京都 桜の旅 清水寺 

 

征夷大将軍・坂上田村麻呂と延鎮により
約1200年前の奈良時代に創建された古刹。
桜越しに見上げる三重塔。池には桜の花びらが浮かぶ。
京都市東山区清水1-294。
バイクは坂の途中にある清水坂観光駐車場へ。自動二輪200円。

 
 

寺の本堂である「清水(きよみず)の舞台」。
「清水の舞台から飛び降りるつもりで」という言葉で知られている。

 
 

清水寺の入口近く。奥に見える朱塗りの建物は仁王門。

 
 

三重塔越しに見渡す京都の町並み。

<坂上田村麻呂>
寺の創建した一人、坂上田村麻呂が生きた1200年前
東北地方北部は大和政権から独立していた。
大和政権は何度も東北侵攻を試みるが
蝦夷の首長アテルイにより敗戦を重ねていた。

大和側は、坂上田村麻呂を征夷大将軍として東北地方に派遣し
ようやくアテルイ、モレの率いる蝦夷軍に勝利する。
田村麻呂は、アテルイとモレを許すよう
朝廷に嘆願するが聞き入れられず、処刑された。
田村麻呂が助命を嘆願したことから
戦いを通じて、敵将であるアテルイを認めていたと想像できる。

1994年にアテルイ、モレ(阿弖流為、母禮)の碑が清水寺境内に建てられた。

興味がある方には
高橋克彦(著)『火怨 北の燿星アテルイ』をお勧めする。

火怨〈上〉
北の燿星アテルイ
(講談社文庫)

火怨〈下〉
北の燿星アテルイ
(講談社文庫)

 
 

青空に向かって延びる素晴らしい枝ぶり。
まるで手のひらを一杯に広げているかのようだ。

 
 

花びらの浮かぶ池で記念撮影する人たち。
この桜の風景が、一人一人の想い出に。

 
 

小さな花が寄り添って咲いている。
静かに眺めて、ひと休み。

 
 

三重塔を見上げれば
競うように咲き誇る桜かな。

 
 
<地主神社>
 清水寺の一角に立つ縁結びの神様。
恋占いの石や、えんむすび小槌がある。
境内は恋愛運を占う人たちで一杯だ。

 

写真は全て07年4月12日撮影。
 

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