昨夜は宿泊だったので、ぐっすりと眠れた。たっぷり寝たら、次は飯。函館朝市へしゅっぱーつ！

　外に出ると、なんか暑くてムシムシする。駅前の気温表示を見上げたら、なななんと３０度！　ここは北海道・函館の朝８時やで〜。ホンマにどうなってんや？　これやったら、大阪と同じやん。

　いつものごとく、朝市はワイワイとにぎやか。エビ・カニ・イカがたくさん、観光客もたくさん、店の兄ちゃん、おばちゃんの元気な呼びこみ声が聞こえる。こういう活気のある市場の雰囲気が好きやなあ。

　イカ丼とどっちにしようか迷ったが、やっぱり、好物の甘エビが入ってないと納得がいかなくて三色丼に。

　あ〜、イカエビ丼（大盛り）を作ってくれへんかなあ（笑）。

　店のおっちゃん曰く、イカの耳に針を引っ掛けろとのこと。写真を撮るため、カメラを右手に持っていたので、竿は左手。利き手じゃないので、なかなか針がかからない。
　ようやく引っ掛かったので、グイッと引っ張り上げると（→）、イカがビュッと水を吹いてきた。あぶなーい。

　大沼にさしかかったところで、ラッキーピエロを発見。時は１１時過ぎ。もう昼か、昼だよな、昼飯だよな、と自分を説得して、入店！

　狙いは、昨日食べられなかった鉄板チャイニーズチキンスパゲティ！　鉄板の上でジュウジュウいってるスパゲティにチキンまでのって、めっちゃボリューム満点やん。
　あつあつのスパゲティをウマイウマイと言いながら、一気に食べる。１時間前に食った海鮮丼やイカ刺しは、もう消化されたんかな？

　八雲まで来ると、雲の隙間から晴れ間も見えてきた。このまま、降らずにいてほしい。久しぶりに奥ピリカ温泉にでも行こうか、という気分になって、国縫からは西へ入り、国道２３０号を行く。

　奥ピリカの入口、道道９９９号の分岐点に到着。看板の「美利河」でピリカと読む。

　温泉へ行っても、土砂降りの露天風呂ってなことになりそうなんで、今回は諦めることに。またいつか。

　それにしても、店の中が暑い。外の気温は３０度くらいあるんだろう。雨もあって湿度が高く、蒸し蒸しする。

　エアコンがないので、汗だくになりながら、カニ飯を食う。食った分以上に汗をかけば、少しは痩せるんやけどな（笑）。

　室蘭に入ると空には黒い雨雲。降らんといて〜と言いながら、急いで街を通過する。なんとか雲からも離れ、空も明るくなって、やれやれとコンビニで一休み。携帯から掲示板に「雨雲から脱出」と書いていると、いきなりホースで水を撒いたような大雨が降り出した。なんじゃこりゃ〜。

　シャワー全開のような土砂降り。道路が川のようになっている。ヘルメットだけ手に取り、おいらはコンビニの中へ避難。しかし、相棒のアクロスは土砂降りの中だ。すまん、ゆるしてくれ〜アクロス。

　再び走り出し、登別を過ぎた所で夕方５時。今日はもう、このあたりで泊まりやな。

　白老まで来ると、道路が乾いている。ここは雨が降らなかったようだ。とはいえ、空は不思議な景色。海側は晴れているのに、山側は真っ黒な雨雲。なんとか、宿に着くまで降らんといて〜。

　そのロールケーキを求め「サン・ドミニック」を探す。だいたいの場所しか分からないので、かなりアバウトに探す。しかも日が暮れてきて、探しにくい。こりゃ見つかればラッキーやなあ、と思ってたら、洋菓子屋さんらしい店構えを発見。近付いてみると「サン・ドミニック」と書いてある。やったー、一発で発見や！

　ロールケーキを２個買うと、店のお姉さんが「バイクで来てらっしゃるんですよね」と、なぜだか興味津々でアクロスの方を見ている。バイクが好きな人のようだ。「大阪から来て、北海道を走り回ってます」というと「いいですね〜私も旅行がしたい」と言っていた。

　海鮮系の居酒屋に入って、晩ご飯。目に見える食べたいものを全て頼んでしまう。タコワサ、ウニ、ホッキ貝で生ビール。握りは、ボタンエビとホタテを２貫ずつお願いしまーす。あっ、知床鶏のつくねも！　温玉のトロっとした黄身を付けると、美味さ倍増やあ。

　この居酒屋、ＢＧＭがなぜだか８０年代アイドルの歌ばかり。菊池桃子やキョンキョンの局が流れる。そういう客層なのか、と店内を見回すがそうでもない。不思議やなあ。

　去年、あじゃぶどんがウクレレで歌ってくれた♪アロハオエ〜を思い出すなあ。

　三人組は歩道を歩き、街の彼方へと消えていった。きっと、その先にＵＦＯが置いてあるんだろう（笑）。

　今日は走ったのかなあ、食ってたのかなあ、と考えるうちに、スヤスヤとおやすみタイム。実際のとこ、走行距離は１５０キロほどでした。