北海道ツーリング2015・その12 


ラムしゃぶ、いっただきまーす!

旅行期間:2015年7月30日〜8月10日 全走行距離2605km


■8月9日(11日目)つづき

 苫小牧まで出て、海沿いの国道を走ってると、空き地にシカの親子、4頭を発見。

 人間のことは全然気にしないで、のんびりと草を食んでいる。これ、写真に撮れなくて残念やった。

 鹿の次は馬。牧場風景が広がる新冠に到着。これは写真に撮れました(→)

 もう5時半を過ぎてるけど、まだ馬があちこちに。馬を見ると、心が和みますなあ。


夕方でも、草をモグモグ、お馬さん
 新冠は馬産地なのだが、なぜか「レコードの町」でもある。

 だもんで、馬がレコードを持った看板が。なんか面白い絵だ。

 18時、ようやく静内の宿に到着。

 やれやれ、今日は1日、よう走ったなあ。日本海(岩内)まで行って、また太平洋側まで戻ってきたんやもんね。

 走行距離は約320キロ。北海道やったら、まあまあか。


 晩飯は、ラムしゃぶ!

「ダーリン、うちがラムだっちゃ」と小声で言ってから入店。

 そういや、北海道旅に来るのは夏ばかりだから、ラムしゃぶ食べたことってないかも?と思い、ラムしゃぶにしてみた。気温が20度くらいだから、鍋でも良いかも。

 がっつり食べたくって、いきなり2人前を注文。男の一人鍋大会開始!


一人鍋なのに、量は二人分

1日走った後の生ビールは最高!
 肉をしゃぶしゃぶっとして、ゴマだれ付けると、こりゃあウマイ。
 生ビールもススムなあ、おかわりくださーい。

 でも、思った以上に、2人前がボリューミー。ビールも入って、お腹がどんどん膨張。

 ようやくゴールが見えて、白ご飯を食べてると、お店の人が「〆のうどんです」と持ってきてくれた。しまった、それがあったかぁ!

 ってことで、他のメニューも食べたかったけど、もう限界。ベルトが切れそうなんで、やめときます。ごちそうさま。


 デザートは、豊富牛乳使用のプリンケーキ。プリンとケーキなんて、なんかダブルでうれしい。

 腹一杯で横になってると、るんさんから「今、北海道上陸。移動開始」と掲示板に書き込みが。

 夜なのに、苫小牧から一気に襟裳岬まで行くらしい。静内に寄っていきなよ〜。

 何はともあれ、デザートまで食って、腹いっぱいいっぱいで、おやすみ〜。明日は早いよ。



 

■8月10日(12日目)
 曇りのち晴れ

 静内の朝、午前4時半起床。もう外は明るい。でも曇り。
 なんで早いかというと、今日は北海道最終日。
 9時過ぎには、千歳へ到着しないといけないのだ。

 朝飯は、豊富牛乳使用のなめらかクリームパンとホットコーヒー。ふぅ〜落ち着くねえ。

 窓から外を見てみると、路面が濡れている。霧雨だぁ。

 掲示板を見ると、襟裳岬のるんさんが「襟裳岬は濃霧」と書いている。どこも同じか。

 6時過ぎ、出発しようと外に出る。霧なのか霧雨なのかよくわからん天気。とにかくカッパを着て出発。

 まずは、新冠で牧場めぐり。お馬さんを見るのだ。


カッパーフィールドに変身し、出発!



なになに? ボクのこと呼んだ?
 新冠のサラブレッド銀座の通りに到着。

 静かにゆっくり走りながら、道路沿いの牧場を見て回る。母馬に仔っこが寄り添って、ペタリと座ってる。

 ♪お馬の親子は……、と歌っていると、母馬に「なんだなんだ?」と警戒されてしまった。いや、怪しいもんじゃないっス、歌ってるだけですー(笑)。

 馬の写真をたっぷり撮って、満足満足。


 海沿いの国道235号を北上して、門別へ。

 コンビニを見つけたんで、もう1個食っておくか、と筋子おにぎりをゲット。霧の中でモグモグ食べる。

 鵡川を通り、早来まで来ると、霧雨が降ってきた。それも結構しっかり降ってる。
 いんや〜、カッパ着てて良かったよ。


今回の旅でも、たくさん食べました


空港への道に、8月に咲くあじさい
 空港でガソリンを抜かれるため、ギリギリの燃料で走ってるのだが、もしかしたら、ちょっと足りないかも? 危うくなってきたぞ。

 もう、寄り道は無し。真っ直ぐ、空港へ。

 9時過ぎに、千歳空港到着。なんとガソリンの残量0.5リットル。それも予備タン使い切ってだ。あ〜危なかった。

 貨物にバイクを預けて、空港内へ向かって移動。

 霧雨の中をテクテク歩くと、降ってないようなんだけど、メガネには水滴がびっしり。まだ、ビミョーに降ってるんだよなあ。

 空港内に入って、トイレの鏡で自分の姿を見ると、髪の毛がヘルメットの内装型に波打ってる。

 12日間かけて作っちゃった髪型だから、そう簡単にはなおりませぶん。ヘンやけど、あきらめるっス〜(笑)。


今思えば、これがラストの
スカイツーリング


どぉだぁー! 甘エビてんこ盛り
 10時半、空港内のレストランがオープン。

 おいらは、豚丼かエビ丼か迷いに迷って、エビに決定! 甘エビが10尾ものってる丼だ。

 この甘エビがまた太いの大きいのって。プリプリの食感に満足満足。

 そういや、以前食べたことのある回転寿司の花まるが、函太郎に変わっていた。空港内の競争が激しいんやろねー。


 そんなこと考えてるうちに、搭乗時間。

 ところが飛行機に乗ってビックリ。ガラガラなのだ。おいらの後ろ、20列ぐらい空席。11時55分発やからか?

 ふっと睡魔に襲われ、気が付いたら、もう大阪。気温は35度!

 外に出ると、熱風蒸し蒸し風呂だあ。これは間違いなく大阪じゃあ。

 貨物までアクロスを取りに行く。まずはバッテリーを繋ぐため、カウルを開けるのだが、この作業だけで、もう汗だく。痩せる。


伊丹空港の貨物エリア
北海道まで19回も飛んだアクロス
こんなに飛行機に乗ったバイクも珍しい


鬼の顔がおいらに似てるような
 灼熱の阪神高速を走って、無事、家に帰ってきた。

 暑い、暑すぎる。早くも北海道が懐かしい(笑)。

 お土産は、登別温泉の貴泉堂で買った鬼と熊とクマ。
 あ〜食って、走って、楽しかった。

(おしまい)


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