北海道ツーリング2004・その10


帯広・新橋の豚丼だぁ〜!

旅行期間:2004年8月3日〜8月12日


■8月11日(9日目前編)曇り

 カラスの鳴き声で目が覚める。毎朝恒例の目覚ましになってきた。

 大高さんに電話をして、今夜の打ち合わせ。日勝峠の途中にある穂別のキャンプ場で会うことにする。

 向こうは今、富良野だという。峠を越えて、引き返すことになるけど、こっちに来てくれるそうな。ありがたや。


鶴居キャンプ場の朝
ここは無料で使いやすい


山花温泉の露天風呂
馬に乗ってないので、力が余り気味
 今日は釧路で馬に乗る日。メッチャ楽しみだぁ。10時頃から営業だと思い、ゆっくりスタート。

 ところが山花の乗馬へ行ってみると閉まってる。まだ早いかったかな……あ、あれ? 看板に定休日の文字がぁ。し、しまった〜!

 今まで休みにあたったことがなかっんで、無休だと思いこんでいた。楽しみにしていただけに体中の力が抜けていく、ぷしゅ〜。
 フェンスにもたれかかって、ガックシ。
 でもまあ、しかたない。山花温泉に入って気分転換じゃ。

 朝風呂はいい気持ち。お客さんもまだ少ないし。


 気持ちを切り替え、次は、阿寒のエゾシカバーガー!
 野付の宿で部屋に入れなくなった時、時間つぶしで読んだ新聞にバーガーの情報が載っていたのだ。

 道の駅阿寒丹頂の里に着くも、エゾシカバーガーがない。あれ?おかしいなあ。

 デジカメで撮っておいた新聞記事を拡大して、よーく見ると「13日から3日間のみ発売」って。ガ・ビーン! 今日は11日だよ。トホホ〜。

 今日2度目の衝撃。食いに来て、食えないのはキビシイ。口がもう、食べる気満々になってるからだ。


くりーむ童話のメロンアイス

阿寒のダチョウくん。
2羽しかいなくて、さびしそうだった。
 でもまあ、こんなこともあるわさぁ、と気分を変えて、くりーむ童話のソフトクリームを食う。何か食えば気は収まるものだ。

 道の駅向かいにある「赤い屋根」の裏手にダチョウを発見。遊んでもらううちに、エゾシカのことを忘れる。


 R38を走り、帯広へ。今日は海沿いが晴れている。釧路で天気いいなんて珍しい。今年の旅は天気に恵まれてるなあ。

 ところがやはり、しばらく走ると曇ってきた。さすがに今日はずっとジャケットを着ている。道東やもんな。これが普通。この旅初の涼しい日。

 浦幌から道道に入り、前から気になってた留真温泉へ行く。どんどん山へ分け入り、のどかな風景の中を走る走る。着いた留真温泉は、いい意味でひなびた温泉旅館だ。


道の駅しらぬか恋問で見つけた
元気な花たち


留真温泉はオススメの湯
のんびり浸かるのがいい
 しかし、今日3回目の悲劇!
 露天風呂が曜日別の男女交替制で、今日は女性用の日。ざんねーん。

 でも、内風呂の泉質がよくって、長湯したくなる感じ。北海道には有名温泉以外にもええとこがいっぱいあるなあ。

 風呂上がり、窓から宿の庭を見ると、大きなエゾシカと目が合っちゃった!
 数秒間じーっと見つめ合うと、鹿が「えらいこっちゃ」という顔をして逃げた。あの表情、人間みたいやったなあ(笑)。

 ところが、旅館の外に出ると、まだ庭の木の葉っぱなんぞをムシャムシャ食べている。人間なんぞ関係ないといった感じだ。
 おいらに気付いた鹿が、ノッシノッシとこっちに歩いてきたんで、一瞬ビビる!

 鹿は、プイと方向を変え、旅館脇に入っていった。接近遭遇、その距離1m。角がデカイんで、かなりビックリしたあ。


 地図を見ると、道道974で抜けると、池田への近道のようだ。
 いい景色でも見られたらいいなあと走っていくと、ダートに変わる。え〜っ! 実は、おいらの地図が古くて舗装路の表示になっていたのだ。

 でもまあ、数キロほどだろうと思い、そのまま突き進む。ガタガタ道も、たまにはええかぁ。
 道はジャリダートで、一部クネクネしてる所は危なかったが、全体としては走りやすい道だった。あ〜、久々におもしろかった。


ダートから脱出して、ひと息

十勝の雄大な眺め
 池田に出たので、初めてワイン城に行ってみる。腹が減ってたのだ。

 城から見下ろす眺めは素晴らしいが、おいらが好きそうな食べ物がない。ざんねーん。

 仕方なく飯は諦め、地下のワイン貯蔵庫を見学すると、すごいワインの香り。お酒の弱い人やと酔っぱらいそうや。


 腹減った〜!
 ここまで来たら、もちろん帯広の豚丼。前からチェックしていた「新橋」へ。
 店は、老舗の食堂といったいい雰囲気。人当たりのいい店のおじさんに勧められて、豚汁まで頼んでしまう。

 豚丼は肉盛りを注文。厨房でお肉をジャッジャッと炒めているのが見える。ああ、なんか音だけでもうまそう。

 そして、ついに飯の上に肉がてんこ盛りの豚丼が登場! これがうまいのなんのって。すごく丁寧な味って感じ。この店なら、他のメニューもうまいだろうなと思わせる味だ。豚汁も体があったまって、うまいうまい。こういう店好きななあ。

 お勘定の時、ライダーの人もよく来るんだよと話してくれた。いやはや、ほんと、旅先ではこういう店が一番うれしいねぇ。

(後編へつづく)


お肉がチョモランマ!

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