南東北・桜追っかけツーリング・その4 |
鹿角平の夜明け
旅行期間:99年4月29〜5月3日
この景色を見ながら朝メシ! |
■5月2日 鹿角平の朝。爽やかに目覚めた午前5時。ちょうど朝日が出ようとしていた。緑の草原の向こうから、ゆっくりと昇る太陽は、「今日もいい天気だよ」と言ってくれてるようだ。草原での朝食。モンゴルキャンプの朝を思い出してしまう。
さあ出発、とバイクに荷物を積み終えたら、メガネがない! どこ行ったんやあ、と一人大騒ぎして探しまくるが、ない! おかしい。もしや?! と思い、テントをバラしてみると、あったー! テントの中のフックに引っかけたまま畳んでいたのだ。よくメガネが壊れなかったもんだ。 |
牛も眠たそう・のどかだねぇ |
まずは矢祭のツツジを見に行く。田んぼと緑がいっぱいのカントリーロードを、鼻唄まじりに走る。田んぼに並々と張られた水を見ると、昨日のキャンパーが言っていた「そこだけ空気の温度が冷たい」という話しも、なるほどと思ってしまう。 |
矢祭のツツジ |
矢祭に着くと、川沿いに車がたくさん停まってる。そうか今日は日曜日、人が多いわけだ。山へ上がると、スゴイ数のツツジが出迎えてくれた。薄い赤より、赤紫系の花の方が好きだ。濃い赤が日差しに映えて輝いている。 次は「朝から露天風呂!」ということで、「ゆーゆーランドはなわ」へ。これが何故だかスゴく良かった! 料金は千円でいわゆる健康ランド系なんだけど、すごくホッとしたのだ。スカッと晴れた青空を見上げながら入る露天風呂は、旅疲れをときほぐしてくれた。隣から、ガハハというおばちゃんの笑い声が聞こえてくる。プハァ〜。 さっぱりして北上。気分がいい。腹が減ったので、コンビニで冷やし中華を食べる。こっちの中華には、マヨネーズが入ってるのが関西との違いだ。駐車場でバイクに跨ったまま食べてると、隣の車から声をかけられた。「バイクは自由でいいねー。どっから来たの?」と性格がカラッとしてそうなおばさんが聞いてきた。「大阪です」「へえーっ、ずっとバイクで走ってきたの?」「そうです」「すごいねー」
車には、おじさんお爺さんお婆さんが乗っていた。お爺さんも何事か話しかけてくれるのだが、またしても半分くらいしか分からない。笑顔でうんうんと頷いてると、また熱心に話しかけてくれる。うれしいなあ。不思議な出逢いだ。 |
どっちの色が好きですか? |
幻の桜並木。彼方まで桜色のはずだったのに |
さらに北へ向かうと、古殿という町の八幡神社に、流鏑馬を発見。馬小屋にJRAのマークが付いている。おそらく流鏑馬の日になると、この辺りが馬場で、この辺りに的を置いくのだろうな、というのが想像できた。蹄の音が聞こえてきそうだ。見てみたいなあ。 さらに北へ。目指すは、2年前に高速道路から見た川沿いに咲く桜並木。小野IC付近で見た記憶があるので、その辺りの川沿いに行けば、見つかると思い、ここまでやって来たのだ。ついに『夏井の千本桜』という看板を発見! これだあ、と勇んで走っていく。細い道を通り抜けると目の前に川があり、そこを桜並木が埋め尽くしている……はずだったのに、全部散ったあとじゃあ〜! ウソやろ〜と言いながら、川をどんどん溯って行くも、全く花は残ってない。み〜んなキレイに散っている。ざんねんじゃあ〜。悔しいので青葉繁る桜をしばらく見上げていた。
今日はもうおしまい、ということで、仙台へ向かう。なぜ仙台か? それは牛たんがあるからだ! 着いてさっそくいつもの店へ。迷わず1.5定食と生ビール! 牛たん(塩)1.5人前と麦めしとテールスープとお漬け物の定食。付き出しに肉豆腐が出てきた。これもウマイ! 生ビールをキューッと一気飲み。旅の疲れも、キューッとどっかへ消えていく。ビールも麦めしもお代わりだ! 桜のことも忘れて、あ〜幸せ。牛たんを食うために、わざわざ仙台まで来てしまう。店は大忙しなのに、兄ちゃんも姉ちゃんも愛想がええわ。 あ〜、うまかった! まさに、食い倒れの街・仙台。 写真を撮ってないので、牛たんの写真が出ているリンク先を紹介します。
|
悔しいので、自分の足を記念撮影! |