北海道ツーリング2008・その9 |
旅行期間:2008年8月2日〜8月13日 全走行距離1986.1km
■8月11日(10日目) 曇りのち晴れ 朝6時。屈斜路湖のザザザァーっという波音で目が覚める。波打ち際から10mほどの距離だからこそのモーニングコール。和琴キャンプ場の朝だねぇ。 テントから出ると空は一面の雲で真っ白。湖にクッシーの姿は……見えない。っていうか、富山の23歳青年は、クッシー知らんやろなあ(笑)。 |
湖畔のサイト・和琴半島湖畔キャンプ場 |
湖から涼しい風が吹いてくるので、珍しく長袖を着る。今日は晴れるかなあ。 朝飯は、あんドーナツとコーヒー。湖を眺めて飲むブルーマウンテン。な〜んか、優雅な気分やねぇ。
テントから出てきた富山青年に、おはよー! | |
8時を回る頃には、雲は去り、青空に変わってきた。よっしゃ〜、やる気が湧いてきたぞー。今日もいっぱつ走りますかぁ。 テントを撤収し、8時半に出発。 富山の青年よ、またどこかで会おうなぁ。結婚しても北海道来るんやでぇ。たっしゃでな〜! けっぱれよ〜! |
笑顔爽やか富山の青年 |
白い花が咲き乱れるジャガイモ畑 |
美幌峠に向かって、走り出す。真っ白な花が一面に咲くジャガイモ畑を見つけて、写真を撮る。いい風景だねぇ。
停まったついでに、というとアクロスに怒られそうだが、チェーンをオイルアップしてやる。昨日からキコキコと音が鳴っていて、気になっていたのだ。 作業中、陽射しが後頭部に直撃して、アッチアチ。晴れたら晴れたで文句が出てくるねぇ。贅沢ですなあ(笑)。
|
バイクは一路、美幌峠へ。晴れたので、気持ちがいい。アクロスもオイルアップしたので、上機嫌。青空に向かって、ぐんぐんと高度を上げる。一つコーナーをクリアするごとに、雲に近付いている気分だ。 美幌峠の道の駅に到着。写真を撮ると、雲が同じ高さに浮かんでいる。いいねぇ、この景色。 いつもなら、この道の駅でおやつタイムなのだが、この先に待っているスペシャルランチのために、お腹は空けておく。 |
道の彼方に雲が浮かぶ 雲の高さで走ってることを実感 |
11時の開店時間に合わせて、やってきました北見の回転寿司トリトン! 今年も来ちゃったねぇ。今年も暑いねぇ。開店前というのに、駐車場にはクルマやバイクが何台も停まってる。大人気やね。
さぁて、今年もトリトンで寿司祭りだ! |
| ||||||
|
おっとー、板さんが生サーモンを一尾おろします宣言! 一番で注文だぁ、しかも2皿!(トップ写真) 一番いいところを切って、握ってくれた。いっただっきまーす。あ〜ん、トロト〜ロやん。 引き続き、真イカ、甘エビ、大トロ、あぶり塩ハラス。あ〜コリャコリャ、こりゃうまい。 出た〜、板さんたちが、生サーモンの唄を歌い出したぞ。店内は大盛況。そして、ラストに大トロをもう一丁。ごっつあんで〜す。 さて、今年は何皿だあ? あ〜、今年も16皿。新記録の17皿に届かず〜って、食い過ぎやろ(笑)。 |
う〜腹が一杯になりすぎて、ちと苦しい。アイスコーヒー飲んで、ひと休み。 再び走り出し、国道39号を西へ西へ。留辺蘂(るべしべ)で、つるつる温泉が頭をかすめたが、天気が暑くて、溶けちゃいそう。やめておこうっと。 走っていると、山側に黄色い固まりを発見。ヒマワリ畑だ! 道を逸れ、ジャリを行き、ヒマワリ畑の前へ。こりゃスゴイ数だねぇ。 順光で写真を撮ろうとすると、ヒマワリの後ろ頭になってしまう。あらあら。 |
一面がヒマワリの後ろ頭 |
写真を撮ってると、1台のクルマがやってきて、カメラを持ったおっちゃんが写真をバシバシ。 突然「ヒマワリ(を撮りに来たの)ですか?」と話しかけられる。「道を走ってて、あんまりキレイだったもんで、近くまで見に来たんです」と答える。 しかし、それ以上、会話が続かない……、男二人のヒマワリ畑(笑)。 |
西へ西へと、バイクは走る。途中、一直線の農道の先に、大きな橋が架かっていた。左は橋の上から撮った写真。 この道のために橋が架かるとは、よほど重要な道なのか? さらに西へ。標高1050mの石北峠を越えて、層雲峡へ差しかかる。そろそろ、ガス欠が近いのだが、この辺にはガススタンドがない。ヤバイなあ。 んじゃあ、おいらのガス補給を、と見つけたコンビニに入り、ガリガリくんにカジリつく。ちべたいよ〜。標高が高いはずなのに、暑くて暑くて。なんたって、黒ヘル黒バイクやからねー。 | |
そろそろ、ガススタンドが無いとマズイなあと、つぶやきながら走る。いかん、もう残りは0.5リットルを切ってる。 走れるのはあと10キロと思ったところで、上川の町が見えてきた。あそこまで行けば、なんとかなる。でもでも、計算上ではもうガス欠やでー。止まらんとってくれー、アクロス。 やっとこさ、ガススタンドを発見。助かった〜。実際、給油してみると、残り0.1リットル。あぶない、あぶない。
|
豪快ワインディングの石北峠 |
お待たせしました。きのけ汁です |
給油して、ようやく気持ちに余裕ができた。道沿いにある、きのこ王国へ入り、キノコ汁を一杯。 もう夕方4時。マップを広げ、今夜のキャンプ地を思案してると、ライダーに「どこか探してるんですか?」と話しかけられた。「今夜どこでキャンプしようかって、考えてるんですよー」と答える。
彼は、すぐ近くのち炉りん村に泊まっているという。そこもええなあ、でも、もうちょっと走りたいなぁ。 もう5時を回った。ここで決断や、とマップを開く。旭川の南にある、東神楽森林公園キャンプ場へ行くか、美瑛まで南下して美瑛自然の村に行くか。距離からすると、やっぱり東神楽やな。よし、決定! |
旭川から東神楽へ向かう道道へ入る。家路を急ぐクルマが、速い流れで走っている。おいらも少し急ぎぎみだ。 というのも、キャンプ場の受付が5時まで、と聞いていたからだ。でもまあ、現地に行けば、なんとかなるだろうと思って、バイクはキャンプ場へ。 スーパーに立ち寄り、今夜の夕食を買い込む。オレンジ色の夕日の中を、キャンプ場へ走る走る。少しずつ暗くなってくる夕暮れ時だと、遠く感じるよなあ。 |
日暮れまで、あと少し。急げ! 左上はアクロスのハンドル |
塩トントロと焼き椎茸 |
ようやく着いた東神楽森林公園キャンプ場。メッチャ広いやーん。入口を探すと、チェーンが架かって締められてる。困ったなあ。 入口付近をバイクでウロウロしてると、警備員のおじさんがやってきて「キャンプかい?」と尋ねてくれた。「はい!」と答えると、チェーンを外して開けてくれた。あ〜よかった。ありがとー、おっちゃん。 バイクが数台停まってる所に、テントを張って、歩いて数分の大きな温泉「森のゆ花神楽」へ。とにかく今日は暑かったから、早く汗を流したい。 お肌スベスベの風呂上がり、館内を歩いていると生ビールの貼り紙発見! しかも歩きで来たから、飲んでいい。バンザーイ!! 生ビールいっただきまーす、ゴクゴクプハァ、うまーい、うますぎる〜。勢いで2杯飲んでしまい、千鳥足でキャンプ場に戻る。 |
塩トントロと焼き椎茸で、今度は缶ビール。近くにテントが3、4張りあるのだが、ライダーの姿がないので、一人で夜空を見上げ静かにのんびり……とはいかなかった。 近くのファミリーキャンプのおばさんが、強烈パワーの大声。早朝のカラス攻撃よりうるさいなあ(苦笑)。 と思ってたら、足元に置いてた缶を蹴飛ばし、ビールをほとんどこぼしてしもた〜。悲しい…。 気を取り直して、非常食として大事にキープしていた白くまラーメンを食べる。しもPさんにもらったものだ。あ〜、いっぺんにようさん食べてお腹いっぱい。 さぁ、明日はいよいよ大宴会だ。エネルギー充填ってことで、そろそろ寝ますかぁ。 |
白くまラーメン、うまそーでしょ |