北海道ツーリング2002・その3


なんて気持ちの良さそうなワインディング

旅行期間:2002年7月15日〜7月25日



朝の稚内港
正面の塔のある丘が
熊の出た公園
■7月18日(4日目)
 晴れのち曇り

 稚内。外が明るくなってきた。騒がしくなってきた。もう6時くらいか、と時計を見たら、なんとまだ4時半やん! いやはや防波堤ドームの朝は早い。

 2度寝して、いい気持ち。それでも7時過ぎに目が覚めた。テントの外に出ると、紺碧の青空。こんなに気持ちいい朝はない。

 フェリー乗り場に、昨日のバイクボーイが向かっていた。礼文へ行くんやな。達者でなぁ〜!

 のんびりしてたら、テントがあっという間に片づき、残るは福島ナンバーの赤アクロスだけ。話しかけると少年のような女性ライダーだった。さすがはキャンパー、たくましい。


 ようやく出発。当然のごとく北の果て、宗谷岬へ。これで3回目だ。いつ来ても、ライダーが多いし、観光客も多い。しかし、空が曇って海が白い。残念やぁ。

 さらに大好きだった北の果てバス停がきれいになって、書き込みや貼られていた名刺がキレイさっぱりなくなっていた。地元の人には迷惑かもしれないけど、結構旅の歴史が刻まれていただけに残念。壁だけでも、別棟に残してほしかったなぁ。

 空を見上げると、宗谷丘陵の方は晴れている。それ急げ!



アクロス、間宮林蔵、北端の碑
最果てトライアングル!


真っ青な海に
阿蘇のようなミルクロード

 

これもアリっス!
かれこれ10分。誰も来ませんなぁ

 ここは北のミルクロードだ。緑広がる丘陵地帯。その向こうに見えるロシアの青い海。

 クルマも滅多に来ないので、道路にねそべったり、メシ食ったり、写真撮ったり。いいなあ、好きな場所に好きなだけいられるのは。

 突如現れたアメリカンの兄ちゃん。走行写真を撮って欲しいという。写るんですで撮ったけど、うまく写ってたかな?


 草原に腰掛けて、メシを食ってたら、軽トラに牛が追われてどどどどーっとやってきた!
 あービックリ!

 緑の草原に蒼い空。もう何もいらんなあ。



牛の行進だぁ。
本気になれば牛も速いぞ!



北の果て、宗谷岬の上に
こんな大草原が広がるとは
 いい景色を求めて、丘陵地帯を何度も駆ける。好きなだけ駆ける。そしたら、目の前の草の中を、何かがピョーンと跳ねた。鹿だ! それも2頭! ぴょんぴょん跳ねながら、彼方へと駆けていく。おいらのバイクが驚かしちゃったかな。ごめんねー。

 空を見ていると、少しずつ少しずつ雲が湧いてきた。丘陵地帯に迫ってくる。稚内方面も曇ってる。もう、晴れているのは自分の上だけだ。


 
 さすがに晴れを探すのはもう諦め、ひとっぷろ浴びに行こう。HP読者に教えてもらった豊富温泉へ。

 これがすごかった。何がすごいって匂い! オイルの匂いがする温泉。湯舟の表面には油膜が貼って七色に光ってる。最初は湯釜の燃料が漏れてるのかと思ったくらい。

 それでも、よーくあったまった。
 クンクン、自分を匂ってみたけど、臭くない。大丈夫(笑)。


いや〜見た目は普通の温泉なんだけど
中はオイルの湯



わずかに映える夕陽
 今日は利尻に沈む夕日が見たいなと思い、その近くにある兜沼キャンプ場に泊まる。ところが値上げされていた。800円。ありゃりゃ。静かないいキャンプ場なのになあ。

 テントを張って、海へと向かう。でも、曇ってる。こりゃ夕陽はダメやな。でも、とにかく行ってみた。少しだけ空が赤く染まったような気がした。これもまた善し。


 それより、日が暮れたら、オロロンラインは真っ暗。当たり前や、街灯なんかないんやから。真っ暗な道をぶっ飛ばして帰る。

 キャンプ場に帰り晩飯。カニメシ弁当を見つけたので、パクパク。あ〜、今日は移動距離はほとんどないけど、よ〜け走った。おやすみ〜。


豚串オンザかにメシ
今日はお疲れ、手抜き夕飯っス

キャンプ場へ向かう真っ暗な道
何が光ってるんダァ?

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