北海道ツーリング2005・その3 

夕陽に照らされた蝦夷富士・羊蹄山

旅行期間:2005年8月2日〜8月14日



洞爺湖の朝。湖に島が浮かんでいる
朝方は曇っていた
■8月5日(4日目)
 曇りのち晴れ

 洞爺湖のキャンプ場の朝。まずは昨夜充電できなかったアクロス充電システムの点検から。しかーし、配線をいくらチェックしても間違いがない。う〜ん、マイッタなあ。

 仕方ないので、とりあえず出発。洞爺湖を見下ろす峠に差し掛かると、頭上に見事な青空が広った。あっちぃ〜! これは日焼けするどー。

 その暑さで頭がショート! 叩けば直るかもと思いたち、充電用のシガーソケットをバンバンバン! そしたら、パカッとフタが開いて、中のヒューズが切れているのを発見。なんや、これが原因かいな。
 やっぱり、電化製品は叩いて直す!に限りますな(笑)。


 メジロ牧場の前を通り、牧草ロードを過ぎると、この旅初めての海へ。逆光で、波がキラキラ輝いている。
 それにしても暑い。体感温度は30度。天気が良すぎで、頭クラクラだ。

 交換用のヒューズを探しに伊達の町へ。しかし、カー用品店が見つからない。店を探しながら、海沿いをどんどん進んでいくと、ようやく室蘭で店を発見。

 168円のヒューズ交換で充電システム復活だ。やったー! 原因が判れば簡単なんよね〜。


波打ち際で遊ぶ人たち

 ここまで来たなら、目指すは虎杖浜。しもPズに教えてもらった、たらこ丼の店へ。

 店の前に着くと、1台のバイクが停まってる。見れば、入ろうか迷ってるみたい。おいらが駐車場に停めると、その人も隣へバイクを停めた。

 メットをぬいだ瞬間、「武田さんですね」とそのライダーに言われる。一瞬、知ってる人かと、顔を確認してしまう。でも初めて。
 ジパツーをいつも読んでくれてはる吉田さんという方だった。

 二人でたらこ丼を頼み、吉田さんは天ぷらも注文。

 吉田さんは、今日が最終日。ずっと雨に降られ、今日ようやく晴れたそうな。帰る直前においらと会えたことを、えらく喜んでくれてた。おいらもうれしいっス。

 たらこ丼は、明太子のように辛くなく、すごく上品な味だった。

 吉田さんが頼んだ揚げたて天ぷらを一つ頂く。これがアツアツでうまい!

 大漁旗の上がる駐車場で、吉田さんを見送る。またどこかでお会いしましょう!

 おいらは昼飯後の休憩タイム。目の前に広がる青い海を見てると、ウミドリが飛んでくる。いんや〜、いい感じのロケーションですなあ。


 たらこを食ったので、次は甘いモン!

 マザーズのシュークリーム食べるだけに往復40キロ走る。

 玉子たっぷりのシューはホンマにうまいなあ。カスタードとミックスのシューだけでなく、去年から気になっていたプリンも食う。

 う〜ん、甘味心が大満足。


 甘みの次は、登別へ。

 初めて見るクッタラ湖。緑の中に、青い瞳が垣間見えたというイメージ。水がメッチャきれいやなあ。

 木々が繁る山道を進んでいると、ジュオーッという大きな音が聞こえる。ジェット機?と思い空を見上げるが、飛んでない。なんの音やろ?

 地獄谷まで来て、その音の正体が分かった。山から水蒸気が吹き上がる音だったのだ。

 さすがに活火山。ここまで近付くと、かなりの硫黄臭だ。おいらの弱点なのであります。ああ、匂いにクラクラ〜。


 温泉街に到着。まずは、温泉市場へ。

 生ちちソフトのダブル。ラムレーズンといちごだ。このいちごが粒入りなんでおいしかった〜。

 でも、暑さですぐに溶けちゃって、手がデロデロに。

 しもP妻&you-koさんオススメのさぎり湯へ。地下にあって熱気のこもった温泉。しかも、湯が熱い。足だけ浸かってても、汗だくに。おかげで汗をかきつくしてさっぱり。

 さぁ、問題はここからだ。もう16時を回ってる。今夜の宿をどこにするか。

 普通に考えれば洞爺湖だが、連泊はイヤなので、倶知安を目指す。問題は間に合うかだ。


 畑の中に浮かぶ羊蹄山が美しい。

 って、写真ばっかりとってるから、いつまで経ってもキャンプ場に着かへんのよなあ(笑)。

 オレンジ色に染まる道を走っていると、気分がどんどん昂揚していくのが分かる。やっぱり、旅はいいねぇ。

 真狩の湧き水そばでキャンプ場を見つけるが、ライダーがいなかったのでパス。倶知安まであと20キロ頑張ろう。

 真狩で夕陽と出会う。

 写真を撮ってるおいらをピースサインしながらバイクが抜いていく。

 おーい、どこかでまた会おうなあ〜!



 オレンジ色の夕陽を追いかけ、おいらも走り出す。まるで映画のワンシーンみたい。

 ところが山の西側に回り込んだ途端、急に霧で真っ白! さっきまでの夕焼けはどこ行ったんや?

 シールドだけでなく、メガネにも水滴が付いてしまい、何も見えない。吹いても吹いてもすぐに曇ってしまう。これは大ピンチ!


 あたりはもう真っ暗。ようやく町の灯りが見えてきた。倶知安だ。霧も薄くなって、前が見えるようになってきた。あ〜よかった。

 旭ヶ丘公園キャンプ場へ上がり、真っ暗な中でテントを張る。炊事棟でようやく晩飯の準備。そこにいた二人に声をかけると、京都から来られてる夫婦さんだった。
 奥さんが鍋で炊いたご飯をもらい、レタス入りスープカレーラーメンを食う。こういうのもええな〜。

 奥さんはバイク乗りだったので、話が盛り上がる。今回は旦那さんと二人なので、車旅。この先、ニセコ、大沼へ行くそうだ。楽しい旅話がいつまでも続いた。


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