北海道ツーリング2010・その8 


いっただきまーす! 増毛「まつくら」の甘エビ丼

旅行期間:2010年8月2日〜8月13日 全走行距離2530.6km


■8月9日(8日目)
 小雨、曇り、晴れ、曇り、雨のち曇り

 剣淵「絵本の里旅行村」の朝7時。パラパラとテントを叩く雨音で目が覚めた。テントの中が蒸し暑いので、外に出ようとしたら、雨がしっかりと降り出した。こりゃ困ったなあ。

 さてさて、どないしたもんかと寝転がっていたら、8時前に雨がやんで薄日が差してきた。ラッキー。

 蒸し蒸しのテントから出て、外で朝ご飯。焼き鳥にぎり&明太子おにぎり。筋子のつもりで明太子買ってたことに、今頃気付く(笑)。

 管理人のおじさんと話しながら、今日はどこへ行こうか考える。不安定な天気だが、なんとか晴れそうなのは、日本海側のようだ。

 それなら増毛に甘エビを食いに行こう! んで、面倒だからテントはこのまま置いていこう。珍しく連泊決定!


 昼飯まで時間がないので、和寒から無料の高速に乗り、一気に幌糠へ。いやはや、便利になったもんだ。

 幌糠のインターを降りると、目の前にでっかい夏雲。こりゃあ、おいらを呼んでるなあ。(→)

 緑の濃い川沿いの道を行くと、町が現れた。留萌に来たぞー。


 増毛まで海沿いを南下して「まつくら」さんに到着。
 甘エビ丼を注文し、待ちながらメニューを見ていると、魚介類てんこ盛りの「ジャンボちらし」を発見。これは、1度チャレンジしたいよなあ。

 そんな浮気心を起こしていると、出てきました本命の甘エビ丼! その数22尾! 出たぁ、どーだぁっ!! 食っても食っても甘エビが出てくる、この幸せ感あふれる丼。

 この1杯を食べるだけのために、ここまで走ってきてよかったなあ。ホッホッホー(喜びの表現)。

 大満足で店を出ると、駐車場で二人のライダーと出会う。プレートの地名がなんと、堺&和泉ナンバー! おいらの地元や〜ん。

 北海道で大阪人と出会うと、テンションUPで話が盛り上がる。一人はおいらの家のすぐ近所のようだ。北海道の増毛でご近所ライダーと出会うなんてねぇ。うれしいよねー。

 なんだか一気に元気が湧いてきた。堺&和泉ナンバーライダーさん、ありがとー!


旅の出会いって、ホンマに不思議
笑顔の大阪三人衆

 お腹一杯になったら、ノドが乾いた。

 ってことで、すぐ近くにある酒蔵・国稀へ。駐車場で冷た〜いお水を飲ませてもらう。

 ゴキュゴキュゴキュ、冷たくってうんま〜い。暑い日には、国稀さんのお水がサイコーっスよ。

 中に入って、いつものようにクマさんにご挨拶。

 どっちがクマ?というツッコミは無しよん(笑)。


 冷たい水がうまいってことは、青空だぁ!

 夏の景色だ日本海。青い海が広がっている。こっち来て正解やったなあ。

 こんなにいい天気なら、テント撤収してくりゃ良かった。天気のいい所で、テント張りたいもんなあ。

 日本海ロードを北へ北へ。空は青い青い。こりゃもう、たまらんばい。

 そして、暑い暑い〜。それもまた、たまらんばい。


 留萌の黄金岬にやって来た。日本海のいい眺めですなあ。ここなら夕日もキレイじゃろ。(←)

 テトラポッドの置き場や、謎の女性石像「波灯の女」を見つけたりと、好奇心にまかせて、あちこち寄り道するのは楽しいねぇ。


「波灯の女」

間近で見ると思った以上にデカイ
テトラポッ「ト」だと思ってたら
正しくはテトラポッド
さらに一般名は消波ブロック

 もったいないけど、そろそろ戻りますかぁ。
 日本海を後にして、国道233号へ。北竜町に入ると、ひまわり畑を見つけた。道端で見つけると、なんだかうれしくなっちゃいますなあ。

 ひまわりの里に行こうとして、その方面を見ると空には黒〜い雨雲。留萌の青空が懐かしい。
 仕方ないので、北へ向かう。途中、萌の丘という看板を見つけたので、登ってみることに。

 説明板を読むと、この丘はNHK朝ドラ「すずらん」のロケ地だったそうな。確かに、町を見下ろす眺めがいい。おかげで天気も遠くまで見渡せる。

 ああ、向こうに雨のカーテン発見。今日も雨と追いかけっこになるんかなあ。

 旭川方面に行きたいが、空が真っ黒。どうしたもんかと、30分ほど天気待ちしてると、ようやく明るくなってきた。よしっ、出発や!


 ところが秩父別まで来ると、道路がビショ濡れ。水たまりを見ると、10分前まで土砂降りだったようだ。これがさっきの空真っ黒の正体か。

 雨は降ってないのだが、車が巻き上げる水が飛んでくるので、しばし待機。

 ようやく旭川に入る。ちょっと小腹が空いた気がする。地図を見ると、ラーメン村が近いではないか。よっしゃレッツゴー。

 有名な「青葉」に入り、醤油らぅめんを注文する。
 独特のちぢれ麺にスープがからんで、こりゃ美味しい。暑くて汗をかきかき、スープも完食すると、鉢の底に「感謝」の文字。うれしいねぇ。ごちそうさま。

さ〜て、和寒のテントまで帰りますか。


 和寒の町まで来ると、見事な夕焼けと出会う。今日も雨と追いかけっこだったけど、夕日を見られりゃ文句なし。いい1日だった、と思えるよなあ。

 ところが、夕日に感動した30分後、キャンプ場まであと5キロ地点で、土砂降りの夕立に遭遇してしまう。ここまで、雨を回避してきて、最後の最後に……。なんだか笑っちゃうねぇ。

 うまい具合に道の駅があったので、アクロスも軒下に入れて、雨宿り。

 昨日虫に刺された所がカユイ。見てみると、10センチ大に腫れてるやん。こりゃカユイわけや。
 その時、ピカッ! 暗くなった夜空に閃光が走る。ゴロゴロゴロ。雷まで来たか、こりゃいかん。強行突破や。

 走り出してみると、パラパラ小雨ぐらい。一気にキャンプ場へ着くと、雨もやみ、雷の音も聞こえない。ふぅ〜、助かった。


和寒の町で見つけた幟
面白そうな大会やなあ。
エキサイトしそうや。

 このキャンプ場のいいとこは、歩いて温泉へ行けること。濡れた体も、風呂上がりにはサッパリ。しかも、館内で生ビールを飲めるから、幸せやあ。

 テレビを見ながら、明るいところで虫さされを見てみると、エライ腫れてる。さっきより大きくなったかも。こりゃヤバイねぇ。

 テントに戻り、晩飯ターイム。今宵はイカ刺し、ジンギスカン200g、もやし210g。

 ビールを飲みながら、イカをつまみ、ジンギスカンともやしを炒める。夕方、ラーメンを食ってなければ、ご飯ものがほしいとこやね(笑)。まあ、今夜は軽めの食事で。

 腹が朽ちれば、眠くなる。虫さされにクスリを塗ったが、やっぱりカユイ。こりゃ、寝てる間に掻いちゃうなあ。
 今日は天気がクルクル変わったけど、今となっては、おもろい1日やった。


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