一人起き、二人起き、みんなが目を覚ました頃、各自持ってきた食材で朝ご飯。おいらは、鮭いくらおにぎりとクリームドーナツという、大好きコンビでお腹を満たす。

　出発前にミーチン記念撮影。しもＰさんが早くも業務多忙で間に合わず、あとからツーショット。そんな忙しい中に、楽しい宴と宿をありがとうございました！

　皆、思い思いの方向へ出発。また、どこかで会いましょう！

　などと考えながら、峠の駐車場で空を見上げてると、さっき別れたばかりのネクタイダーが現れた。

「また、どこかで会いましょう」って言ったけど、なんぼなんでも再会が早すぎる（笑）。

　キノコ好きとしてが、ぜひキノコ汁を飲みたかったのだが、暑いのでパスすることに。

　天気が良くて走るのが楽しいので、一気に支笏湖へと向かう。

　おっと、道沿いにクマさんマークの道標発見。このへんなら、ホンマにクマがおるかもしれんなあ。

　青空に輝く支笏湖が美しい。写真をバシバシ撮ってたら、飛行機の時間が迫ってきた。こりゃアカン。うわっ、アクロスのガソリンもガス欠ギリギリやん。最期の最期に、時間とガス欠のピーンチ！

　千歳まであと数キロという所で、ついにガス欠。リザーブをオン！　なんとかガソリン残り０．５リットルで千歳に到着。

　アクロスを預け終わり、おいらは空港ロビーへ徒歩で向かう。いつも曇りの千歳が、今日は快晴。いやあ、もったいない。まだまだ旅を続けたい。

　空いていたので、戻りはお姉さんが運転するヘルプカーに乗せてもらう。「メリーさんの羊」のメロディを奏でながら、ゆっくりゆっくり、車は進む。こりゃあ、楽ちん楽ちん。

　搭乗し、席に座ると、前のおっちゃんの頭が、それは見事な一発水平。真っ平らに刈られていた。これぞ角刈り。
　それを見てる間に、関西空港へ到着。

　貨物にアクロスを迎えに行くと、受付のお兄ちゃんが、行きと同じ人で、おいらのことを覚えていてくれた。北海道旅の思い出を１０分ダイジェストで話す。

　まだ旅の思い出がホットなだけに、いくらでも話が湧いてくる。お兄さんも仕事中で忙しいのに、付き合いよく聞いてくれた。こういうのって、ホントにうれしよねぇ。

　貴泉堂で買ったお土産、クマの人形を見ながら思う。またいつか北の大地へ。
　ンガォーッ！

（終わり）