ウィークエンドラン近畿 最終回!
本日発売のアウトライダーで、復刊から13年続いた連載が、今回をもって終了となりました。
ラストは、おいらの記事ですから、もちろん桜。
京都の南部、山城エリアの川沿い桜をズラリとラインナップ。文章の方も、桜への想いを熱く綴っています。
数えてみれば、13年間で73本!
我ながら、近畿エリア限定で、よくぞガイドし続けましたなあ。
フリーになって2年目から現在まで、おいらにとって最長の連載でした。
終了が決まってからのラスト3本は、毎回、フルスイングの写真&文章で攻めてみました。
それが「熊野・那智勝浦」「神戸」「京都南・桜街道」の3部作。
毎回、これが最後!と気合いを入れて、これまでのウィークエンドランとは違った、迫力が前面に出るような写真と、ちょっと変わったレポートを綴りました。
ラストの今回は、4年間かけて撮影を続けた桜を、2ページに詰め込みました。
アウトライダーと桜へ、万感の想いを込めたWEEKEND RUN 近畿・最終回!
ぜひぜひぜひ、ご一読くださ〜い!
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アウトライダー話・パート2。
ウィークエンドランを13年書いてきたわけですが、おいらはそれ以前、アウトライダーの通信員をやってました。
ミリオン出版時代のアウトライダーで、96年4月〜01年3月の5年間。
だから合わせて18年間、毎号毎号、アウトライダーに原稿を書いてきたわけで。自分でふり返っても、それはなかなかスゴイことやなあ、と思います。
通信員を始めた頃、最初はなかなか掲載されなくってね。初掲載は3,4ヶ月後ぐらいだったと思います。
当時は毎月発売だから、原稿サイクルが早くって。載らなく載らなくても、いろいろ趣向を変えて書き続けてみました。だから初掲載はうれしかったなあ。
20年前、あの掲載された1編が、今に繋がってるんですねぇ。
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アウトライダー話・パート3。
今回の桜の写真。4年かけてコツコツと撮った満開の姿ばかりです。
有名な場所は、リアルタイムで開花状況がネットで分かるんですが、井出町の玉川堤を除いて、そういう情報のない桜ばかり。
なので、なかなか「青空+満開」という時期にめぐりあえずに、毎年通いましたよ。
それだけに、今回のアウトライダーで掲載候補にあげた写真は、吟味に吟味して選んだ25枚。そこから掲載されたのは7枚。
ってことで、お気に入りの写真でも選ばれないのも多々あり。その1枚が、この不動川公園のバイクと桜です。
これ、アクロスが花見してる感じが出てて、好きなんですよね。メインで使われてもいいかなと思ってた1枚です。
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アウトライダーの裏話。
実は今回、桜の話を書くために、正月からずっと西行法師のことを調べていました。
桜の歌を多数残した西行の歌の意味を知ろうと、図書館まで出かけたりしてたら、なんだか久しぶりに勉強してるって感じがして。
でも、勉強し過ぎて、頭がオーバーヒートしてしまったことも(笑)。慣れんことを、し過ぎるのはよくないっス。
書き出しは早くから決まっていました。
『花の歌人・西行は、佐藤義清という名の武士であった。』
ここから一気に、桜の原稿を書き上げたら、なんと文書量が規定の2倍になってしまって。こりゃもう、あかん、半分にせんと。
というわけで、西行さんの話はばっさりと削ることになりました。その代わりに「散る桜」の部分を濃く描き、西行さんの歌を一首、文章の中へ入れることにしました。
ってな経過をへて、書き上げたのが今回の文章です。
掲載候補にあげても「使われる写真、使われない写真」があるように、文章にも「世に出る物、出ない物」があるもので。いつかどこかで、ひょいと芽を出す日がくるかもしれませんね。
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