北海道ツーリング2000・その2


大沼・駒ヶ岳の姿が浮かび上がる


旅行期間:2000年7月29日〜8月6日



昆布、こんぶ、コンブ!
辺りは潮の香りが漂う
小さな子供も手伝っていた
■7月30日(2日目)函館晴れ

 朝市から帰って、9時半出発。
 まずは恵山へ。「海沿いがいいんでないかい」と昨夜、かわ村のご主人が教えてくれたから。青空の下、一家総出でたくさんのコンブを干している。すごい数や。潮の香りが鼻をくすぐる、海沿いツーリング。

 ところが恵山に向かう途中からガスっている。せっかくええ天気やったのに。恵山が見える道の駅で、けんちゃんが教えてくれた、いかそうめん(300円)を食っているうちに少しずつ晴れてきた。前回来た時は雨で見られなかっただけにうれしい。

 れれ子さんが教えてくれた、海岸に湧く水無瀬温泉に行くと、家族連れが海水浴をしていた。それも3家族くらい。いくらなんでも、これじゃあ素っ裸で入れない。残念じゃあ! やけに家族連れが目立つと思ったら、今日は日曜日なのだ。




この日は強風のため、
湯が上まで飛ばないよう
ガードが取り付けられていた
 気分を変えて、鹿部の間欠泉へ。前回来た時は、公園化工事中と言うことで見られなかった。ところが、えらい立派になってしまってビックリ! 入場料三百円也。

 間欠泉は、ほぼ10分毎に水が出るため、ちょっと待っていれば見られる。それでもその間退屈させないためだろう、足だけ浸かる『足湯』ができていた。ああ、至れり尽くせり。

 ゴボゴボゴボッという音がして、白い煙が導火線のように地を這ったかと思うと、シュバーッと湯が吹き出てきた。おおーっ、すごいすごい。2度見て満足し、次は大沼に向かうことにする。

 大沼に向かった途端、快晴の青空に! やっぱり曇ってるのは海岸線だけなのだ。しかし、ここから一気に暑くなる。ひぃ〜! でも走っていると、山の背がゴボンとへこんだ駒ヶ岳が姿を現した。なだらかな山の姿が美しい。


 大沼はお祭りで大賑わい。そんな中、「夢屋のジャンボ焼きそば」という看板に釣られて、フラフラと入っていく。
 となりのテーブルで二人がかりで食っているのが、ジャンボ焼きそばの大盛りのようだ。ここは腹八分目に中を頼む。しかし食ってみたら、具が多くそばが少なかったんで、大盛りでもいけたかもしれんなあ。惜しい。

 そのすぐそばに、おくじゅんさんオススメの『沼の家』があったので、大沼だんごを買う。これは今晩のおやつやな。



ジャンボ焼きそば・中盛り



ゴツゴツした岩場
ゴーッと音を立てながら流れる緑の水
ロケーションは最高!
 ここから一気に江差へ。渡島半島を東から西へ大移動。ホンマにロスの多いツーリングや(笑)。行きたいところへ行くと、必ずこうなってしまう。でも、なかなかの快走路だった。

 江差から北へ向かう。ソーランラインを駆けて、目的地の熊石へ。ここには熊の湯という無料露天風呂があるのだ。これが正解! 岩をくりぬいた湯舟のすぐ横には、エメラルド色の水がどどどーっつと流れ落ちている。

 先に入っていたライダーと撮影会をしていると、水着ギャルが男連れで入ってきた。こっちは素っ裸なので、ちょっと恐縮してしまう。やっぱり去年みたいな美味しいことは、そうそうないんやなあ(笑)。

 この風呂は気に入ったなあ。山の中の静かな温泉。ロケーションは最高。でも、一緒に入ってたおじさん曰く、熊が出るそうな。


 風呂から上がるともう5時半。でも、まだ空が明るいので、さらに北を目指す。
 ところが、渡島半島を東へ向かい、峠を越えた途端に一面の霧。まっしろ。北へ行けば晴れるかと思い、北上するもダメ。夜7時になり、日も暮れたので、長万部でキャンプすることに決めた。

 キャンプ場へ行く前に、ひとっ風呂。長万部温泉へ行く。久々に番台のある風呂に入った。銭湯かぁ、なんか懐かしいなあ。ここまで半袖で走って寒かったんで、あったまる〜。

 長万部公園キャンプ場に到着。途中で買ったカニメシとラーメンを喰らう。カニメシは何度食ってもウマイねぇ。食った途端に睡魔が襲ってきた。隣りにライダーコンビがいたんで、話がしたかったのだが……ぐうぅ。



熊の湯は、ほんまに気持ちよかったぁ!
青いホースで水を入れて
湯加減を調整します。

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