走る方向の空は見事な青空。こりゃ早く行かなきゃ。さあ、急げや急げ猿払へ！

　道北縦断も面白いもんだ。こういうルートはなかなか取らないからねぇ（笑）。

　ここでアクロスは２９９４００キロを突破。３０万キロまで、あと６００キロ！
　さあ、どこで達成するんかな。

　まずは、こけももソフト。薄いピンク色なのわかるかな。酸味のあるフルーティな味が良い。

　以前はこのソフトの店で、大ぶりのホタテを食べたんだけど、もうやってないみたい。残念無念。

　ホタテを食べたくなると、猿払に来ちゃいますなあ。大きなホタテをパクパク食べて、満足満足。

　さあ食うもの食ったら、行きますかぁ、最北端へ。

　惜しむらくは、曇り空。晴れは海沿いだけのようだ。緑の丘陵で晴れてたら最高なのに。

　と思ったら、目の前に鹿が４頭現れた。角がデカイ！　最初はビックリしたけど、だんだんうれしくなってきて、コーフンしてしまう。

　稚内へ来ると、再び快晴の青空。それも雲一つない。岬とそんなに離れてないのに、天気ってビミョーなんだねぇ。

　結構、話が盛り上がったので、アクロスがもうすぐ３０万キロという話までしてしまう。

　宗谷岬に比べると、ここはなんだか、ほのぼのしてるだよねぇ。

　いつもは写真を撮るので、走って止まっての繰り返し。
　ところが今回はあまり写真を撮らずに、走りに専念。オロロンラインをビューンと走り抜けるのは、開放感一杯でメチャ楽しい。

　こんなに手の長いクレーンで、メンテするんですなあ。操作するのも大変そうや。

　急停車して、ヘルメットをぬいでカイカイカイカイ。ふいぃ〜。

　ここで２９９６００キロ。いよいよ見えてきましたなあ。

　ホッカイダー小原さんの写真展ポスターが貼られていたので、記念にパチリ。

　それなら駅そばだ！と行ってみたら、１６時で閉店。ざんねーん。

　そばを食ったら、もう５時過ぎ。今宵の宿は……美深にしよう！

　あの時のこけさん、立派なヒゲ姿でしたなあ。肉祭り宴会は楽しかったなあ、と思い出す。（その時のレポート）

　場内にある風呂へ行き、体があったまると、右太ももがメッチャかゆい。いつの間に、こんなところを虫に刺されたんやろか？

　ようやく焼けた塩ホルモンを一口！　うんまいなあ、ビールにピッタリやあ。

　星空を眺めていたら、シューッと星が流れました。思わず、うわっ流れ星や、って声が出ちゃった（笑）。なんの願いが叶うんでしょうか。

　実は、この頃、アクロスに心配ごとが。スピードメーターの針が微妙にプルプルと震えていたのだ。経験からすると、これはメーター・ワイヤーが切れる直前の現象。だけど、この土壇場で切れてもらっては困る。

　ワイヤーが切れそうだ、ということを本当は掲示板に書きたかったのだが、実際に書くと、ホントに切れてしまうんじゃないか、という予感もあったんで、書かなかったのであった。