昨夜は肉祭りのあと、酔っぱらって寝たのだが、夜中にイビキの大合唱で何度が目が覚めた。とはいえ、きっとおいらも大合唱に参加してたと思われ（笑）。

　道端に並ぶテント村を眺める。なかなかワイルドで良いいねぇ。キャンプというより、これぞ「野営」って感じですなあ。

　朝ご飯はセイコーマートのクリームドーナツ。昨夜は肉を食いまくったんで、これくらいでええやろう。

　駅の近くも、テント村になっていて、たくさんのライダーがいた。

　30万と40万キロが並ぶと、さすがにアクロスの方が若手に見える。生まれもフェーザーの方が１年上だそうだ。とはいえ、車体はキレイで２５年乗ってるとは思えない。

　これまでの故障箇所やトラブルなど、長く乗ってる者同士の話題で盛り上がる。月を突破して、40万キロも行くなんて、ホンマにスゴイなあ。

　おおーっ、こりゃ見事な五右衛門風呂だ。設営した人はエライ！と感心する。

　とはいえ、囲いに隙間があるので、昼間に入ったら、シルエットがセクシーダイナマイツかな（笑）。

　まずは音威子府まで出てみる。今日は日曜日、ふるさと祭りで賑わっている。いいですなあ。

　青空に浮かぶ羊雲を追いかけて、東へ東へ。中頓別からオホーツク海へ向かう。まさに気の向くままってやつだ。

　途中、猿払の１００キロマラソン大会の看板を見かける。１００キロってスゴイよなあ。アクロスで走るならええけど。

　湖畔にある、はまとんべつ温泉に食事処を見つけて、入ってみる。

　はまとん定食を注文。毛がにとイクラのちらしが美味い。ホタテシューマイもいけますねー。

　雲一つない青空と、湖を見渡す絶景。しかも誰もいないので、景色を独り占め。楽しくって、自分とアクロスを入れて記念撮影しまくる。（ちなみに、この時の写真が次の年の年賀状に）

　クローバーの丘周辺の道も車がほとんど通らず、走りやすい。緑の風景がいっぱいで、こりゃ楽しい。

　国道２３８号を走れば、まるで南の島のようなオーシャングリーンの海。ここは最北端のすぐそばなのに。その証拠に、海風は冷たい。

　２時前に猿払にある道の駅へ到着。
　猿払といえば、ホタテ。ということで昼飯パート２。レストランの営業時間が２時までだったので、滑り込みセーフ！

　ホタテ刺身定食は、大きなプリプリホタテで満足。ああ、２食くって、ようやくホタテ心が満たされたあ。

　あっ、キツネくんが道路に出てきて、こんにちは。

　記念撮影する女性が皆、斜め立ちでポーズしてるのが面白い。

　あっ、最北端の碑の下で、ライダーが先っちょポーズをとってるよー。こういう光景、今も昔も変わらんね。

　さあ、来るとこまで来てしまった。このあと、どこへ行こうか？　今までとは違ったルートを走りたいなあ。

　急停車し、ヘルメットをとり、ミラーで痛い所を確認すると、鼻と唇の境目が腫れてる。しかもジンジン痛い。
　どうやら、ヘルメット内に飛び込んできた虫に刺されてしまったようだ。それにしても痛すぎる。

　なんの虫かわからんが、とりあえず応急処置。
　北海道に来る前には毛虫に刺されて上半身が腫れたし、今年はホンマに虫受難の年や。

　テントを張り、夕焼けを見に行く。
　快晴だから「水平線に沈む夕日と利尻島」という絵が撮れると思ってたら、なぜか水平線に雲が出て、島が隠れてしまっている。昼間が天気でも、こんなことあるんやなあ。

　沈み終わるまで、夕焼け劇場を鑑賞していると、雲が徐々に薄くなってきて、島の姿が見えてきた。おおーっ、これはラッキー。
　うれしくって、夕日に「また明日も晴れでお願いしマース」と声をかける。

　考えてみれば、昨夜も肉祭りだったような……まあいいか、今夜は一人肉祭りってことで（笑）。

　今夜はテントの外に出てるライダーもいなくて、静か。昨日の大宴会とえらい違いや。肉も食ったし、星も見たし、今日は早めに寝るかな。