鹿児島ツーリング2003・その3


快晴の天気がうれしくって
うぉ〜っと叫びながらテントを持ち上げる
開聞岳は笑ってるやろうなあ

旅行期間:2003年6月23日〜6月27日


■6月26日(3日目)
 快晴

 朝5時。外が明るいのでテントから出てみたら、なんと雲一つない青空! 昨日までの雨がウソのようだ。

 振り返ると、開聞岳の山頂に一筋の雲がたなびいている。その雲も、見ているうちにどんどん消えていった。

 こりゃもう、即出発だ!


 これは開聞岳周回道路の入口にあるトンネル。

 HPの読者にこの道路の存在を教えてもらって以来、ずーっと走ってみたかったのだ。

 走ってみれば、思った以上に長いトンネル。いや、初めて走るから長く感じたのかもしれない。

 初めて走る道っておもしろい。その先を知らないから、体は自然に緊張してる。でも心は、何が起こるか、どんな景色が待ってるか、ドキドキしてる。

 トンネルを抜けると、松林が続いていた。さらに先に進むと、ようやく海が見えてきた。南国の青い海が。




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 おいらの一番好きなポイントへ来た。川尻の漁港の近くだ。

 ここから眺める開聞岳が一番好きだ。それも、防波堤に座ってみるのがいい。

 おにぎりを頬張り、冷たいお茶を飲み、ゴロンと横になる。聞こえるのは砂浜に打ち寄せる波の音だけ。

 開聞岳と何かを話した。仕事のこと、これからのこと、人生のこと。

 言いたいことを言ったら、眠くなって、ひと眠り。潮風が心地よかった。

 


 池田湖のイッシーに跨った帰り、「唐船峡町営そうめん流し」という看板が目に入った。

 ピーカンの青空は推定気温33度。ちょっと休みたいなあ、と思って道を曲がった。

 駐車場から階段を降りていくと、まるで地下ドームのような場所に100席くらいのテーブルがずらりと並ぶ。ビヤホールといえば、雰囲気は伝わるか?

 そのテーブル一つ一つで、そうめんがグルグル回ってる。こりゃスゴイ!

 正しくは地下でなく、峡谷の下。周りを湧き出る水に囲まれているから、自然に涼しいのだ。火照っていた体が生き返っていく。

 そうめん1人前は530円。こりゃ、みんなで来ると楽しいやろなあ。


 開聞岳の西にある瀬平公園。ここから見る姿は、まさに海に浮かぶ島。

 ほんとは、手前の道路にバイクを走らせて撮りたいんだけどね。

 ここで、枕崎から来た元気娘ライダーと出会いました。

 話してみたら、なんと初ツーリング! また、新たな旅人ライダーが一人誕生しましたなぁ。


 一日の最後は、国民宿舎かいもん荘でひとっ風呂。

 ここは前回の旅で入れなかったんで、2年がかりでようやく夢かなうって感じ。

 露天風呂から、開聞岳が見える。

 山を見上げて、のんびりと浸かれば、ザザザーッという波音が聞こえてくる。

 ほんとに、いい1日やったなあ。



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