北海道ツーリング2002・その7


霧の向こうに道はあるのか……

旅行期間:2002年7月15日〜7月25日



今年もクッキーは「行かないで〜」と
抱きついてくれました。カワイイのぉ
■7月22日(8日目)
 曇りのち霧雨

 中標津の朝。朝御飯に、にぎやか姉妹が呼びに来る。

 姫路ライダーと4人でメシ。これが食う食う。あっという間にお櫃がカラ。シャケトロもうまいし、卵もうまい。
 姫路ライダー3人は早めに出発。また会いましょう〜。

 天気が悪いのでゆっくり出発。それまで、北本さんと話しをする。今の仕事の話しとか、カヌーの話とか。

 そろそろ出ようと荷物を積んでいたら、今度はお茶しようって。なんか引き留めてもらって、うれしいなあ。


 結局11時半出発。腹減ったなぁ。よし、すしロードに行ってみるか。

 サーモンは今年も脂がのってウマイ。ナマずわいとボタンエビも絶品だ。

 12時になって、知ってる店員さんが現れたので、ご挨拶。
 そのまま帰ろうかと思ったが、寿司ロードの載せたジパツーを持ってきていたので、本だけでも渡しておこう。
 そしたら、なんとオーナーさんの家に呼ばれてしまった。こんな汚い格好で上がってもいいんかなぁ。

 いきなりオーナーさん家族とご対面。メロンをごちそうになる。
 しきりに昼食を勧められるが、既に、すしロードでお腹いっぱい。
 あまり長居していては、全然先へ進めないので、1時頃おいとまする。




このサーモンが大好物




簡易ブーツカバー
って、コンビニの袋だけどね
今思えば意地にならず
カッパ着ればよかったなぁ
 ホントは今日、知床に行くつもりだった。今年最終回を迎える北の国からの舞台だと知ったからだ。でも、知床方面の空は真っ黒なので諦める。

 明日は、札幌のアクロスライダーと会うので、帯広か日高の方まで行きたいなぁ。
 本来なら、阿寒湖ルートで帯広へ行くのが最短なのだが、天気予報だと南の方が天気がいいらしい。だもんで、別海方面へ。

 ところが行けども行けども霧! これは霧雨だからカッパは着ないぞ、と頑張ってみるが、天気は全然回復しない。気付けば、ジーパンもジャケットもぐしょぐしょ。へんなとこで意地張るなよなぁ(笑)。

 一気に厚岸へ。ようやく海まで出てきたがもう3時。まだ釧路の手前やん。まだまだ遠いぞ〜。
 さすがに疲れたんで道の駅で休憩。服はビショ、手袋からも水が滴る。とにかく寒い。こりゃもうあかん。でも、西へ進まねば。

 釧路で一瞬天気が良くなりかけたが、またダメ。浦幌で雨があがって喜んでいたら。また曇り。これから向かう十勝方面の空も真っ白。もうこりゃ今日はアカン。


 真っ白な霧に覆われた天馬街道をひたすら走る。

 昔、トンネルを抜けた途端晴れたことがあったので、かなり期待しながら走っていた。



霧の中をひたすら走る
いつか晴れると信じて




 そして奇跡は起こった! ある地点から、まるで線を引いたかのように霧がすーっとなくなって、山の上の夕焼けの光が見えたのだ。やったー!

 1日中、霧雨の中を走っていたので、この時のうれしかったのなんのって。思わず、ガッツポーズ!

 へルメットの中で、一人大喜び! 歌を唄いまくってしまう。


 
 トンネルを抜けると、月が昇っていた。

 浦河に出る頃には、もう時計は7時を回っていた。とにかく、静内へ行こう。あそこへ行けば、おいらの定宿がある。飛び込みで行っても泊まれる。

 宿に行く前、静内温泉に入りに行くと締まってる〜。とほほ〜。
 肩を落としていたら、見知らぬ兄ちゃんが「温泉なら向こうから入れますよ」と教えてくれた。ありがとー、おにいちゃん。

 1日中雨に濡れ冷え切った体が、湯に浸かった途端、一気にあったまる。緊張と冷えがほぐれていくのが分かる。ああ、幸せ〜。生き返る〜。
 ヘトヘトに疲れてたからこそ、この心地よさが身に染みる。




月を見つけた!
やっと晴れたんやなぁ





なんとか出会えた氷結ビール
一杯でクラクラ〜
 ようやく静内の定宿へ。腹がペコペコなので、いつも行く氷結生ビールの焼き肉屋へ。
 ところがなんと締まってる〜! ガックシ。
 他の焼き肉屋を探してると……、あった! ビールを頼むと、なんと氷結だ。ラッキー。

 ゴキュゴキュゴキュ、ぷはー! 生きてるなあ〜。
 ジンギスカン食って、ビール飲んで、おいら幸せだぁ!

 宿に戻って、明日会う札幌のアクロスライダーに電話。支笏湖のそばで会おうということに決定。
 ここから約100キロほどだ。。9時集合だから、明日は7時出発! とにかく今日は早く寝よう……。


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