沖縄ツーリング98・その1

日本一早い・お花見ツーリング

旅行期間:98年1月24〜26日


 その1は、幻の通信員月報「沖縄お花見ツーリングレポート」です。


1月に咲く八重岳の緋寒桜

「新春・沖縄花見ツーリング情報」

 さあ、冬こそ南の島へ行きましょう! 沖縄へ飛行機でひとっ飛び。バイクをレンタルすれば、気軽にツーリングを楽しむことができます。

 しかも、沖縄では一月中旬から桜が咲き始めるのです。これを逃す手はありません。「初花見」といきましょう!

 沖縄の桜は緋寒桜といい、北部から咲き始めます。理由は、寒さを関知して花が咲くからだそうです。そのため、寒い年よりも暖かい年のほうが、開花が遅いそうです。そこで名護をベースに、沖縄本島北部をめぐることにしましょう。

 まずは、日本で一番早咲きとして有名な今帰仁城跡の桜。昔、CMでこの場所を知り、いつかきっと来るぞと思っていました。城跡から見下ろす海の景色は素晴らしく、青い海をバックに紅い桜を見ることができます。

 次は八重岳の桜。ぼくが行った時は、丁度満開でした。四キロの山道を約四千本の桜並木が連なっているので、バイクに乗ったまま花見ができます。また露店も出ていて、山羊汁やタコライスなどの沖縄名物を、気軽に食べることができます。

 最後は名護城跡を含む名護中央公園。ここにはなんと約二万三千本もの桜があり、花見客も一番多いようです。公園の高台からは、名護の街や海を見下ろすことができます。

 さて、花見以外のコースも紹介しましょう。まずは海。沖縄の海は、冬でも思わず泳ぎたくなるほどの蒼さです。本部町瀬底島の海や今帰仁の海岸線を走っていると、「帰るのやめようかなあ」と思ってしまいます。

 次は山。北へ北へ向かって走ると、ヤンバルクイナで有名な「やんばるの森」があります。その中を何本もの林道が走っており、濃い緑の中を駆けることができます。天然記念物の動物と、ばったり出会えるかも知れません。

 最後にこの時期の気候ですが、日中の気温が二十度前後なので、秋ぐらい格好で走れます。

 さあ、コタツになんか入ってないで、今すぐ沖縄へ!

             (終わり)


今帰仁城跡・南国の花が咲く


桜といっても花は小さく梅のようです。


<八重岳で食べた!>牛汁

 八重岳では「桜まつり」が開かれていて、たくさんの出店が出ていました。店の幟に出ている「山羊汁」「牛汁」が気になって、牛汁を食べることにしました。
 だいこん、わかめ、レタスがどっさり。そして、半ナマの牛肉がばこばこ入っているゴーカイな汁でした。それがどんぶり一杯出てきてご飯つき。ちょっと小腹の足しに、と思っていたのでほんまに腹一杯になりました。  店のおばちゃんは、明るく元気で「若いんだからもっとお代わりしなさい」と進めてくれるのですが……。今度は腹を空かせて行こう!


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