寝てたのに反応して、テントの出口がない方角から、あわてて外へ出ようとした。半分夢の世界か、寝ぼけてたのか。

　それにしても、雨の中、外へ出て、どうするつもりだったのか（笑）。

　改めて、美深キャンプ場の朝５時半、曇り。
　テントの外に出ると、こけさんは余裕のくつろぎタイム。早起きですなあ。

　６時半、朝食。

　朝の美深は涼しい。
　テントを撤収しても、汗をかくことがない。北海道に来て最初のテントの時は、暑くて大汗かいてただけに、美深はやっぱりええなあ。

　とはいえ、今日のおいらは南へ行かねばならぬ。こけさんは、美深に連泊するそうだ。うらやましい。

　登別ミーチンでの再会を約束して、おいらは出発。

　国道４０号で南下してる途中、智恵文でメーターが５のゾロ目になった。３５万５５５５.５キロだ。

　アクロスも、去年の夏に故障して、一昨日は電気系を修理してもらって、なんとかここまで来ることができましたな。

　３８万キロまで、あと２万５千キロやね。

　ふかふかダートに入ってしまい、こりゃ大変。
　これはもう来た道を戻るのが最善策かと、アクロスを押してＵターン。

　お尻をふりふりダートを走って、どうにかこうにか脱出成功。あ〜しんどかった。

　あっ、目的だったヒマワリ、全く見てへんやんか（笑）。

　道の駅名物のソフト大福をゲット。イチゴとチョコ大福にかぶりつく。うまうま。

　朝の涼しかったのは、どこへやら。すっかり暑くなってきた。

　比布の駅に美味しい食堂があると聞き、行ってみることに。

　比布駅は、２０１６年に建て替えられたそうで、まだ新しい。

　卵が小粒なのだが、プチプチ感がすごくて、こりゃいけますなあ。

　駅の中のテーブルでは、地元の小学生たちが夏休みの宿題をしてる。

　よしよし、おいちゃんみたいにならないよう、勉学に励むんだぞ。

　田園風景の中を走っていると、オレンジ色の花が咲くフラワーロードに出た。歓迎してもらってるみたいで、うれしいもんやね。

　それにしても、暑い暑い。蒸し蒸ししていて、気温は３２度くらいありそうだ。

　今朝までいた美深が涼しかっただけに、エライ違いやなあ。さすが北海道は広いっス。

　２０１９年の作品は、旭川と鷹栖町のキャラクター３体。

　会場では、画像のように斜め上から見る感じになるが、上の看板と同じ絵が描かれている。

　真上から見た映像も見てみたいもんだ。

　あとで調べてみたら、桃じゃなくて、なんとトマトジュース！
　鷹栖町の名物で「オオカミの桃」っていう名のブランド品だそうだ。

　名前だけで「キバのような枝が生えた桃」（どんな桃や？）を想像してただけに、トマトジュースとはビックリや。

　エアコンの効いた店で涼むしかないな。でも、何食べようか……という時、目に入ったのが、らーめん一蔵。

　店に一歩入ると、ああ涼しい。ゴクラクじゃあ。

　固めのちぢれ麺と醤油スープを味わう。涼みながら食べる熱いラーメンは、良いもんだ。ふぅ〜。

　今は曇りでもええのに〜、とわがままなことを言う。

　国道１２号で南下し、道の駅たきがわで涼む。
　さらに国道２７５号に入っても、暑くて暑くて、スワンボートの浮かぶ鶴沼公園へ。

　木陰のベンチを見つけて、またもや休憩タイム。コンビニで買った氷にお茶を入れて、ゴクゴク飲む。

　ふぃ〜。それにしても今日は暑すぎやあ。前に進まへん。

　今夜のキャンプ地は、２日目に泊まった新篠津のしのつ公園。まさか再び戻ってくるとは思ってなかった。

　１７時に、しのつ公園到着。勝手知ったる場所なので、早速料金を払いに行き、テントを設営。

　なんか、さっきテントを撤収したところなのに、また張るのかあ（笑）。１日が早い。

　前に張った時より、今日は人出が多い。ファミリーテントがいっぱいだ。

　少し離れたところには、１０人くらいの若者集団もいる。今夜は、にぎやかそうやな。

　本日の一人肉祭りメニューは、定番のセイコマジンギスカン３００グラムに、豚串４本、もやし一袋とポテサラ。

　ほぼ、昨日と変わらぬ安定したメニュー（笑）。

　肉から出てきたタレを、もやしに染み込ませれば、無駄のない豪華な肉祭り。

　ビールがすすむねぇ。

　夕日が沈むと、涼しい風が吹いてきた。前回泊まった時より、過ごしやすい。

　公園のベンチに座り、食後のコーヒータイムを楽しむ。

　もう、日が暮れたというのに、子供たちがテンションマックスで遊び続けてる。メッチャ楽しいんやろなあ。

　そして、おいらの周りでは虫の大合唱。
　空には三日月、いとをかし。

　今日の走行距離２４５km。