北の大地の旅


98年夏 北海道ツーリング・その3
その3は、風景編PART2です。
8/2〜8/4の道南、道央の風景をまとめてみました。

<道央>中山峠〜洞爺湖のどこか

 いやー、晴れています。数少ない晴れの写真です。雲のかかり具合が、なんともいえず良かったので、シャッターを切りました。
 この時は、札幌から中山峠、洞爺湖近くの北湯沢YHで働いてる友人を訪ねて、羊蹄山に向かいました。
 羊蹄山、2回目なのですが、今回も雲で姿を隠していました。蝦夷富士と呼ばれる美しい姿を見るまでは、何度でも行かねばなりません!
(この山は羊蹄山ではありません)


<道央>岩見沢競馬場・実況ナマレポート

 ここは「ばんえい競馬」と云って、TVでやっているサラブレットの競馬ではなく、重いソリ(1トン)を引っ張るレースなのだ。
 第1レース直前に到着。観客もまばら。ほんとにいない。客席には50人も座っているだろうか、という状況。期待通りだ。地方競馬のこの雰囲気を味わってみたかったのだ。威勢のいいおばちゃんの手書き競馬新聞を買い、パドックで見て気に入った馬と、新聞の◎と○の単勝馬券を買う。
 第1レースが始まり、馬が1トンのソリを引っ張りながら、二つの坂を力を込めて越えて行く。◎の馬がダントツの1着。当たった。600円の勝利であった。続く第2レースも勝ち、時間の関係で第3レースが最後のレースになる。ここまでの勝ち分を全て突っ込んで勝負!
 ぼくが買った馬は、二つ目の坂を越えた所までトップ。残り200mだ。頑張れーと応援していると、後ろから追い上げて来る馬がいる。もういても立ってもいられない。観客席を下りて、柵の前まで行き、一緒に歩く。そう、歩くのだ! 1トンのソリを引く馬のスピードは、ゴール直前で人が歩くよりも遅くなる。だから、観客は歩いて馬と一緒にゴールするのだ。
「頑張れ! 行けっ! あと少し!」と馬に声をかけながらゴール! 少ない観客なのに、熱い歓声があがる中、ぼくが買った馬と追い上げて来た馬は、ほぼ同時にゴールした。電光掲示板を見つめる。勝てば天国、負ければオケラ。結果が出た。おーっという歓声に包まれ、ぼくの買った馬が2着と表示される。
 ばんえい競馬の醍醐味を少しでも味わえたことに満足して、ぼくは岩見沢をあとにした。

 ばんえい競馬の開催日程など詳しい情報はこちら


<道央>ニセコパノラマライン〜岩内

 ニセコパノラマラインの走りは、結構ワインディングがあっておもしろかったです。しかし、グレーの雲に覆われていたので、気分は今イチすっきりしませんでした。
 ところが、日本海側の岩内まで出てくると、青い海、蒼い空が待っていたのです! これはうれしかったなあ。
 青い海へ向かって真っ直ぐに伸びていく道は、まるでぼくのためだけに用意されたような気がしました。


<道南>恵山〜鹿追あたり

 コンブだぁ〜!
 どうだっ、とばかりに吊された昆布を見ていると、ここに暮らす人たちの活気みたいなものが感じられました。
 ちなみにこの近くにある鹿追の間欠泉は、来年(平成11年)まで見学不可能になっていて、残念無念でありました。


<道南>森駅のいかめし

 有名なので一度食ってみようと買いに行ったら、売り切れでした。しかし、ライダーと話しながら20分ほど待つと、できたてのアツアツがやってきたのです。
 腹が減っていたので、バクバクと食ってしまいました。待つこと20分、食うこと2分。
 食い終わってから、中身の写真をとるべきだったと気付いたのでした。


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