北海道ツーリング2019・その4 |
旅行期間:2019年7月29日〜8月12日 全走行距離3054km
■8月2日(4日目) 晴れのち曇り | |
昨夜、富良野・日の出キャンプ場の午前3時。 テントの外で、何やらガサガサと音がする。何や何や、と目が覚める。気になるなあ。
よし、確認ついでにトイレに行こう、と外に出たら、いきなりキツネと目が合った。あっ、逃げた。
6時に起床。外は晴れ。 |
朝6時半のキャンプ場。ええ天気っス |
今朝はセイコーマートでなく、セブンイレブンのおにぎり。筋子と紅鮭ハラス。 人気商品の筋子おにぎり、ついにセブンでも発売だ。
のんびりモグモグ食べていると、ライダーがどんどん出発してゆく。朝ご飯が終わる頃には、半分くらいになってしまった。
おいらは、テントが結露でびしょびしょなんで、乾かしてからの出発だ。 |
水場でコップを洗ってると、見知らぬおじさんが近付いてきて「メロン余ってるから、どうぞ〜」って。
赤肉で美味しそう。いっただきまーす。 いんや〜、見知らぬおじさん、朝からメロン、ごちそうさ〜ん。 |
国道38号で芦別へ向かう。
それにしても、天気が良すぎ。陽射しが強くって、走りながら、ジリジリと背中が焼けていくのが分かるほどだ。
あとで調べてみたら、北海道大観音というそうで、高さはなんと88m。そりゃ大きい。
さて、今10時だ。お昼はどこで食べようかと、マップを眺める。
ウニに向かって、いやいや海に向かって、レッツラゴー!
なんでこんな所にお城が?
節句人形などを製造販売していた「人形工房徳川城」というメーカーの建物で、現在は閉館されているそうだ。
今は、幻の城ってことですなあ。
これまた調べてみると、明治時代の建物で、元は丸井今井呉服滝川支店だったそうだ。歴史的建造物なんですなあ。
その先の道沿いに、ハリウッド映画に出てくるような外国人のカップルが、キャリーバッグを携えて立っていた。
サングラスをかけた背の高い女性が、手を挙げている。なんやなんや? ああ、ヒッチハイクかあ。アクロスでは無理っス〜。
海を目指して、滝川から国道451号へチェンジ。
おーまいがー! まだ12時前やのに、売り切れ? どうしてー?
もしや、他の店ならあるかも、と思い、海水浴場前に移動。「ウニ丼」の看板が立つ店に入ってみる。
店のおっちゃんに「ウニ丼ありますか?」と聞くと「今、ウニが無いんだよ。もう10日も獲れてないんから」。ええーっ! そういうことかぁ。
夏にウニが無いなんて。そんなこともあるんスねぇ。
それならまずは、腹ごしらえ。
これが正解!
青い空と青い海が目の前に広がる快走ロード。
ああ、もういいや。走れ走れ!
いんや〜、どこから手を付けていいのやら。
これだけあっても、食べるのはあっという間だ(笑)。
もっと北へ向かえば天気が回復するかも、と留萌まで走るも、青空は現れず。こりゃあかん。
さらに北上。海岸線に風力発電の風車が並ぶ、苫前の上平グリーンヒルウィンドファームまで来ても、雲ってて真っ白。
国道を走ってると、初めて見る看板を発見。
店の中に入ると、甘エビ丼のメニューが掛かってる。
今日のおやつは、甘エビ丼だあ。
甘エビに掛かってるタレが美味しくって、18尾をあっという間に完食。いやはや、おやつとは思えぬ充実感。
予期せぬ甘エビだったので、すっごく嬉しかったなあ。ごちそうさんま〜。
それにしても、今日1日で、甘エビ何尾食ったんやろ(笑)。
それじゃあ、留萌に戻って今夜は宿に泊まり、明日もう1回「ウニ丼&青いオロロンラインを快走する」にチャレンジしよう! と、アクロスとの話がまとまった。
留萌に近付くと、雲が薄くなってきて、青空と陽射しが出てきた。
町に入る手前で、キレイな夕焼け。
前回泊まった時に行った寿司屋にするか、それとも近くの焼肉屋か。どちらのしようか悩んだ末、昼間が海鮮三昧だったので、やっぱり焼肉を食おうってことに。
牛サガリに、タン塩に、生ラムとライスは大盛りで! それから生ビールも!
肉が来る前に、生ビール1杯目が終了。おかわりくださーい。
満腹ほろ酔い気分で宿に帰り、本日は洗濯デーに。洗濯機をぐりんぐりん回しながら、明日のウニ丼計画を練る。
今日の走行距離312km。
富良野から望む見事な山並み
車が少なくて、走りやすい国道38号
8時半に出発。晴れると暑い。
南北方面へは、昨日たっぷりと走ったので、今日は西へ行こう。
この道も、今まで1回走ったかどうか。あまり走ったことがない道を走るのは、楽しいなあ。
芦別の町に入り、大観音像を見つけたので、写真を撮りながら一休み。
しかし、現地で見てる時は何も知らなかったので、ロボット刑事Kのマザーみたいやなあ、と思っていたのであった。
一気に日本海側へ抜けてみようか。そうすれば、ウニ丼だ!
4年ぶりの北海道。何が食いたいって、そりゃ北海道でしか食えない新鮮なウニでしょう。
道の駅から見た大観音
赤平を走ってると、お城を発見。
これまた後で調べてわかったのだが、日本最北の城・徳川城だという。
滝川の町を通っていると、国道38号と国道12号の交点に、変わった建物を発見。「中川かなもの」という看板が掛かってる。
ウニ〜、急いで行くから待ってろよ〜。
独特の雰囲気を醸し出す
「中川かなもの」の建物
オウ、なんてこったー!?
ついに見えたぞ、日本海。
以前、ウニ丼を食べた浜益のレストラン海幸へ突撃。
バイクを止めて、勇んで入店しようとすると、入口にこんな張り紙が(←)。
富良野からここまで120キロ走ってきただけに、しばしボーゼン。
さあ、どうしよう。
ウニを求めて、さらに北上してもいいが、もはや12時。腹が減って仕方がない。
最初に訪れたレストラン海幸へ入り、イクラ丼を注文。
た〜っぷりのイクラにお腹が満たされ、頭も冷静に。ウニが無くても、美味しいもんはいっぱいあるんやぞ〜。
た〜っぷりのイクラで、心とおなかを満たす
青い海を眺めて、日本海を快走!
それなら、ウニの代わりに甘エビも食べちゃえ、と日本海ラインを北上し、増毛を目指す。
こんな絶景の中を走ってるのに、頭の中は甘エビでいっぱい。
増毛の「まつくら」に到着。
丼一面が甘エビで埋め尽くされている、スーパー豪華な甘エビ丼が登場!
それにしても、見事に盛りつけられた甘エビ! えびえびえび〜の19尾だ。
エビの尻尾が山積みとなり、甘エビ完食。
いやはや、これでお腹も満足だぁ。落ち着いたよ〜。
新鮮な甘エビの身がた〜っぷり
増毛「まつくら」の甘えび丼
増毛までの青空はどこへ行ったのやら
苫前の上平グリーンヒルウィンドファーム
ようやく食欲が満たされた。
ここからは、青空のオロロンラインを楽しみますかあ、と北上した途端、雲が湧いてきて空一面が真っ白に。なんでや〜。
雨が降るって感じではないのが救いか。
羽幌の町に着いたのは、夕方4時。
その名も『甘えびファクトリー』。これは入らずには、いられない。
時間が遅いので、お店のお姉さんに「まだ食べられますか」と聞くと、OKとのこと。やったー!
本日3杯目の海鮮丼
尻尾までキレイに取り除かれた甘エビが、丁寧に盛りつけられている。
殻を剥かなくてすむので、食べやすい。
さて、そろそろ今日の宿を決めよう。
初山別でキャンプしようかなあ、と北上を続けてみるが、雲ってて、どんどん寒くなってきた。
ってことは、このへんが天気の分かれ目だったってことですな。
留萌の近くまで戻ってくると、少し晴れてきた
留萌の町は、夕焼けで出迎えてくれた
留萌の町に近付くにつれ、気温も上がってきたようで、温かくなってきた。ああ、良かった。
こりゃいいねぇ。明日、晴れますように!
以前、泊まった宿にチェックイン。
さあさ、夜の楽しみは晩飯だ。
牛サガリと生ラム、どっちもウマくって、ご飯がメッチャすすむ。いんや〜たまらんばい。
大盛りご飯が、うれしー!