北海道ツーリング2015・その2 


厚田〜増毛の日本海ラインで寿司三昧

旅行期間:2015年7月30日〜8月10日 全走行距離2605km


■7月31日(2日目) 曇りのち霧雨のち曇りのち大雨
 札幌の朝は曇り。
 まずは、朝食バイキング。本場のスープカレーは、朝から口がスパイシー。でも、なかなかイケますなあ。

 定番のベーコン、ウィンナー、ポテトサラダに、和食の焼き鮭、味噌汁、ご飯。

 そして、一番狙っていたのが、目の前で焼いてくれる、プレーンオムレツのたらこソース添え。これがアツアツトロッで、ウマ〜い。

 食後のデザートは程良い甘さのパイナップル。そして、モーニングコーヒーでひと息。ふぅ〜、朝から食った食った。


 さて、今後の予定だが、唯一決まってるのが、明日8/1筬島のホッカイダー祭り。

 そのため、今日から北上開始なのだが、天気予報を見ると、その方面に雨雲が。こりゃもう、カッパ覚悟で出発するしかない。

 朝飯を食い過ぎたせいと、急いでも雨だしー、と余裕もっていたら出発が遅くなった。10時半発。

 石狩まで来ると雷注意報。でも、雨は降っていない。このまま曇りで行けたらなー、と思った途端、雨がパラパラ。

 ちょうどホクレンがあったんで、給油&ホクレンフラグをゲット(↑)。

 おおっ、片面がホッカイダーバージョンだ。もう片面はマンガのワンピース。

 雨が止みそうにないので、ホクレンの軒先を借りて、カッパを着る。そしたら、雨が弱くなる。なんでなんやろねー。

 カッパを脱ぎたいけど、脱いだらまた降るやろうから、そのまま行くことに。


この旅、初カッパ記念に1枚パチリ

 厚田まで来たので、久しぶりに「かねとも寿し」へ。
 ミシュランに掲載されてからは大繁盛らしく、開店前に訪れても大行列の人気店となり、再訪できずだった。

 時間は12時半。ふらっと行っても無理やろな。でも、店だけでも見たいなあ、と立ち寄ってみると、なななんと、暖簾がかかり、待ち人の姿も見られない。

 もしや……と思って、店に入ってみると、あっさり座ることができた。
 こんなラッキー有り?

 2200円の最特上生すしを注文。おいらの次に入ってきた人が注文すると、そこでネタ切れに。おおっ、ギリギリやったんや。めちゃラッキー。

 出てきた寿司は20貫。
 まず一つ、うまい。二つ目はうみゃい。三つ目はウマすぎる! もう箸が止まらない。どれを食べてもネタが新鮮でウマイっス。

 こりゃたまらんばい、と喜んでいると、さらに3貫、サービスで出てきた(↓)。これがまた、美味いのなんのって。

 やっぱり、かねともはサイコーですなあ。全23貫完食。ごちそうさまでした。


寿司下駄に乗りきらない4貫は小皿に

(追記)
 かねとも寿しさんは、2018年に閉店されました。
 2016年12月に一度閉店し、2017年にテイクアウト専門店として再開されたのですが、2018年春に閉店が決定したそうです。

 2009年の夏、偶然にも大将と一緒にテレビ取材に出演したことと、本当に美味しかったお寿司を忘れることはありません。

 左写真の寿司3貫は、上の20貫を食べた後に、大将が「おまけ」と言って出してくれたサービス品です。お店に行った人ならご存じでしょうが、これは大将の気持ち。ありがたいことです。

 お店に迷惑になってはと思い、2009年の北レポには、おまけのことを書きませんでしたが、ぼくの食べっぷりを見て、たくさんサービスしてくださいました。
 ものすごく美味しかったし、嬉しかったです。

 2度しか訪問できませんでしたが、本当に思い出深いお店です。ありがとうございました。

2009年『かねとも寿しでテレビ出演』レポは、こちら


 やあ、食った食った。さすが23貫も食べると、お腹いっぱいや。

 腹ごなしに、高台にある厚田公園展望台・恋人の聖地へ行ってみる。

 坂道を上がっていく、そこには城のような建物と、ハート型のモニュメントが立っていた。海を見渡す、眺めの良い展望台だ。

 雨が止んだので、運動代わりに、バシバシ記念撮影。昨日から、食ってばっかりやから、食った分は動かなきゃ。


ハート型のモニュメントと記念撮影
 恋人の聖地らしく、フェンスにはハート型のプレート付きの南京錠がいっぱい取り付けられている。
 結構、たくさんの人が来てるみたいやなあ。

 ちなみに、この展望台がある国道231号を「あいロード」と呼ぶそうだ。


 海岸ロードをさらに北へ。浜益まで来ると、雨上がりで濃霧発生。真っ白けで前が見えないほど。

 乾かすつもりで着続けたカッパも、日差しが出てきて暑い暑い。さすがに脱いだ。

 ところが、雄冬のトンネルを抜けると、一面の曇り空。途端に、空気がヒンヤリしてきた。さっきまで、暑い暑いと言ってたは、どこへやら。

 道路沿いの温度計は、気温22度。さすがに涼しいを越えて、寒くなってきたぞ。

 こりゃもうガマンできん、と防寒のため、一度脱いだカッパをまた着ることに。忙しいなあ。


トンネルを抜けて振り返ると、山が真っ白

 ようやく増毛に到着。いつもなら、ここで甘エビ丼だが、まだ寿司で腹一杯のままだ。そこで、国稀酒造へ。

 館内では高倉健さんの映画「駅 STATION」を特集し、展示していた。

 名物の酒飲みクマさんを見にいくと、笠をかぶってる(←)。

 なんだかカワイくなってるクマさんと、記念撮影。明日も筬島でホッカイダー・クマさんと会うんだよなあ。


 その「駅 STATION」のロケ地になった増毛駅へ。中が売店になっていた。

 古びた駅だが「遠くへ行きたい」の曲が似合いそうな、哀愁のある雰囲気。
(※増毛駅は2016年に廃駅になりました。)

 写真を撮っていると、暗くなってきた。雨だ。ポツポツ…ボツボツ…ババババーッ! あかーん、大粒や。
 大急ぎで、カッパを着て、出発。


増毛と書いて「ましけ」と読む

駅前に残る、古い旅館の建物


広い屋根付き駐車場で良かった
向こうがジョージのバイク
 そこからは、ノンストップで留萌へ。今夜の宿へ駆け込む。

 駐車場にバイクを停めた途端、バケツをひっくり返したような大雨に。ギリギリーセーフ。

 しかも、駐車場にはバイクに乗ったジョージの姿が。同じように雨の中、ここへ駆け込んできたようで、ちょうどカッパを脱いでいる。いやはや、奇遇ですな。

 宿の部屋に入り、窓の外に降る雨を眺めながら、ようやくひと息。はぁー、最後の最後に降られたよ。


 小降りになってきた。そろそろ外に出られそうだ。こんな日はパァーッと豪華な晩飯を。

 宿のそばにある、丸喜寿司へ。
 昼も夜も、回らないお寿司屋さんって、食い道楽の旅ですなあ。

 カウンターに座って、まずは増毛で食べ損ねた甘エビ丼。
 剥いた甘エビが15尾くらいのっていて、甘〜い。これは3時のおやつ。

 次は晩飯。握り寿司を注文。
 これがもう、数の子うま〜い、イカうめ〜、ホタテでっけー。どのネタ食べても、感動的なウマさっス。こりゃ、おいらの中で「回らない寿司」ブームがきたかも。

 思えば、今日は海鮮三昧の一日。昼と夜で、回らない寿司33貫+甘エビ丼まで食ったよ。いんや〜、北海道の海の幸を満喫したなあ。

 宿に帰ってきてから「しまった、今日は甘いモノ食ってないや」と気付いた。

 外は、窓を打ちつけるほどの大雨。スイーツを買いに行くのはちょっと無理ですなあ。

 ならば、さっき食べた甘いウニがスイーツだったことにしよう。今日は一日、ごちそうさまでした。


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