北海道ツーリング2004・その8 |
旅行期間:2004年8月3日〜8月12日
■8月9日(7日目)晴れのち曇り 上士幌の朝。眩しくって起きる。今日もいい天気だ。テントが日陰だったので助かったが、日なたなら5時にはテントの中がアチアチで起きていただろう、というような快晴の強い陽射し。 今日は釧路まで行けばいいと思っているので、かなり余裕の朝。コーヒーを2回も飲みながら、キャンプ場の朝を楽しむ。 そんなことしてると、ゆっくりと空を雲が覆い始めてきた。ありゃりゃ? 出発する頃には一面の雲。こりゃ、十勝風景巡りはパスして、釧路へ向かうとするか。
すると昨夜は話をしなかった隣のテントのおじさんが、話しかけてきた。かなりあちこちを回ってるようで、情報を教えてくれる。 |
今日の朝ご飯はアンパンとコーヒーだよ
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なんと、これが牧場内の道路! |
9時過ぎて出発。まずは近くのナイタイ高原牧場へ。前回も天気が悪かったんよなあ。 牧場内はまさに阿蘇の雰囲気がする草原ロード。思いっきり走ることができていい気分。でっかい草原の向こうに、でっかい十勝平野が広がる。 草原の強い風に吹かれながら、地平線を見渡す。う〜ん、前回来た時には感じなかった開放感だ。来てよかった。 |
次は芽登温泉へ。ローカル道道88号線はまさに爆走ロード。走って走って、山の中の温泉へ。温泉旅館の雰囲気がいい。
内風呂は男女別だが、露天は混浴。でも、おっさんばかり(笑)。 写真を撮ろうとしてると、後から入ってきたおじさんが撮ってくれた。釧路から来たおじさんは、山登りの人。語り口の柔らかい人で、話してても楽しい。 体を乾かすために仁王立ちしてるとチクッ! う〜、またお尻が腫れる。今年は虫によく刺されるよなあ。
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きわどく……ないよね(笑)。 腕がメチャ日焼けしてるなあ |
一面の紫。何の畑やったんかなあ |
掲示板をチェックすると、しもPさんが野付に向かって走っているという。 うまくいけば、会えるかもと思いメールすると、もう釧路に行ってると返事! じゃあ、どこかで合流しましょうと告げる。まあ、今夜の宿泊地で会えればいいやあ。 足寄からR274〜R392で白糠を目指す。ここの道2回目なんやけど、ホントにクルマがいない。歌でも唄わんと、ちと寂しいくらい。ひたすら走り続ける道だ。曇ってるが今日も暑い。 ところが、海に出ると急に風が涼しくなる。半袖はきついかなと思ったが、そのままイケイケ! 恋問の豚丼は近いぞ。
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道の駅しらぬか恋問に到着、迷うことなく一直線に食堂へ。目的は豚丼だ。 おっ、肉4枚とか6枚などメニューが増えてるぞ。迷わず6枚。腹減ってるもんねー。 炭火焼きされた大きな肉をガツガツ喰らう。う〜ん、食い応え満点! 向かいの席のライダーも豚丼の写真を撮っている。そうか、食い物写真を撮る姿って、あんなに怪しいのか(笑)。 しもPさんに連絡すると、先に野付へ行って、シマエビをゲットしてくれるという。ありがたや〜。
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丼から飛び出すお肉! |
うま〜い、ヤリイカの姿握り
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冷たい風が吹く釧路の海岸線を走り、次は回転寿司のなごやか亭へ。去年は札幌店へ行ったのだが、今年は本店の釧路へ。 一番うまかったのがヤリイカの姿握り。これはイカがメチャ新鮮で、甘みといい、歯ごたえといい最高だった。
あ〜、ハラいっぱい。2時間で豚丼と寿司を平らげたら、そりゃハラいっぱいやろ。 別海へ向かうR272をひた走る。なーんにもないところを、まーっすぐな道が続く。ところが、いつの間にか道路が改良され、高速道路の作りになっている。 う〜ん、飛ばせるのはいいけど、別海はやっぱり牧草&牛ロードがいいよなあ。
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別海まで来たので、しもPさんに電話。尾岱沼に宿を取ったという。もう宿に入っていて、シマエビもゲット済みだという。う〜、早く食べたい。 道道363を走っていると、畑の向こうに夕日が沈み初めた。今日は曇ってて、夕日は無理だと思ってたのに。きれいなオレンジ色だぁ。 うれしくなって、パチパチと撮影会。しもPさんを待たせてるという、後ろめたさを背負いつつ、写真を撮る手は止まらない。カメラ魂炸裂(笑)。 薄暮の中を走り、ようやく野付の海岸線へ。ついに北海道の東端まで来たぞぉ。 尾岱沼の宿に到着したら、しもPさんが出てきてくれた。初めてのご対面だ。
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道道363の畑で出会った夕日 |
1日走り抜いてのカンパーイ! ビールがうますぎる〜 |
もう暗いし、しもPさんと一緒に飲みたいので、宿に相部屋を頼むとあっさりOK。しかも、値切ってないのに、話してる内にどんどん値段を下げてくれる。商売っ気がないなあ(笑)。 まずは風呂へ。海に面している露天に浸かる。あ〜いい気持ちやあ。空を見上げながら、ふと思う。今日はちょっと走るつもりが、よーけ走ったなあ。数えてみれば340キロ。北海道だったら、ボチボチかぁ。
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さっぱりしたところで、しもPさんと乾杯! シマエビを肴にビールが進む進む。 初めて会ったのに、話が弾む。不思議なもんやねぇ。 シマエビは7月末で漁が終わり、冷凍物だったが、まだまだ新鮮でうまい。口に残る感じがないから、いくらでも食べられる。最後の方はおいら一人でパリパリムシャムシャ。エビ好きにはたまりませんなあ。 食うだけ食って飲むだけ飲んで、疲れた二人はコトンと寝る。いびきの競演だったはず(笑)。
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これがウワサのシマエビだぁ〜! |