99年夏 北海道ツーリング・その5 |
浦河に向かう天馬街道。逃げ水を追いかけて!
旅行期間:99年7月31日〜8月8日
上士幌航空公園の朝は、バルーンに始まる! |
■8月4日(5日目) 上士幌航空公園の朝は早すぎる。4時半から「おはよーございまーす」と元気な声がする。テントを撤収してると、青空にポッカリと色鮮やかなバルーンが浮かんだ。あさってから開かれるバルーンフェスティバル予行演習だ。さっきの早起き組の正体はコレだったか。
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「おい、へんなヤツがこっち見てるぞぉ〜」 「ホントだぁ。電柱にかくれとこ」 |
今日は、アウトライダー通信員の斉藤さんに会うため、昼までに静内へ行かねばならない。一路南下して大樹を目指す。帯広を抜けしばらくすると「幸福駅」の看板が。せっかくだから寄って行こう。駅舎の中には、所狭しと名刺やらメモやらが張り付けてあった。思わず知り合いを探したが、さすがに見つからなかった。 ここから天馬街道を通って、浦河まで150キロ。今日も天気がいい。暑さにへばり、距離にへばりながらも、走り続ける。バテバテで浦河に到着。放牧された馬達が出迎えてくれるので、一気に元気が湧いてくる。
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斉藤さん家のお馬さん マリーブラウン'98 |
お昼過ぎ、静内の馬のふるさと案内所で通信員の斉藤さんと合流。斉藤さんちの馬が、今日のセリ市に展示されるのだ。さっそくセリ市の会場を案内してもらう。こっちで1頭がブヒヒヒヒヒィ〜ンと嘶くと、あちこちでブヒヒンと2歳馬たちの大合唱。結構高い声なので耳に付く。 斉藤さんの馬が二本足で立ち上がっていた、しかも馬っ気あり。メッチャ元気やん。運んで来る時、ハナをぶつけてコブができたそうだ。近寄って見ると、ほんとにコブが出来て血が滲んでる。痛そ〜。撫でていると、指をガブッといかれた。あイタタタ。 セリが始まった。しかし、ほとんどの馬が売れずに「主取り」になる。これって売れてないの、と斉藤さんに聞くと普通だという。厳しいんだあ。
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セリ市の会場 オークショニアの声ががこだまする |
夕方になりようやく斉藤さんの馬の出番。どうかな、どうかなとワクワクする。「350万、350万!」と読み上げられる、どうだぁっ!? でも、ダメだった。ずっとずっと1日待って、1分くらいでおしまい。厳しいなあ。セリ場を出たところで、博労さんが値引き交渉にきた。ほんと厳しいのぉ。でも、まだ売らないで秋のセリに出し直すらしい。 熱い1日が終わった。きっと一人ではこんなにじっくり見なかっただろう。斉藤さんの馬に感情移入したおかげで貴重な体験になった。
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静内の海に暮れる夕焼け |
さて、今日の宿は静内温泉の裏にある静内キャンプ場。海岸線を東へ移動すると、真っ白なガスで何にも見えない。おいおい大丈夫かい? キャンプ場に着くとテントが一杯、バイクが一杯。無料キャンプ場はやっぱり大人気だ。となりのキャンパーに声を掛けてみると、またしても大阪に兄ちゃん。関西人以外との出会いはないんかあ。 でもその兄ちゃんの話しがおもしろくって、すっかり話し込んでしまう。彼のラジオで阪神タイガースの8連敗を知る。泥沼や。 夜になって気温が下がり、ようやく涼しくなってきた。よかった〜。
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チキンカツヤキソバ
「豚串」のセイコーマートがお送りする第2弾! どうしても、ヤキソバが食いたくなる時ってありますよね。えっ、ない? オレだけッスか? |