北海道ツーリング2004・その11


これが噂のスープカレー!

旅行期間:2004年8月3日〜8月12日


■8月11日(9日目後編)

 まだお腹に余裕があるんで、高橋まんじゅうへ。今年も焼いてる焼いてる。すごい数の大判焼きだぁ。

 あんことチーズを頼み、店内で食べる。すると入って来る人がみな、蒸しパンを買っている。だもんでおいらも、追加注文。これは懐かしいおやつって感じ。う〜ん、さすがに腹いっぱいやぁ。

 店の前で小さな女の子が「あの人いっぱい荷物積んでる」とおいらのバイクを見て言ってくれたので、スマイル〜。
 お父さんが「10年前に北海道へ移ってきたきたんです。今年はその中でも一番暑いですよ」と。ホンマに異常気象なんやなあ。

 出発しようとすると、女の子が「行ってらっしゃーい」と言ってくれた。ありがとー。メッチャうれしいなあ。


まんじゅういっぱい!
あぁ、全部食ってみたいな〜

あんことチーズ

蒸しパンは懐かしいおやつって感じ

 今夜は大高さんとラストディナーだから、豪勢に行こうと思い、ジンギスカン400g、メロン半カット、函館産イカソーメンを買い込む。

 駐車場に出たとこで、大高さんから連絡が。なんと、友人のバイクがトラブって、行けそうもないとのこと。ざんねーん!

 会えないのは、まあまた会えばいいんだけど、この豊富な食材を一人で食わねば……(笑)。

 すっかり夕陽が沈む頃、ようやく日勝峠に入った。アカン、完全に時間と距離を読み違えとる。しかも、車が詰まってて進まない。とにかく日高の道の駅まで行けば、なんとかなるやろ。

 暗くなって、照明の無い山道を走りたくない。なんとか明るいうちにと急いだが、日高に着いたのは19時。これじゃあ、もし大高さんが来られたとしても、穂別には辿り付けなかったかも。


400gのジンギスカーン!
食いきるべしっ

これは贅沢。メロン半玉独り占め
 逆に一人ということが幸いし、日高の沙流川キャンプ場泊に変更。これが、いい感じのキャンプ場でアタリ。入口近くにバイクを停め、テントを張る。

 ジンギスカン400gを焼く煙と音が、キャンプ場に広がる。
 イカソーメンは撮影しようとして、本日最後の悲劇! イカを落としてしまった〜(涙)。まあ、ソーメンなんで洗えば食えるかぁ……。結局食べたけど。

 デザートはメロン半カット。小ぶりなんであっという間に食べてしまう。こちらは大満足。

 今宵は流星群が見られるという話しだったが、曇っていて見えへんなあ。でも、お腹は十二分に満たされて幸せ〜。



■8月12日(10日目最終日)曇り

 最終日の朝もカラスで起きる。早起きだぁ。テントが朝露でビショビショ。でも、乾かしてる時間がないので、とりあえず拭いて撤収。出発!

 山の朝はさすがに寒い。夏というのに、ジャケットを着てちょうどくらいだ。
 日高のセイコーマートで地元のタンデムライダーと話していると、5時発でここまで来たそうな。道中はずっと寒かったという。

 朝の山道をグイグイ行くと、かなり走ってから、昨日泊まるはずだった穂別キャンプ場が現れた。こりゃ遠いやぁ。どっちみち昨夜には到達できませんでしたなぁ。昨日は日高泊で正解。


サイトは広くて、バイクが横付けできる
トイレもキレイだ
使いやすい沙流川キャンプ場



テント干し。乾いてちょーだい
 道の駅マオイの丘に到着。ここまで来ると、だいぶあったかい。
 いい芝生があるんで、テントをここで干そうっと。濡れたまま持って帰るのやだもんねー。
 テントを広げると、かなりビショビショだ。でも、どんどん気温が上がってるようなんで乾くだろう。

 マオイは「馬追」と書く。おいらはこれに反応してしまった。モンゴルへ行く前、何度も何度も読み返した本が、椎名誠さんの『馬追い旅日記』だからだ。

 あれから7年。おいらの旅も遙々来たなあ。そんな旅の中でも、やっぱり北海道は特別だ。空を見上げながら、いろんなことを思い出す。今日が最終日だから、ちょいと感慨深い。

 テントがぼちぼち乾いたんで撤収。


 次は、動物とふれあえる「花茶」という店へ。花がいっぱい咲いてるし、ポニーもいるし、羊もいるし、うさぎもいる。動物好きなおいらにゃ、ワンダーランドやなあ。

 マオイのイチゴソフトに続き、手作りソフトを食べる。朝から連チャン。最終日やねんから、いっとけいっとけ!(笑)

 まだまだ北海道を走りたいなあ。
 見渡す限りの畑、アップダウンの直線道路。時間いっぱいまでマオイ丘陵を駆けめぐる。


ポニーくんたちとふれあいました


こっちはバターライス
 さて、旅のフィニッシュはスープカレー!
 おいらは今年気付いたのだが、近年、札幌ではブームなのだという。こっちにきて、「北海道ウォーカー」とかをチェックしてると、必ずスープカレーの特集があるほど。これは食ってみなければっ!

 地元のことは地元の人に聞けってことで、アウトライダー通信員のyou-koさんに、由仁の「ファームヤード」という店へ連れて行ってもらう。

 初めてのスープカレー。なぜかパンかライスを選べという。えっ、カレーってかけるんじゃないの?と聞くと、そうじゃないそうだ。

 カレーはほんとにスープで、いわゆるカレーライスではないとのこと。いきなり勘違いしておりました。一人で来んでよかったぁ(笑)。

 出てきたスープカレーは器にいっぱい。しかもチキンがドーンと入っている。このチキンの肉はスプーンで触れるだけで、ホロホロ取れるくらい柔らかい。

 野菜がいっぱい入っていて、お腹もいっぱいになる。これはゆっくり食べるランチとかディナーって感じですなあ。いやはや、人気があるのも分かります。


これが噂のスープカレー


今回の旅ですっかりお世話になった
しもP&妻さん
 さて、いよいよ千歳空港に向かってラストラン。すっかり暑くなり、ジャケットを脱いで走る。今年の北海道はまさに暑い夏だった。

 出発まで空港内でうろうろしていると、ラストハプニング! なんと、しもP夫妻が見送りにきてくれたのだ。
 妻さんが「カクっとしてたんで見つけられました」って(笑)。わざわざ来てもらえるなんて、ホントにうれしいこと。心があったかくなる。

 みんなに見送られ、搭乗ゲートへ。旅人は感激しましたぞぉ。ありがとー!

 じゃ、また来年!

(おしまい)


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