'00年春 阿蘇湯煙ツーリング・その4


阿蘇・米塚
いつ見ても美しい形だ


旅行期間:00年4月29日〜5月5日




米塚がこんなに急斜面とは!
でも、みんな登ってるぞぉ〜
■5月3日(5日目)

 坊中キャンプ場の朝。5時くらいからザワザワしはじめる。寝かせてくれ〜。昨晩は寒くってロクに寝てないのだ。この暖かい時間を寝ずにどうするのだ。

 のんびり9時頃撤収。まずは阿蘇へと登って行く。快晴の青空。牛もいる。ワインディングをアクセルを開けて、右へ左へと駆け上がる。ああ幸せ。でも既に車が多いので、米塚へ行ってみよう。今年はまだこのラインを走っていない。

 これがすごくいい感じ。こんなに間近に意識したことはない。人が登っている。そうとうな急斜面だ。見上げているうちに自分も登りたくなってきた。行くぞ!




米塚山頂
お鉢型にへこんでいた
 実際登ってみると、これがキツイ! 振り返ってみると、下りなんて真っ逆様に見える。みんなよう登るなあ。

 はぁはぁ言いながら、ようやく山頂へ。お鉢型にゴボンとへっこんでいる。でも、山頂からみた景色はまさに絶景。阿蘇の緑が360度見渡せる。ここまで上がってき者のみに許された景色だ。

 下りは順調にカニ歩きで下りていく。満足満足。でも、汗だくなので近くにある「ウィナス」という温泉へ。露天風呂が広くていい気持ち。何よりひと汗かいたあとの朝風呂だ。気持ちいいー。




キンポウゲ、見ぃーつけた!
 連休が始まり国道が込むので、ローカル道を走る。水を張ったばかりの田んぼが、雲を映し出す。桜や菜の花が咲いている。そんな田園風景をバチバチ撮っていたら遅くなってしまった。12時に友人と待ち合わせているというのに。ここでは自由な時間が流れているから、カンニンしてなあ。

 なんとか待ち合わせの市ノ川駅に到着。そこがそのまま食堂だった。友人と合流。名物のたかなめし定食を食う。だご汁とホルモン付き。でも、麦とろ定食にも心惹かれてたんよなあ。ああ、両方食いたかった。

 この店で、南極二号を乗せたバイクを発見。どうやって走るのか、持ち主が来るのを待っていたら、向かい合わせダッコ状態で走っていった。ポリさんに見つかったら怒られるだろうなあ。




右が一心行の桜
阿蘇を見上げる
ほんとにいい場所に立っている
 阿蘇の南、白水村へ行ってみる。一心行の桜がどうなっているか見てみたかったのだ。入口にバイクを止め、歩いて上がっていく。雲一つない青空。田舎道の雰囲気を味わいながら、ゆっくりと歩いていくと、菜の花が輝いていた。いいねぇこういうの。

 10分ほど歩いたか。ようやく辿り着いた一心行の桜は、見事に青葉が茂っていた。誰もいないので、木に話しかけてみる。今度は花が咲いてるときに来るからなあと。ここからは外輪山を見下ろし、阿蘇を見上げることができる。いい場所だ。今度咲いてる時に来るからと約束して出発。今日の宿を探しながら走る。




この日一番カワイかった!
もぉ〜〜〜ん!!
 鍋の平キャンプ場へは、民家の間の細い道を行く。道を間違えたかと思った頃に、山の斜面いっぱいのキャンプ場が見えた。これは思ったよりかなり広いぞ。

 まずはひとっ風呂、高森温泉へ。露天はぬるめでいくらでも入っていられるし、何より根子岳が見えるのがいい。風呂も広かった。

 キャンプ場に戻り、晩ごはん。馬刺を一人で贅沢に食う、美味美味。ワンパック580円で売ってるもんなあ。
 となりのライダーの和に入れてもらう。滋賀の人が焼いてくれた焼き肉しょうゆいためがうまかった。みんなオフなので、知らない話しもあっておもしろい。

 昼間はTシャツで過ごせるほど暑かったのに、夜は一気に冷え込む。メッチャ寒い。なので十時半にお開き。
 キレイな夜空に、星がたくさん見える。流れ星を一つ見つけた。明日はいいことあるかなあ。
 ホカロンを入れて寝たけど、それでも寒かった。


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