北海道ツーリング2009・その3 


エビエビエビっと甘エビが満開! かきざき商店in余市

旅行期間:2009年8月2日〜8月13日 全走行距離2618.1km


■8月4日(3日目)
 曇りのち晴れ

 洞爺湖の朝。テントの中が暑くて、目が覚める。テントの外は、半分晴れて半分曇り。シャキンと晴れてほしいなあ。

 湖からバシャバシャという音がする。洞爺湖だからトッシーか? それとも誰か泳いでるんか?と思って見てみると、黒い大型犬がライフジャケットをつけて泳いでいた。気持ちええんかなあ。


とうや中央公園・小公園キャンプ場


キャンプする男
 朝飯は、あんドーナツ。湖に吹く風が涼しいなあ。ホットコーヒーを飲みながら、体を温める。湖を眺めて野外のモーニングコーシー。いいですなあ。

 急いで行く所もないので「キャンプする男」の写真を撮ったりして、ゆったりと朝の時間を楽しむ。

 テントをゆっくり撤収していると、起きた時より曇ってしまった。それでも、まあいいさ〜。そろそろ、出発するかいなあ。


 道端にひまわりを見つけて、写真を撮る。すると、空が少しずつ青空に。さすがはサンフラワー。この調子で晴れてくれ〜。

 ニセコの道の駅に到着。羊蹄山を眺めながら、ソフトクリーム。受け取って、一口なめようとしたら、横にいたおばさんに「お釣り、お釣り」と言われる。券売機にお釣りを取り忘れてたのを、教えてくれたのだった。ありがちょー。


夏はやっぱり、ひまわり畑


特大甘エビが15尾も!
 さあ、北へ北へ。倶知安を過ぎ、国道5号を走り、今日前半の目標、余市へ到着。

 おいらの狙いは数量限定のエビ丼だ。かきざき商店に入ると、11時過ぎというのに、お客さんがワンサカ。こりゃエビ丼ピンチか?

 注文のレジ前に立ち「すみません、まだエビ丼ありますか?」とコーフン気味に聞くと、レジのおばさんがニヤリと薄笑いを浮かべ「ありますよ」と答えた(というふうに、おいらには見えた)。

 そして出てきたエビ丼は、太くて大きな甘エビが15尾も乗ったスペシャル丼! 新鮮だからミソも甘いよ〜。食べ終わった頭も、焼いて食べたいくらい。

 もう一つ頼んだイカ刺しも、新鮮だから甘味があって、歯応えコリコリ〜。いやはや、食ってるだけで顔がニヤケてくるよ(笑)。

 何がスゴイって、この2品でなんと千円也! エビ丼750円、イカ刺し250円なんスよ。まさに、安いよウマいよ!


食べて大満足のイカ刺し


プリプリの大きな甘エビ
 今日は時間があるんで、1階の鮮魚店も覗いてみる。

 そしたら、美味そうで新鮮なエビが並んでるやんか! さっき食べた大きくて太いエビがざるに一杯入ってる。これはウマそ〜。まだ食えるぞー。

 もし、限定エビ丼が売り切れでも、この店で買って、自分で甘エビ丼が作れるやん!と確信したエビ好きのおいらであった。

 店を出て、余市を後にしようとすると、空にスペースシャトルを発見! ここは宇宙の湯・余市川温泉。ここは毛利宇宙飛行士の生家の跡地だ。

 さあ、シャトルを見上げて、余市を出発だ!


目立つスペースシャトル


ナゾの1本足岩
 走り出すと、目の前に青空。積丹方面の天気が良さそうだ。これはいいやあ、積丹ブルーでも見に行こう!

 ところが、積丹半島に入ると天気は良いのだが、雲が多くて空が白い。写真撮るには、ざんねーん。

 それじゃあってことで、食に走る。もちろん、積丹といえばウニ丼だ。

 いつもの店じゃなく、今年は「さわ」という店で、生ウニ丼(2200円)。

 ちょうど昼時だったので、お客さんが多い。じーっと待ち、ようやく出てきたウニ丼にかぶりつく。う〜ん、満足。店は変われど、積丹のウニの味は変わらずってとこやね。


びっしりとウニウニウニ〜


神威岬の下りから見る絶景
 先に進めば天気も変わるかと、半島の北へ向かって走る。海岸のあちこちでは海水浴風景を見かける。北の短い夏を謳歌してるって感じだ。

 神威岬に到着。岬から半島の西側を見てみたが、そっち方面も雲で覆われている。これだと、どこまで走っても晴れはないようだ。残念やけど、ここらUターン。

 下りの道から見下ろす半島の眺めは、いつ見ても絶景だ(左写真)。バイクを走らせて、写真を撮りたいよなあ。

 ホントなら、積丹の西側へ抜けるルートを取りたいのだが、それだと距離的に明日「しもP&you-koさん絶賛・厚田の寿司屋」へ行けなくなる。寿司のために、余市へ戻るとするか。

 途中、ホッケぐるぐるマシーンを見つけ、しばし眺めて一休み。これまた、うまそーやなあ。

 再び余市の町に戻り、そのまま小樽へ向かう。もう日が傾いてきた。今日の宿はどうする?小樽にするか?と考えてるうちに、小樽も通過し銭函へ。

 銭函に、どうしても見ておきたい場所があったのだ。


ホッケの大回転魔球!


現在の藤井樹の家
 それは藤井樹の家。
 銭函は、岩井俊二監督の映画『Love Letter』のロケ地で、実際に映画で使ったヒロイン藤井樹の家があった所だ。その家が焼失してしまったと聞き、実際どうなってしまったのか、自分の目で確かめたかったのだ。

 確かこのへんだった、という場所には建物がなくなっていた。ラストシーンに出てくる門は、草に覆われいる(写真の左右)。

 写真中央のアスファルトが、門から家のドアへ向かう道。おいらの頭の中だけに、ヒロイン藤井樹が家の前に立つ涙のラストシーンが見えていた。
 そうか、もう映画の中だけの世界なんやなあ。


 夕方5時。しばし佇み、黄昏れる。今日はどこへ泊まろうかなあ。右は札幌、左は小樽。どちらも20キロとない。でも、街に泊まるって気分じゃないんよなあ。キャンプしたいのだ。

 地図とにらめっこし、岩見沢の北にある北村ふれあい公園へ、レッツゴー! 夕日と追いかけっこしながら走って走って、なんとか日没直後に到着。


岩見沢で出会った夕景


まずは焼き鳥でクラシックを
 子供達が遊ぶ公園内にテントを張り、そばにある北村温泉へ。いんや〜、今日は1日思いっきり走ったから、汗を流すとメッチャいい気持ち。

 風呂上がりツルツルの肌で、道路向かいにあるセイコーマートで晩飯の買い物を、と店に入ると、もうほとんど品物がない! ジンギスカンや牛肉がない……ああ(涙)。そりゃもう19時半過ぎてるからねー。

 それでも店の端から端まで探して見つけた豚塩ホルモン、焼き鳥、もやしで晩飯。まずは、サッポロクラシックで乾杯! ゴクゴクゴキュ……うんまーい! 風呂上がりの1杯は、たまらんばい。喉越し最高やね! ぐふぅ〜。

 ジュウジュウ肉焼いて、大量のモヤシを食って、腹一杯。

 余は満足じゃ。寝るぞ。


豚塩ホルモンに山盛りモヤシ
みなさん、野菜を摂りましょう

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