'00年春 
 阿蘇湯煙ツーリング 
 その3 

旅行期間:00年4月29日〜5月5日

 

モンゴルを彷彿とさせる
緑の草原が続くミルクロード。
緑の谷間をぬうように走ったかと思えば、
草原の上を滑るように駆ける。
「風になる」という表現が
ピッタリの道。
それがミルクロード。


ミルクロードのワインディング




クーパーくん、お疲れさん!
■5月2日(4日目)

 今日はずっと楽しみにしていた乗馬の日。やまなみハイウェイの飯田高原へ行く。2年ぶりに乗馬牧場エルランチョ・グランテへ。

 さっそく外乗60分コース! 馬の名前はクーパーくん。ウエスタンスタイルの片手綱を握ると、気分はカウボーイ! 飯田高原の草原を颯爽と走ったり、九重の山を見上げながらポコポコと歩いたり。

 蹄の音、馬の揺れるリズム、高原の風、そして青い空。バイクと違って、ゆっくりと歩を進めて行くといろんなものが見えてくる。

 馬から降りるとヒザがガクガク。いらんところに力が入ってるせいだ。でも腹が減ったので、乗馬クラブのレストランでハンバーグランチ。ごちそ〜。




地獄温泉・露天風呂
 汗をかいたので、ここらでひとっ風呂と黒川温泉へ向かう。途中の瀬の本で大ハーレー集会が開催されていた。昨日からハーレーがやたらと目に付くと持ってたら、こういうことやったんか。

 雰囲気のいいローカル道448号を行くと、黒川温泉に到着。有名どころだけあって広い。外れにバイクを置いてしまったため、照りつける日差しの下をテクテク歩くハメに。案内所で目的の風呂を探すと、正反対やんか! とほほ〜。

 旅館にしむらの地獄露天風呂(500円)に入る。これが当たり! 岩風呂から見上げると、緑の葉に陽が当たり、輝いている。まさにわびさびの世界。湯加減も丁度いい。
 ぷかぁ〜っと、半分浮かびながら、湯に浸かっていた。なんて贅沢なひととき。ふぅ〜っ。




草千里にて
お馬さんに乗ろうよ!
 さあて、阿蘇に登らねばっ! やまなみからミルクロードへ。急いで外輪山を駆け降り、ついに目の前に阿蘇が立ちはだかった。でももう4時。とりあえず、坊中キャンプ場へ。とにかくテントだけ張って、阿蘇を登る。

 料金所まできたら、な、なんと無料になってるやんか! 1回登るごとに千円札が飛んで行ってたこの道路が無料になるなんて!

 草千里に行くと、まだ馬がたくさんいる。修学旅行生が馬に大騒ぎしている姿を、ぼーっと眺める。いい時間だ。

 阿蘇の南側に降りて、白水村へ。最近できた温泉『瑠璃』へ行く。夕日が露天風呂の水面でキラキラ輝いている。あ〜、ツルツル。




阿蘇・米塚に落ちる夕日
(クリックすると大きな画像が表示されます)

 食料を買い込んで、山越えで帰る。夕日に染まる阿蘇。草千里で馬に通せんぼされる。おねがーい、どいてやぁと言ってもダメ。ゆるりとバイクを進めると、どいてくれた。

 ようやく坊中キャンプ場へ戻り夕食。カタナ君とGPZ君のところへ割り込む。3人とも関西人で話が盛り上げる。カタナ君は、もうすぐ結婚するらしい。GPZ君とは、会社を辞めて北海道を旅した話しで盛り上がった。ワイルドなキャンプを楽しんでいるらしい。

 星空はキレイだが、めっちゃ寒い。ビールよりお湯割りの方がいいって感じ。なので11時前にお開き。でも寒くって、寝たんだか寝てないんだか……。


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