北海道ツーリング2010・その5 


雲が山にまとわりつく恵山国道の海岸ロード

旅行期間:2010年8月2日〜8月13日 全走行距離2530.6km


■8月6日(5日目) 晴れ

 朝4時の函館・東大沼キャンプ場。カラスの大合唱がうるさくて目が覚めた。
 2度寝するも、今度はセミの大合唱、さらに早起き元気な少年団。とどめはテントに直射日光アチアチ攻撃で、7時半ついに起床。

 テントを出ると、青空が広がる良い天気。これなら、早くテントから出れば良かった。風も爽やかで気持ちいい〜。やっとこさ、北海道らしい朝になりましたなあ。これでよか。

 朝飯は、はちみつ&マーガリンのラブラブサンド。すごいネーミングセンスやなあ(笑)。(写真右側→)

 さらに、しもPさんに貰ったチョコレートプリンも追加。濃厚な甘味のプリンを4個一気食い!

 ふぅ〜満足まんぞく。甘味充填120%やのぉ。


下の丸いのがチョコプリン

 キレイに晴れた駒ヶ岳を眺めていると、白い雲が次々と流れていく。大自然のキャンバスに山と空と雲。大きな景色って、ダイナミックでええ感じやなあ。

 そろそろ出発するか、とテントを撤収していると、突然の強風がビュッと吹き、あ〜らテントが飛んじゃった〜。タオルまで持っていかんといて〜。

 実は今日の予定、函館大沼発で函館市内着なのだ。直線距離だと30qほどしかないから、どこぞをぐるっと回って、もっと走るつもりなのだが、それでも移動日と比べれば、楽なもん。

 テントを片付けた後に、また昼寝。今日は、全くもってのんびりモードだ。

 10時を過ぎて、ようやく出発。雲が少し多めだが、いい天気だ。大沼沿いの道を気分良く走る。

 国道に出ると、ナゾの恐竜を発見! なんじゃコレ?

 調べてみると、97年に閉園した動物園・大沼スバルパークのキャラクター、スバルゴンだそうな。今は、園のあった場所から離れて、スバルゴンだけが国道沿いに佇んでいるのだという。

 子供の頃行った人にとっては、懐かしいものになるんやろな。オブジェにも歴史あり、ですなあ。


 大沼の国道5号を北へ行くと、ラッキーピエロを発見。こりゃラッキー、と出発即昼飯。チャイニーズチキンバーガーを頬張る。何度食っても、これはウマイですなあ。

 ここのアイスコーヒーは、量がまた多くって、バーガー&ドリンクでお腹いっぱい。まだ全然走ってないから消費しようがないわなあ(笑)。


 12時過ぎて、本格的出発! 駒ヶ岳を眺めて、グルッと走るぞ!

 それにしても、太陽を浴びると、体感温度は大阪並みの暑さだ。たぶん今頃、大阪は猛暑の37度!
 さすがにそこまではいかんだろうが、32度くらいはありそうな感じ。あちあち〜。

 森町で、国道5号から海沿いを行く道道1028号へ。砂原の海が青い。泳いでいる人もいる。お日様サンサン、北海道にも夏が来てますなあ。

 港へ入ると、道にたくさんの昆布が干されていた。一瞬、何が置いてあるのか分からず、進むのをためらってしまった。


 遠目に赤い灯台の姿が見えた。よしっ、行ってみよう!

 灯台に近付いていくと、途中から砂地に。地図で見たら、土地の名前が砂崎やん。砂で当たり前やん。

 アクロスが砂に埋まってしまわんか、と心配したけど、思いのほか固く締まった砂地だったので、無事、灯台に到着。

 あたりには誰もいない……どころか何もない。ただ、風が吹いてるだけ。

 一面のススキ、大きくみえるは駒ヶ岳。シンプルな景色を前に、風に吹かれて、しばし立ち尽くす。


 砂崎を脱出し、国道まで出てきたところで『危ねーベアー』看板を発見。

 しもPにもらった「リラックマ・ヘアバンド」をして、セルフ撮影していると、信号待ちした車の運転手が「なにごと?」といった感じでジロジロ見て行った。恥ずかしいのぉ(笑)。


 国道278号を恵山に向けて走る。鹿部町で緑の公園を発見。ひょうたん沼公園と書いてある。よし、人がいないぞ。ここで野球の練習だぁ!

 今回の旅。荷物の隙間に忍ばせてきた野球のボール。その理由は?

説明しよう!
 7月に入ってから、毎日ピッチング練習をしてきたのだが、北海道へ旅立つ前日に「ここでリリースしたら、100%ストライク」というポイントをついに見つけたのだ。

 北海道旅のほぼ2週間投げないと、そのポイントを忘れてしまいそうなので、北海道でも投げたかったのだ。


実際は、背後の盛り土に向かって投げた
 旅5日目で、ようやく投げられそうな場所を発見! 水曜どうでしょう風にいうと
「ここを練習場とする!」かな。

 盛り土の山に向かって投げ始めるが、気温32度。太陽がギラギラ照りつける。暑い。
 ボールがまともに跳ね返ってこないから、1球投げるごとにボールを拾いにいかねばならない。集中できない。というわけで、ちゃんと投げられたのは20球くらいだった。

 投げ終わって、ベンチに座る。汗だくだ。心は満足したが、練習になったかというと???だった。まあええか。

 結局、この旅で投げられたのは、この1度のみ。予想通り、大阪に帰った時には、100%ストライクのリリースポイントを忘れていた(泣笑)。


 練習したら、ノドが乾いた。コンビニに入って、ロックアイスとお茶を買い込み、ちべた〜い冷茶を作ってゴキュゴキュ。うんま〜い。

 このロックアイス、結構長持ちするので、メットインに入れておけば、3時間くらいは冷茶を飲むことができる。ホンマに便利な世の中になったもんや。


 海岸ロードを走る午後3時。
 2時くらいまでは暑かったのだが、だいぶ海風が涼しくなってきた。こりゃええわあ。天然のクーラーやのぉ。まあ、こんな暑い時に運動して汗かく方がおかしいんやけどね(笑)。

 体が涼んできたら、今度は腹が減ってきた。なんか食べようと思って、道の駅恵山に立ち寄ったら、時間が遅すぎて食べ物は何もない。なんでもええのになあ、まいった〜。


 道の駅を出て、しばらく走ると、突然、目の前に不思議な光景が。

 海岸線に続く山に雲がまとわり付いているのだ。雨の前後に、こういうのを見ることはあるけど、青空の下で見るのは珍しい。こりゃスゴイなあ。
(トップ画像も同じ景色)


ウミドリが飛んで行く〜(写真左側)

 亀田半島を一周して、函館市街地に入った。

 空いたお腹を満たすため、ハセガワストアへ突撃だあっ! すんませーん、やきとり弁当、塩でお願いしまーす。

 ホンマに、やきとり弁当はいつ食っても、何度食ってもウマイよなあ。


 函館に入ると、気温30度の表示が。おいおい函館も猛暑なんかあ。
 宿にバイクを停め、路面電車に乗って、今夜の目的地、活イカが待つ「かわ村」へ。

 まずは、活イカで生ビーーール! ウニョロと動いてるイカを食べる。コリコリして、うんま〜い。新鮮だから、ゴロもうんまーい。

 次は活エビをガブリ! 口の中でプリプリの身が踊る。店の大将と話しながら、頭の中では、次は何を食べようかと哲コンピュータがフル回転! よしっ、茶碗蒸しをお願いしまーす。ウニとエビが入ってて、まんぞくやぁ。

 店を出ると、夜の五稜郭の町には、若者がいっぱい。おいらは路面電車に揺られてゴトゴト宿へ帰りまする。

 宿に戻る途中、気温表示見たら29度……。もう夜の10時やで。


 宿で、夜のデザートタイム! 丸井今井で買ったペイストリースナッフルズのチーズオムレットだ。

 食べると、口の中でトロけてゆく。オムレットで甘味心は幸せいっぱい。よっしゃ、これで食欲は満たした。明日は走るぞ〜。


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