北海道ツーリング2003・その5後編 |
旅行期間:2003年8月7日〜8月15日
■8月12日(6日目)後編 いんや〜、こりゃサイコー。カニで腹一杯になると、次は鉄砲汁。これまたカニがどおーんと入っている。あったまるねぇ〜。 さらに、焼きサンマが出てきた〜。ご飯もどんどんおかわりしてねぇ〜といわれたが、そんなに食ったら育ってしまうぞぉ(笑)。 サンマがうまいうまい。ハラワタもくさみがないから、きれいに食べられる。ああ、幸せ。店の人に言わせると、これでも今朝上がったんではないという。ほんとにウマイのは、その日の朝上がった新鮮なサンマ。う〜ん、そのサンマの刺身が食いてぇ! もうお腹一杯だぁ〜と言いつつ、鉄砲汁はおかわりしてしまった。
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焼きたてのサンマ、サンマ〜! |
カニ終了ぉ〜。 でも、店の子にチェックされてしまった |
実は途中で別のライダーが店に入ってきて、隣りでカニを食ってたのだが、お互い寡黙で寡黙で(笑)。でも、まだ彼は食ってるので会話無し。目で挨拶(笑)。 店の子供も一緒に働いてる。えらいぞ。口振りまで大人びて、「う〜ん、疲れた。今日は忙しい」と言いながら、麦茶をぐびっと飲んでいた。大人のマネがしたいんやねぇ。 でも、その子供に食べたカニをチェックされ、「まだ食べられるよ〜」を言われてしまう。すびばせ〜ん、汚い食べ方で。
会計するとなんと1500円! マジっスか!
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大満足で店を出る。根室の空が晴れていた。こりゃうれしい。 一端、港で休憩。写真を撮ってると、チャリンコのおじさんと写真をとりっこ。聞けば、宗谷岬から降りてきたという。すげー。おじさんの歳は、どうみても60過ぎてるぞぉ。まさに頭が下がる思い。 さて、そろそろ14時だ。今日は奈良ライダーの大高さんと網走でキャンプするんだよなあ。でも、まだ根室だ。そろそろ走らないと間に合わんぞ。
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しまった、間に合わず! |
根室、花咲港近くの道。 東の果てなのに草原が広がる
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ようやく現実に帰り、オホーツクを北へ北へとひた走る。日が傾き出した途端、海風が冷たくなる。気温は18度。でも、雨がやんでもずっと着ているカッパが防寒になるんよねー。 標津まで来て4時。空はもう一面の雲だ。かなり寒い。このまま内陸へ入れば、いつもの中標津へ行けるんだけど、今年は残念ながらパスやなあ。すしロード、風まかせさん、すんませーん。 爆走につぐ爆走。もうお尻も痛いし、カッパ着てても寒い。ようやく斜里の直線道路へ。いつ来てもこの果てしなく続く道は、遠くまで来たなあという気にさせてくれる。 ようやく小清水野道の駅へ。辛抱していたトイレへダッシュ! 戻ってくると、雨がパラパラ。おいおい、ウソでしょ。走っているとすぐやんだ。よかった〜。 網走まであと20キロ。でももう6時を過ぎて暗い。町でビールを買い、キャンプ場へ急ぐ。昔から張りたかった、呼人浦のキャンプ場だ。 ちょうどキャンプ場に着いたところで、湖に映える夕日と遭遇。やったー! 急いで写真を撮ろうとすると、雨。それもかなり本気降り。もうちょっと待ってくれ〜。
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先にキャンプ場に着いている大高さんに電話。どこに張ってますかぁ〜? 入口の近くに張ってるということで、小雨の中、キャンプ場へバイクで入って行く。あ〜見つけた、と思って、手を振り近付いて行ったら、知らん人やった。
反対の方へ探しに行く。緑のバイク、緑のバイク……。あった! あ、いたいた。大高さんだ。 まずは雨の中、テントを張る。今朝の濡れたままのテントだぁ。 ここには雨をしのぐ炊事棟がないので、テントとテントを向かい合わせにして、タープの代わりにエアマットをテント間の屋根とする。これで炊事もできる。 おいらはカレー&ラーメンという黄金パターンを作るが、大高さんは何やら調理している。なんと茄子のスパゲティ。食べさせてもらうと、うまいうまい。肉ばっかり食って、野菜不足の体に効く〜。 メシを食いながら、北海道の情報を交換したり、ツーリングの話をしたり。会うのは2回目、ゆっくり話すのは初めてというのに、楽しいですなあ。
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大高さんの作った スパゲティソース
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肉眼だと火星が見えてたんだけど 写ってないねぇ。残念 |
気が付けば、雨音がしない。いつの間にか夜空に満月。 月の横には赤い火星が輝いてる。6万年に一度の大接近だそうな。なかなか風流な夜空ですなあ。 網走湖の波音を聞きながら、夜は更けていく。やっぱりキャンプはいいねぇ。
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