北海道ツーリング2013・その10 


上士幌バルーンフェスティバル・ナイトバルーン

旅行期間:2013年8月1日〜8月12日 全走行距離2611km


■8月10日(10日目) 曇りのち晴れ
 北見の朝。目を覚ますと、部屋中が洗濯物だらけ。ああ、そうか。昨日たまってた洗濯を一気にやって、部屋干ししたんや。

 窓から外を見ると、曇り空。路面は濡れている。今日こそ晴れてほしいもんじゃ。

 朝飯は、道産秋しゃけおにぎり。こりゃデッカイや。頬張りながら、モグモグ食べる。

 8時の『あまちゃん』を見終わってから、出発準備。北海道旅に出たら、あまちゃんを見られへんと思って、予約録画してきたのに、なんだかんだで毎日見ている(笑)。

 曇り空の下を出発し、まずはセイコーマートで朝のアイスコーヒー。

 コンビニで手軽にコーヒーが飲めるようになったおかげで、日課になってしまった。

 北見から、道道50号を走り、南西へ。

 今日は上士幌のバルーンフェスティバルを目指すどー!


 訓子府(くんねっぷ)では、小さな公園に首長の恐竜を発見!(↓)
 なんでこんなところに?

 さらに、置戸(おけと)入ると、広大なたまねぎ畑が広がっていた。こりゃスゴイなあ。全部は食えん。

 珍しいもん見つけてはバイクを停め、眺めてしまう。


置戸名産のたまねぎ畑

訓子府の首長恐竜
 さてさて、こんなにゆっくり走ってて、今日中に上士幌へ着けるんやろか。まあ、なんとかなるさー。

 雲が切れて、少しだけ青い空が見えた。その途端、気温も上がってる。26度くらいか。

 走ってると、ちょうど良いくらいなんやけど、止まると暑いなあ。


 道道211号を行くと、勝山温泉ゆうゆが現れた。

 驚いたのが、建物前に立つ、巨大なシロハヤブサのオブジェ。

 これ、写真じゃ大きさがわからないが、実は6メートルもの高さがある。めちゃデカくって、めっちゃリアルやん。

 それだけではない。羽のあたりをよく見てもらうとわかるが、向こうが透けて見えている。

 このオブジェ、銅線を編んで作られているのだ。いやはや全くビックリっス。


足寄に近付くと現れた、大きなフキ
 いつも走っている国道をなるべく使わず、ローカルな道道を走ろうってことで、道道88号をひたすら南下。

 鹿が出そうな緑あふれる道は、何もない快走路。おかげで、芽登まで一気に50キロも移動。あ〜、走った走った。

 さて、上士幌までは、あとどのくらい? と地図を見て驚いた。

 上士幌まで、あと15キロくらいやん。なにが今日中に着けるか?やねん。メッチャ近いやん、とビックリして大阪弁を連発。

 上士幌のホクレン・ガソリンスタンドに入ると、アクロスが停まっていた。これは珍しい。
 カウルが同じはブラックだが、青い帯のカラーが入った年式の新しいタイプだ。

 ライダーに声を掛けると、京都から来たそうな。
 メットインの上に、さらにタンクバックを着けてある。こりゃあ、バッグが2階建てだ。

 タンクバッグが2つあれば、いろんなものが入るやろな。こういう装備もアリなんですなあ。


珍しいダブル・アクロス


十勝ハーブ牛串
 上士幌航空公園に到着。
 土曜日なので、人も多くて賑やかだ。まだ昼の1時だが、素早くテントを建てて、まずは昼飯ひるめし。このお祭り屋台で、たらふく食べるのを楽しみにしていたのだ。

 昼飯第1弾は、十勝ハーブ牛串2本。いんや〜、腹減ってたからウマイウマイ。(←)

 第2弾は、焼き鳥3本。あっという間にモグモグモグ。
 続いて、第3弾の豚丼だあ。大きな肉がのっている。こりゃいいや。

 食べまくってると、晴れ間が出てきた。その途端、一気に蒸し暑くなってきた。ふぇ〜。

 とはいえ、この天候では、体験気球は上がらないそうな。それは残念。2度目のフライト、楽しみにしてたのに。


悪天候で体験気球も飛ばず。ざんねん。

十勝といえば、豚丼だよね〜

 お腹も落ち着いたし、まだ時間も早い。また、走りに行くことにする。

 このへんと名所といえば、ナイタイ高原牧場。何度も訪れてるのだが、いまだに晴れたことがない。

 そして今回も曇り空だ。なかなか晴れてくれへんよなあ。
 いっぺんでいいから、快晴の景色が見てみたいもんだ。

 さらに広域農道を走り、今度は南へ下ってゆくと、青空が広がった。やったー!

 こんなに晴れた空を見たのは、何日ぶりやろうか。

 やっぱり、晴れると気分が良いよね〜。


 スイーツの柳月に到着。

 昼飯が肉のタレ系だったので、デザートに甘いもんが欲しくなったのだ。

 メニューを見て、一目で決めたガーデンクレープのオレンジ。

 クレープでケーキを包み、その上にオレンジソースと生クリーム。そして、フルーツのデコレーション!

 おおっ、なんてゴージャス。


 甘味心が満たされて、外に出ると、十勝の空は晴れと夕立雲のせめぎあい。西の方が晴れてきたぞ。こりゃ、夕日が見られるかも。

 航空公園に近付くと、彼方の空にバルーンが浮かんでる。ありゃ、天候が回復したんかな。良かった良かった。

 やっぱり、バルーンが飛んでる風景は、絵になるねぇ。

 キャンプ場へ向かって走っていると、久々の夕焼け空。キレイやなあ。

 夕日にお願いしよう。明日こそ、快晴の青空になりますように!

 さあ、次は夜の部。キャンプ飯とナイトバルーンや。

 その前に、上士幌街役場の温泉へ行って、サッパリしてからキャンプ場へ帰ろう。



定番のジンギスカン&もやし炒め
 航空公園へ戻ると、ものすごい数のテントが張られてた。ファミリーも多い。

 土曜だし、みんな今夜のナイトバルーン狙いやな。

 テントに戻る途中、クマさんキャンプで出会った人たちと再会する。

 あちこちへ散らばっていても、バルーン会場には集まってしまう。みんな、お祭り好きやなあ。あっ、おいらもか(笑)。

 ナイトバルーンが始まる前に、晩飯を食っておこう。

 今夜のメニューは、ジンギスカン200グラム、もやし、マカロニカニサラダ、和風豚焼きうどん。

 この、1度焼かれてる焼きうどんを、もう1度ジュウジュウ焼いて食べるのが、またウマイのだ。


できたて焼きうどん、いかがっスか〜

 ささっと晩飯を終わらせ、ナイトバルーン会場へ。

 たくさんの人が開始を待っている。おいらもワクワクしていたら「今夜は風があるので、バルーンは無しで、バーナー点火のみです」とアナウンス。ありゃりゃ〜。

 本当はバルーンが全機立ち上がって、バーナー点火するのだ。バルーンは風と天気に影響されやすいんやなあ。

 そんな中、一機だけはバルーンを立ち上げてくれた。ありがとう!

 バルーンが上がらない代わりに、21機のバーナーが一斉点火する。

 これはこれで、キレイな光景。バーナーのゴォーっという大きな音が大迫力で、見応えがあった。

 テントに戻ったところで、声をかけてくれた読者ライダーさんと話をする。
 その人が出会った若者ライダーは、グーグルマップで旅をしてたそうな。そこはツーリングマップルやろ。これも時代かねぇ。

 夜空は晴れて、満天の星。サソリ座を見上げながら、夜のコーヒータイム。なかなか良いもんですなあ。
 さて、明日はどんな旅になりますか。


バーナーが一斉点火すると
未知との遭遇みたいな風景に

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