朝飯は、ウィンナーパンとメロンパン。いつもと違うパンを食べながら飲むホットコーヒーは、しみじみうまいね〜。

　今日はテント撤収がないので、出発も早い。８時前にバイクに荷積み完了。

　標茶まで来ると、少しずつ雲が切れ、青空が見えてきた。いいぞ、いいぞ〜。

　おおーっ、ダチョウだぁ！と急停止。ダチョウ牧場のようだ。後で知ったのだが、新しい標茶の特産物として、ダチョウと鹿肉を売り出し中とのこと。そういうことかぁ〜。

　ミルクロード（国道２７２号）を豪快に駆け抜ける。すれ違うライダーも速い速い。ピースサインなんて一瞬の出来事だ。

　天気が良くなって、気温が２２度から２７度へ上昇。こりゃいかん、体を冷やさねば。

　ってことで、「ラ・レトリ」に立ち寄り、冷たいモンで休憩タイム。ミルクのジェラートがうま〜い。この店は、立ち寄りやすくって、甘いものもあって、いいよなあ。

　アップダウンを繰り返す道を駆け抜け、目指すはもちろん開陽台の直線道路。このあたりの道は、どこを走っても気持ちいいよなあ。

　２年前、直線道路を訪れた時は、キリで真っ白けだった。でも、この天気ならいい写真が撮れるやろ。期待感ワクワクで走る走る。

　期待通りのカンペキな撮影日和。写真を撮ってるライダーもテンションが高く、会話してても、みんな笑顔、笑顔。

　その中の一人にジパツー読者さんがいて、おいらのことを覚えていてくれた。ありがたや。

　まだ北海道に来たことがなかった頃、この風景の写真を見て、この道を走ってみたい！と思ったものだ。

　北海道に来るようになって、何度もこの道を訪れたけど、やっぱり、このストレートはライダーの心を惹きつけるよなあ。

　開陽台へのアプローチロードは、まさに雲に向かって走る！っていう感じ。テイクオフしたくなるねぇ。気分サイコー！

　程良く雲が浮かんで、絵になる青空が３６０度広がる。開陽台がここまで晴れるなんて、ラッキー。

　ここで知り合ったライダー同士なんかなあ、と想像する。あっ、新郎がバイクに乗ってるぞ。たぶん、間違いないなあ。お二人さん、オメデトー、お幸せに！

　おっと、もう１時前やん。これはいかん、近くに肉の食えるところはないかいな。

　外の気温は２７度。日射しが強いので、感覚的には３０度越えだ。

　肉たっぷりの豚丼をガツガツ食べながらも、お水が欲しくて、何度もおかわり。体は肉より、水を欲してたようだ。ふぅ〜、食った飲んだ、ごちそうさま。

　ホクレンに着き、１００円払ってフラッグをもらう。蛍光系のオレンジなんで色がメッチャあざやかな。

　バイクに付けてみると、青いカバーに映えて目立つ目立つ。こりゃ、うれしいねぇ。

　これが大当たり。藻琴山展望台から見渡す屈斜路湖の眺めがメッチャきれいやん。なんで、今まで来ぃへんかったんや〜！

　快晴なので、湖がブルーの瞳のようだ。いんや〜絶景絶景！

　うれしくって、♪ララランと鼻歌を唄いながら北上していくと、乳酪館というのを見つけた。ここでまた、水分補給に立ち寄る。ふぅ〜、今日はアチィねぇ。

　瓶入りの牛乳を飲んだら、表面がクリーム状になっててビックリ。こりゃ、濃ゆい〜。

　マップを見ながら探してみる。この近くといえば、やっぱり留辺蘂のつつじ公園キャンプ場かな。無料だし、久しぶりだしね。よっし、北見の回転寿司トリトン経由でキャンプ場だあっ！

　旬さんま、南蛮えび、生サーモン、浜ゆでずわい。肉厚の生ほたて、とろとろのあぶりトロサーモン、生ずわいがに。変わったところで、たこの子軍艦。旬さんま、トロサーモン、山わさびイカ、トロサーモン。

　以上で合計１２皿。まあ、４時のおやつやから、こんなところやろー（笑）。ごちそーさんま〜。さんまとサーモンは、どの店行ってもうまいねぇ。

　キャンプ場入口にある大きな温泉ホテル「大江本家」の風呂へ。脱衣所で脱いでると、髪の長い外国人さんが入ってきた。一瞬、女性？と思ってドキッとしたが、紺のビキニパンツを履いた"彼"だった。あ〜ビックリ。

　見上げるとキレイな星空。自分がわかる星座を探しながら、イカとビールでいい気分。

　この星空なら、明日もいい天気かなあ。