ジパングマップ ＷＥＳＴ「高野山・龍神」

なぜか大反響！ 巨大カエルは 高野山の入り口 かじかドライブインに 張り付いてます

　山を訪れたのは９月の終わり。
　紅葉にはまだ少し早かったんですが、標高800mの山の上は、地上より７〜８度気温が低くて。昼間は涼しくって良かったんですが、日が落ちると一気に寒くなりました。

　龍神スカイラインの途中にある花園村生産物直売所は、夕陽のポイント。いい天気だったんで、今日はいい夕焼けが撮れるぞぉと張り切って撮影しました。

　思ってた以上の夕焼けでねぇ。やっぱり山の上は空気が澄んでるからなんでしょうか。紫、赤、朱といった色のグラデーションが素晴らしくって。陽が落ちてからも、しばし見惚れてました。

　おかげで、帰る頃には真っ暗。電灯のほとんどない高野山道路を走るのは大変でした。

　そんな暗闇の中、忽然と現れたのが高野山の山門。ライトアップされた姿を見るのは初めて。

　すごい迫力なんですが、なんだか陰陽師の鬼の世界が目の前に現れたようで、ちーとばかし恐かったです。
「もののけ」の雰囲気って、あれなんでしょうなあ。

龍神スカイラインの夕暮れ

高野山の山門
ライトアップした姿は初めて

高野山の「つくも食堂」地どり釜めし

　１軒目は、高野口町にある「よなきや」の中華そば。

　おいらが好きな細麺だったんですよ。スープは豚骨＋かしわでコクがあって、麺にからんでうまかったなぁ。夜から営業ですが、地元の客さんで大人気。場所はＲ２４沿い中飯降駅のそば。細麺好きなら、ぜひ行ってみて下さい。

　もう１軒は、高野山山門のそばにある「つくも食堂」。釜飯の美味しい店でねぇ。元気なおばちゃんが注文を取りにきてくれます。

　画像は地どり釜めし。旨味のあるダシがご飯に染み込んでいて、ウマイウマイ。釜に引っ付いたおコゲもうまかったなあ。他にも山菜釜めし、季節限定松茸釜めしもあるので、高野山のお昼にオススメです。

　このエリア、龍神温泉があるんで結構な湯処なんですよね。

　龍神だといつもは「元湯」に行くんですが、今回は「龍神山荘」へ行ってみました。これが大当たり。

　内湯は多角形の建物。古びた木製で味わいがあってねぇ。まさに「湯治に来た」って雰囲気がするんですよ。

　露天は岩組みで、外には緑。仁王立ちするにはもってこいのロケーションで、いい気持ちでした。

　今度龍神に行ったら、寄ってみて下さい。

　荒神岳の上にあるため、かなりバイクで登って行くんですが、温泉宿近くになると急に展望が開けるんです。

　湯舟は内湯だけなんですが、窓が大きくて景色がよく見えます。おいらは一人だったんで、窓を開けさせてもらって半露天風呂状態。

　目の高さより下に雲が浮かんでるんですよ。ほんとに雲の上にある温泉でした。泉質とかじゃなくて、そのロケーションが気に入りました。

　スズキのイントルーダーをアリアス選手に授与するってイベントでね。大阪は梅田の南海部品本店で催されたんです。

　丁度、セ・リーグ優勝から２日後のことで、大阪は大騒ぎの真っ最中。アリアス選手を見つけた一般の人まで集まっちゃって、大変な騒ぎでした。

　で、おいら的にうれしかったのは、大阪プロレスの選手と会えたこと。タイガースマスクとツーショット写真撮って大喜び！　えべっさんとも写真を撮りたかったんですが、イベントが終わった途端に姿が見えなくなっちゃって、残念。

　しかし、プロレスを知らない記者がタイガースマスクに
「あの選手のお名前は？」
「えべっさんです」
「は？ えべ……」
「えべっさんです」
って聞いてたのは笑えたなあ。

ジパングマップ ＷＥＳＴ「鈴鹿・関宿」

あまりの暑さに日陰で休憩中

宿場町には旅の風情が漂っている
静かな街道に立ち、耳をすませば
かすかに聞こえてくる風鈴の音
江戸時代の旅人はどんな音を聞いたのだろう 　

　この旅は、８月の終わり。
　あの寒かった夏が元気を取り戻して、連日の猛暑！　気温の表示は鰻登り。ついにはこの夏最高の３５度を記録。

　そんな日に黒いヘルメットとバイクで走ったら、もうアチアチなんてもんじゃなく、フラフラのバテバテ。

　とにかく体を冷やさねばと思い、関宿の『志ら玉』で冷たい白玉ぜんざいを注文。

　他にお客さんがいないので、扇風機を独占。昔ながらのお店なので冷房はない。でも、日陰に入るたけでかなり涼しくって、氷入りのぜんざいを食べ、氷入りのお茶を入れてもらって元気を取り戻した。

　ここのおばちゃんは、話し好きでとても楽しい人。まるで、時代劇の中に出てくる峠の茶店で話をしてるような気分になる。

　平日なので、観光客もほとんどいない。町に住む人たちの話し声が、遠くから聞こえてくる。とても懐かしい気持ちになった。

　

かつては旅籠だった
『あいづや』
旅籠そばが名物

　食の町とは知らなかった。調べてみると、おいしそうな店が次々と。

　まずは、市立図書館、県鈴鹿庁舎のそばにある『しゃち』のえび天丼。でっかいえびが３匹＋野菜サラダでボリューム満点。

　パリサクの揚げたてえびのウマイのなんのって。あんまし一気に食っちゃったもんで、店の大将に「急いでるんですか？」って聞かれたほど（笑）。

　その大将は気さくな感じの人なんで、みなさんも是非訪れてみて下さい。

　あと、気になったメニューに「まぐろ丼」があったなあ。あの大将がオススメの一品なんだから、絶対ウマイと思いますよ。

　おじやうどんは、鍋焼きうどんの中にごはんが入ってるって感じ。うどんを食べている間に、ごはんにかしわ風味のダシがよ〜くしみて、いいおじやになるんだなあ。

　店の中は冷房がよーくきいていたんで、汗をかきかき、ふぅふぅ言いながら食べましたとさ（笑）。

　さらに、ここは一品料理もおいしいってんで、カウンタにてんこ盛りだった卵焼きを注文。太巻きみたいな卵焼きに大満足！

　他にも美味しそうな一品が並んでいたんだけど、もうお腹いっぱい。「また行きたい店」がどんどん増えていく。

いい味してる卵焼き

　この「自分でいくら盛っても値段は400円ソフト」に挑戦し、たった４段で終わってボーゼンとしてると、妙に怪しい二人連れを発見。

　何やら駅長さんに質問してはメモを取っている。「これは同業者やな……」

　ひと段落したところを見計らって、声をかけてみたところ「ＧＥＴ　ＢＩＫＥ」という雑誌の編集部の方々でした。

　向こうも「ソフトクリームの写真を撮る怪しい人」と思っていたそうで（笑）。

　いやはや、こういう出会いも楽しいもんですなあ。

　『かもしか荘』で出会った猫。温泉に入ろうとバイクを停めたら、どこからともなく現れて「ニャー」の一声。

　何にも持ってないよ〜と言うと、足下に寝ころんでゴロゴロ。おいらが動物好きと知ってるんかなあ。

　思わずおなかをナデナデすると、もうニョーンと伸びちゃって、ゴクラク猫に（笑）。

　
　もう一つは、関宿・西の追分でのヒトコマ。あまりの暑さに駆けこむと、中はひんやり。涼し〜い風が吹き抜けていって、気持ちいい〜。

　誰もいないことをいいことに、このあとゴロンと寝ころばせてもらいましたとさ。

関宿・西の追分
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ジパングマップ ＷＥＳＴ「大台ヶ原」

Ｒ３０９で見つけた川で一休み

修験道の場である大峰山の山々に囲まれた
奈良の山奥・大台ヶ原
なぜだかライダーが一度は訪れてみたいと思う山
　

　この旅は、７月の下旬。

　まさに夏へと向かって、気温が鰻登りの頃。たぶん３３、４度あったんやろなあ。

　どうにも暑くてたまんなくって、桜の吉野山でお店に入りました。桜の頃は人がいっぱいで入ったことがなかった店です。

　さすがにシーズンオフの平日昼間。お客さんが２人しかいなかったので、奥の一番眺めのいい座敷へ。外は暑くても、座敷はいい風が通って涼しくて。

　最初はざるそばでも、と思って入ったんだけど、涼しさに食欲復活して、画像のカツ丼を頼んでしまいました（笑）。

　盛夏にカツ丼！　自分で自分を「恐るべし！」と思いましたとさ（笑）。

　まさに木こりのクマさんだよねぇ。インパクト大のキャラクターがピースサイン。見つけた時、思わず「スゲ〜！」って叫んじゃいました。

　で、肝心の「そまびと選手権」って、もう１８回も開催されてて、今年の参加者が４０チーム１６０人！　おっきい大会なんですよね。見たことある人います？

　時計台のある部分は、八角形かな。結構おもしろい形ですよね。

　地方に行くと、こういった「ありゃ？」って校舎に出会うことがよくあって。町の画一化された学校より、楽しげな雰囲気がします。

　あたりは岩の隙間から水が湧き出ていて、路上も濡れてるんですよ。だから、夏でも涼しくって。静かないいとこでした。

　みなさんも一度訪れてみて下さい。

　夏の中に涼しさを見つけた時の１枚です。

　（クリックすると大きな画像になります）

ジパングマップ ＷＥＳＴ「桜島・開聞岳」

ここは南の果て。開聞岳を見上げて一休み

この取材は、リアルタイム掲示板を通じて、皆さんと共に旅しました。
★リアルタイム掲示板
だもんで、裏話というより、ほとんどが表話ですよね（笑）。

今回はいろいろ紹介したい所もあるので、レポート形式にまとめました。
こちらをご覧下さい。
★03年鹿児島ツーレポ１
★03年鹿児島ツーレポ２
★03年鹿児島ツーレポ３
★03年鹿児島ツーレポ４